oceanside

仏語、英語学習者。アイザック・アシモフのファン。ノース・ホワイトヘッド思想信奉。縄文志向、仏陀志向。

僕の永遠

2022-09-08 12:25:56 | 子供時代
いとおしさに向かって
永遠の流れに身を委せ
心ゆくまで

光の速度に抱かれるまま

その世界は時がとまり
大宇宙はすっかりもう
手のひらでその感触を味わえるばかりになって

真実とか命とかという
大袈裟な一切の計らいも必要としない

「時間よ、とまれ!」の合図のような
昔懐かしのNHK のSFドラマに憧れた
あの時の少年に戻りたいのです

時あたかもめくるめく
津波と原発事故
コロナと二度目のオリンピック

ツベルクリンの注射でも
校庭に逃げて

先生に追い掛けられ
捕まった

あの時の小さな少年の時代に戻りたいのです

階段から降りて来たおかっぱの髪に少し触れただけなのに
何十年後も思い出となるような

廃校になるまえのあの校舎のあの階段のステップを踏みたいのです

一段一段と昇る感触を
もう一度
味わいたいのです

https://youtu.be/8imNDSw9LrM

yatcha john s. 「 僕の永遠 」


揚羽と夏休みの宿題と夢うつつ

2022-09-07 20:50:21 | 子供時代
チェックの半袖シャツ だぶだぶの半ズボン
麦わら帽子がよく似合う男の子

今日は揚羽だと スイカ食べかけ母ちゃんに告げる
母ちゃんつかさず 昆虫取りの網を渡してくれる

夏休みも終わりの少し秋風が蝉の声に紛れて
追いかけ追いかけ 気がつけば隣村のオバチャンの家
百日紅(サルスベリ)は記憶の花
窪地から狭い坂道には柚子の木

おにぎりを二個食べたら うとうと
国語の教科書に書いてあった「揚羽の夢」のものがたり
同じ夢を見た

孫の夏の休みも何日も過ぎた今日
自分の夏休みも半世紀以上も前
週末の午後 うとうと
揚羽の夢を見た

勉強中のギリシャ語 「蝶」は何かと調べたら
「プシュケー」 日本語では「魂」

yatcha john s. 「 I remember...」




Arrival

2021-12-18 14:35:09 | 子供時代
夢のフェニキア人の帆船
今では宇宙を駆け巡る
カルタゴの魂を受け継ぐものに

愛のフェニキア人のカルタヘナはなんどもよみがえり
今では希望の架け橋に
ハンニバルの悲しみを乗り越えるものに

何度も蘇れ 
小さな灯火からでも

yatcha john s. “カルタヘナ=カルタゴ・ノヴァ”