フィラデルフィア美術館

　昭和のモガモボ時代の扮装でスイングダンスを踊るイベント、これまではマンハッタンで行なっていたが、今回は

　フィラデルフィア美術館での開催である。NY市内から2時間で到着、会場は映画「ロッキー」で主人公が駆け上ってVサインを送るシーンに使われた、というので庭にはロッキーの像が設置されている。俳優には似ていないが。

　演奏は数十ｍの高い階段のある広間に、たくさんの人々が集まるが、踊る人が案外少なくて、結局はコンサートになってしまった。

　演奏者は佐藤修也（サックス）、古賀マリ（ボーカル）、平河祐一（ドラム）、大塚たけし（ベース）と私であった。

帰路２

　朝4時起床、空港に向かう。NYに戻る特別便は７時半に離陸。のはずだったが、熟睡中の朝の3時にEメールで「午後3時に出発に変更」との連絡。一体、どうなるのやら……。

　で、ロビーに行くと同じように困り顔の人々が集まっている。その中の一人が、アムトラック鉄道で行くと言うので、彼と共にタクシーで駅に向かう。朝6時の列車に乗り込む、$120の切符代は、後日、アラスカ航空に払ってもらう事になる。

　列車内には無料インターネット接続が出来る。窓外の米国東部の雪景色を眺めながらYoutubeで聴く枝雀さんの「三人旅」。

　4時間で着いたマンハッタンは雪も溶けて何事もなかったような素振り。しかし、この出来事には、長年アメリカに住む私ださえ困惑したのだから、英語も不自由な旅行者だったらどうして良いか分からなくなってしまうだろう。

帰路

　飛行機は朝の７時に出発、目的地はニュージャージー州のニューアーク空港なのだが、6時間後に到着したのはボストン！

　今朝からの大雪でNY周辺の空港は閉鎖されてしまっている、との事。ここで足止め、だがホテル代は航空会社が払ってくれる。色々と待たされて、結局、夜の10時にヒルトンホテルに着いた。

　100人の乗客のホテル代だけでも$13000、これに食事券$20x100=$2000、タクシー代も支払うのだから、雪という天候のせいでアラスカ航空は大損害である。