New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

2022 春のツアー 6/4~6/12

2022-07-27 05:14:42 | New York
6月12日 日光・渡邊佐平商店
午前中は雨も降ったが、午後からは良い天気となり、満杯のお客様。久しぶりに出かけたという方や生演奏はやっぱり良かったという方など、コロナ禍、演奏会を控えていた方達が凄く喜んでくれて、我々もとても嬉しい。子ども連れも何人かいたので、子どもの知っている曲から、渡邊佐平商店180年にちなんで180年位前の曲まで、またリクエストにも応えて、色々取り混ぜた、たっぷり2時間のコンサート。
休憩時には皆さんお酒の試飲を楽しんだり買い物をしたり、とこれも楽しんでいた。我々も終演後には各自、お土産を購入。
ここのお酒のバウムクーヘンは、メチャクチャ美味しいのです!来年の再訪を約束して、東京への帰路に着く。 
 
 
6月11日 名古屋・長尾邸
 
恒例の長尾邸でのサロンコンサート。コロナで2年お休みしたので3年ぶりの訪問。以前と同じように15人のお客様が、食事とお酒を楽しんだ後に、三上トリオの演奏を楽しむという趣向。
 
6月10日 裾野・裾野市民文化センター「0才からのジャズコンサート」
「0才からのジャズコンサート」午前の部、終了。丁度一杯のお客様に来場頂きました。泣いていた子も演奏が始まったら泣き止んで、ノリノリに楽しんでくれました。平日にもかかわらず、パパも一緒の家族も大勢来場してくれて嬉しいです。
午後の部は幼稚園帰りの子たちが多いと思っていたけれど、乳児と幼児の家族が半々位、170人が来場して一杯になりました。
元気の良い子たちが多く、踊ったり手をたたいたり大盛り上がりで、アンコールは思わず2回出てしまいました。
 
6月5日 東京都・江東区総合区民センター「午後ジャズ」
「三上さんの大人向けのジャズもき聴きたい」と、開催が決まった「午後ジャズ」。120人定員の客席は、ほぼ満席で迎えることが出来ました。総合区民センターが頑張って宣伝してくれたのと、ミュージシャンそれぞれの家族、友人、知人、生徒さん…と、知り合いも大勢来てくれたお陰です。いつも「0才からのジャズコンサート」を開催しいるこの会場では初めて、照明を暗くして椅子席だけの会場設営。
帰りの皆さんの様子やアンケートで、とても楽しんで頂けたと感じて嬉しく思います。
 
 
6月4日 東京都・江東区総合区民センター「0才からのジャズコンサート」
『完売御礼、真っ青晴れ空でスタートした本日のコンサートただいま、クライマックスに向けて素敵に進行中。
そんな本番真っ只中のZERO JAZZから撮れたて本番写真をお届け!これを見てちょっと気になった、アナタ!
今年の区民センターのジャズはなんと2days!明日もありますよ!今日が0才からシニア迄みんなで楽しめるジャズなら、明日の「午後ジャズ」は大人の素敵時間に捧げる魅惑の音楽空間。』(江東区の広報より)
江東区での「0才からのジャズコンサート」は今年で12回目の開催、毎年恒例行事となっています。 
コロナ禍、収容人数が120人との制限があり、3回公演共に完売となりました。ずっと平日開催だったのが初めて土曜日に開催したことで家族連れが大勢来場してくれました。大人だけの方も多く、程よく一杯になり、気持ちよく聞いて頂きました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ライオネル・ハンプトン国際音楽祭

2019-02-24 11:20:00 | New York
 ライオネル・ハンプトン国際音楽祭は米国北西部のアイダホ州大学で毎年2月末に開催される。ハンプトン楽団のピアニストとしての初参加が1992年だから、出演歴30年に近い。

 このフェスでは、楽団と共にジェリー・マリガン、ディジィ・ガレスピー、ベニー・ゴルソンといった巨匠達と共演した。ドラムのエルビン・ジョーンズ氏とはトリオで演奏する機会があり、ダイナミックなのに全然うるさくない彼のドラミングに驚いた思い出が忘れられない。

 今年は午後5時にNYを出発。シアトルまで6時間、プロペラ機に乗換えて1時間。アイダホ到着は朝の2時だが、3時間の時差のある西海岸では未だ夜11時である。

 翌日の午前中にゲスト歌手のアントニナ・ベネットさんとリハをして、夜8時からコンサート。

 終了後に対バンのヴィレッジ・ヴァンガード楽団と合同記念写真を撮る。

 翌朝、3時半にホテルをチェックアウトし、空港に向かう。ここがヒット&ランの辛いところだ。若手の楽団員は眠らずにジャムっていた、との事。


プログラム


プログラム2


演奏前の広い会場


譜面台


アントニア・ベネットさんと


全景


Blue Note

2017-08-06 23:09:00 | New York
新生ライオネル・ハンプトン楽団のNYブル―ノートでの演奏には満員のお客様。

それぞれが生前のハンプとの演奏を体験しているミュージシャンなので、この楽団の特徴である豪快なスイングは少しも衰えていない、のが一緒にやっていて嬉しい。

写真をご覧ください。この日の演奏はYoutubeにも沢山、載っています。









New Lionel Hampton Big Band tour

2017-03-01 22:37:00 | New York
2月24日朝3時に起きてニューワーク空港へ向かう。アラスカ航空で6時間、シアトルで乗り換えて、ライオネル・ハンプトンジャズ祭の会場アイダホ州立大学に着いたのは午後4時(NY時間で午後7時)である。

 翌25日にはバイブにジェイソン・マルサレスを加えた新生ハンプトン楽団が3千人の聴衆の前で演奏、26日にアイダホからサンフランシスコに向かい、その日の夕方はサンタクルーズのライブハウス「Quixote's」で演奏、27日はオークランドの「Oaktown」、28日はジャズの老舗「Yoshi's」で演奏した。

 ここは日本食レストランだが、隣接したブルーノート並みの広さの立派なライブの店で毎日、有名ミュージシャンが演奏する。お会いしたかったオーナーのヨシさんは高齢なので自宅にいるとの事。ここは是非、訪れたかった店なので演奏出来て光栄である。店の横には電車の線路が敷かれていて、ときおり大型の貨物列車が通るのだが、防音が良くて室内には聞こえて来ない。

ここで2016年に線路の向こうのホテルに戻る途中の「Power of Tower」の3人が事故にあった。線路には囲いが無いので横断自由だから危険この上ない。

3月1日は「Rossmoor」というリゾートにある会場で演奏。新生ハンプトン楽団のミニツアーは成功裏に終了した。









キャロウエー楽団・カーライル・クラブ

2016-06-25 09:50:00 | New York
 今日のキャロウエー楽団の演奏はバージニア州アレクサンドリアという街だ。

 同乗させてもらうはずだったドラムのDavid Gibsonは前日はミネソタにいてJFK空港に戻ってから出発というので時間が読めないので、私は単独で首都ワシントン行きのバスを使う事にした。

 マンハッタンの西34丁目から30分毎に出ているメガバスの料金は$25、鉄道だと$130もかかる。Wifiや電源も付いているこの2階建てバスは、なかなか快適である。4時間半でユニオン・ステーションに到着。

 ここからバージニア州は川向うだ。地下鉄はNYと違う器械なので切符の買い方が分からない。隣の人達の様子を見て、日本のスイカのように接触させるだけで良いことが分かった。構内は天井がとても高くて、非常時の核シェルターを想定されて作られたのかもしれない。なのに照明は薄暗くて、変だ。

 30分後に到着したアレクサンドリアは綺麗な町、演奏会場のカーライル・クラブはアールデコ調の洒落たサパークラブ。ステージが狭いので、今日は7人編成、エリントン時代に共演したサックスのチャーリー・ヤングやバージニアに引っ越したトロンボーンのイスラエル、ベースは地元の女性奏者、ニコルさん。

 リーダーのクリスは、お祖父さん伝来の「ミニー・ザ・ムーチョ」で喝采を浴びた。

 ホテルに泊まって、翌朝は地下鉄でDCに戻る、乗換駅はチャイナタウン駅だったので、途中下車して散策、日曜の朝10時のせいか、広い通りは静かでゴミも落ちていないから、喧騒のNYの中華街とは大きな違いだ。昔の家並も残されているから、ユックリと遊びに来たい地域だ。

 少し行くと大きなバスが数台止まっている、訊いたら各都市を結ぶ「チャイナタウン急行」だった。マンハッタン行きもあったので、これに乗る。料金は$23。午後3時にNYに着いた。往復9時間、自分で運転して行くより、バスは便利で楽だったなぁ。