梅雨明けを仄めかすような
黄色い花の一粒の滴り
朝のはじまりに弾ける
スペクトラムのヒカリたち
ケン・ウィルバーさんも瞑目して
天地の融合を知らせる
人の意識は時代を超えて波飛沫(しぶき)を増幅させ
もうすぐ
きらびやかな宝石たちの夢の調べを奏ではじめるだろう
でも地上はまだまだカオスで充ちている
依然として痛みや綻びが方々で見うけられる
僕も明日の数学の積分の試験を気にせず
躊躇う気持ちの湿気を拭い去り
イエスと共に一匹の羊を担う
透明な水晶体でありたい
試験準備も手につかず
もう気分ははすでに海浜公園の下の
砂地に立って
彼方を目指して風を送っている僕を描く
躊躇う気持ちは微塵もないほど
https://youtu.be/htzN-yq2arA
yactha john s. 「 スペクトラムな水晶体 」