oceanside

仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

Quantum Leap

2021-09-22 05:05:44 | 日記
ある時 宇宙の始まる前に「前宇宙君」 少しだけ休もうと思った
ビッグバンを起こし その瞬間「今の宇宙君」を生んだ
赤ちゃんが幼児に変わる時
部屋の角に辿り着きたいと気づいた時
彼(彼女)の脳の思考パターンは進化し成長する
成長とは手が届かなかったものに手が届くようになったこと
この変化はエベレスト登頂迄も続き さらに宇宙のボーダーラインを超える

自分の欠落に失望したら 進化の停止が起きる
恐れたら自分の限界を自分で決定してしまっている
今 恥をかいてもいい 自己をさらけ出し リスクを負うんだ 格好つけてる場合じゃない
今を生きる 内にある情熱に正直になれ
そして もう一人の自分に脱皮するんだ

今 我々の銀河は 250万光年先のアンドロメダ銀河とぶつかりつつある
40億年なんて待たなくてもいい
今 勇気を出す時だ 今までの自己イメージを壊す時だ もう一人の新しい銀河(自分)とぶつかれ
なぜって「私」が「今の宇宙君」そのものなのだから

yatcha john s. 「 quantum leap 量子的飛躍」


ミーターの大冒険 エピローグ 12 「ハニス、イオス星に行く」

2021-07-31 07:13:42 | 日記
12 ハニスさん。この場所にご案内いたしましたのは、他でもありません。生前のアルカディアが眠っている場所でもあり、そのアルカディアが彼女の生涯、夢にも見た因縁の場所だからですよ。ここにご案内すれば、わが盟主ダニールも、「さぞ、ハニスさんも、日頃の疑問も四散するのでは」と言ってました。

 ドースさん、その盟主って、もしや、「不死の従僕ダニール・オリヴォー」ではないでしょうね?

 おっしゃる通りです。ハニスさん、流石、元ミスター・ジャーナリスト!

 ちょっとした映像をご覧下さい。あなたに今後の期待をいたして。450年前にこの部屋のホノグラフをお見せいたします。
 そう、ウオンダ・セルダンの死の床の場面です。部屋の陰ですすり泣きしていますのが、恥ずかしい限りですが、「わたし」です。

 そうしますと、その時に、あなた様の隣には、例の「従僕」が!!

 ハニスさん、相変わらず、感が鋭いですね。ダニールから直々に指示されておりますことをお伝えいたします。
 ダニールはこう言っております。
 神妙にお聴き下さい。
 「ジスカルト・ハニスには次の銀河の命運は残念ながら見せられないが、わたしの盟友ジスカルトの役割を担って貰う、たぶん彼(ハニス)はこのことが彼の名誉だと察しできると十分確信する。
 あのプリーム・パルヴァーに協力したベイル・チャニス※の孫のジスカルトだからな。」

https://youtu.be/B7EAdAWRfV8

yatcha john s . 『ミーターの大冒険』 エピローグ 12 「ハニス、イオス星に征く」

※ トランター以外にも、第二ファウンデーションの拠点は存在した。その中でも、シリウス星系にもっとも近い星として、「コンポレオン」があげられるが、ここの人々はここが人類発祥の地と呼んでいた。ベイル・チャニス(Bail Channis)はプリーム・パルヴァーのもとから、後に、ダニール・オリヴォーによってコンポレオン(Comporellon )に匿われていた。チャニス(Channis )はコンポレオンのハニス(Hannis )の意味である。

 画像は、ハリ・セルダンを自分の機能停止を覚悟で、必死で守った500年前の美貌のタイガー・ウーマンのドース・ヴェナビリ。


ミーターの大冒険 エピローグ 9 「そして 紫に輝く星雲?」

2021-07-11 20:13:51 | 日記
9 ハニスさん、まだ驚くのは早すぎますよ。ある時、アルカディアはそのガール・ドーニックの著書「ハリ・セルダンの生涯」の中になにやら無造作に書かれていた暗号を拾い出して、彼女の持っていた紫色のシリンダーペンダントを重ね合わせた時がありました。
 そしたら、なにやら謎めいた方程式「セクション33A2D17」という文字が浮かび上がって来たのです。アルカディアはそれを「ウォンダ関数」と名付けました。
 アルカディアの顔の前に突然、ホノグラフが現れて、紫の一点が輝き出しました。それから、回りの青い空間が徐々に輝く紫に侵食され、それからその紫の中から、赤い粒々が現れたと思ったら、それらが結び付き、紫の中心部が赤いコブのようになって行ったのです。

 この現象が起きてから、アルカディアは、それがハリやウォンダ、そしてユーゴが大事にしていた「極素輻射体」と同じ原理の動きだと確信していたみたいです。
 後々、僕に何度もこの現象の意味を説明してくれました。
 方程式「セクション33A2D17」はトランターです。その逆関数が「線の端」を意味するターミナス。
 赤い粒々は、第二銀河帝国の誕生。
 そして、ここターミナスから、今度は、大ブラックホールの先のトランターまで一直線を引いて、それをさらに先に伸ばし、銀河の反対側辺りに目当ての故郷の星があるとふんだのです。

 そればかりではありません。
 セルダン理論の根本は「自ら変移する」こと。
 この銀河の端の向こう十九万九千光年先には、紫に輝く小マゼラン星雲があるではありませんか!

 yactha john s. 『ミーターの大冒険』エピローグ 9「 そして 紫の星雲?」


流れる宇宙の砂

2021-07-09 04:20:57 | 日記
夜ではないにしても
太陽が耀き昇る朝なのか
お日様が汗をかく昼なのか
すこし疲れを覚えた夕方なのか

流れる宇宙の砂なのか
流れる時間をいとおしむ若い血なのか
過ぎ去る時代を忘却の彼方に無理して押し込む老いた惑星なのか

生まれたての白
愛される黄
羽ばたく黄緑
生い茂る緑
透明な喜びの青

すべては音楽 流れる砂 波 潤い
返しては返される人の情けの如し

yatcha john s. 「流れる宇宙の砂」


チャーチルの生き方

2021-07-07 04:42:40 | 日記
チャーチルの生き方
 大いなる挫折、誰にでもあります。ウィンストン・チャーチルにだってありました。彼が新しい世界を見いだしていなければ今日があったという保証がないと言っても過言ではありません。ヒットラーの統一社会主義、利益追求の資本主義経済、スターリンの独裁共産主義ではない、第四の選択。これこそが彼の結論でした。
 自然に触れて、それに没頭する時間が、彼本来の潜在能力を表面に浮き上がらせのです。今では、当たり前の思想、世界が生き残れる思想。彼は当時新鋭の経済学者ピーター・ドラッカーの「経済人の終わり」(1939)をたまたま手にしました。この偶然が、端的にいえば、今日を作り出したのです。
 彼はまた、あのSFの巨匠、H・G・ウエルズの友人でもありました。
 ピーター·ドラッカーの特徴は、極めて端的にいえば、日本の文化からくる経営理論です。そしてチャーチルが自然に触れた、と言えば産業革命で荒廃しきった国土を素晴らしい緑地に変えたナショナルトラスト運動を忘れてはならないでしょう。しかも誰も言っていませんが、それにも日本文化の発見が寄与してたかも知れないのです。

絵 ウイリアム・ターナー