New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

最終日 八王子市・南大沢文化会館「0才からのジャズコンサート」

2013-11-28 22:38:00 | 2013年秋のツアー
 朝6時起床、7時前なのに東西線ははやラッシュの予兆。京王線南大沢は千葉方面からは乗り換えは一回だが2時間弱かかる。ここの駅前には大きなショッピングモールや大学があるので若者で賑わっていた。

 南大沢文化会館の交流ホールは円形で素敵な造り、ピアノは大きなコンサートグランドである。

 11時からと3時からの演奏は、初顔合わせの有明(バイブ)+横山(ドラム)。初めての会場での「0才からのコンサート」だったが、ホールの方々も親切で支障なく終わる。

 八王子市では、半年前に八王子駅近くのホールで開催したが、その時気に入って二度目の来場の方が何人も。そしていつもいらしてくださるH女史が浅草から最後のライブに駆けつけてくれた。(H女史は福岡の「時季のくら」)にもご夫婦でいらしてくださったのである!

 今年のコンサートツアーの最終日は、たくさんの子ども達、お母さん、一般の大人の方々と共に。








ポスターを貼る看板は本物のピアノの鍵盤です

 今回初めての滝、横山両氏のドラマー、ご機嫌なスイングありがとう。頼りになる林、池田、有明、今村の各氏、お疲れ様でした。

 毎回のツアーのたびに、テクノロジーの発展普及ぶりに驚かされる。今回はほとんどのホテルで無線Wifiが使えるようになっていた。LANケーブルから無線が使える簡易ルーターの事も今村氏が教えてくれた。林さんからはタイヤの空気を入れる軽量コンプレッサーの存在を知った。

 利用したワゴン車にはカーナビはもちろん、後方カメラでバックの際に後ろを映してくれる。

 私が日本ツアーを開始した当時はワゴン車にカーナビさえ付いていなかった。各地のホテルや会場の周辺地図を印刷して持ち歩いて探していたのが嘘のようだ。


那須塩原・大黒屋

2013-11-26 21:10:00 | 2013年秋のツアー
 今日は那須塩原、板室温泉の大黒屋で演奏会。「保養とアートの宿」と銘打つだけあって敷地内にモダンアートが並ぶ、室井社長のセンスの輝く美術館のような旅館である。

 「音を楽しむ会」の月例128回目のコンサート、私は2年ぶり二度目の登場となる。常連のご夫婦や女性グループなどの宿泊客と、ジャズ好きでいらした那須周辺の方々でちょうど一杯のお客様。

 演奏後には露天風呂、さてお料理は?如何に。献立「小鉢・釜揚上げ豆腐、前菜・もずく酢、烏賊真砂和え、焼たらば蟹、海老芋雲丹焼き、蛸ちぎり鍬焼き、刺身・寒八、帆立あしらい、焼物・鰆味噌幽庵焼き、強肴・柚子愚羅丹、鍋物・牡蠣鍋味噌仕立て、デザート・嶺岡豆腐、香の物・浅漬け、ごはん・栃木県産こしひかり」となっている。

 ここで声を大にして言いたいことが一つ。「ツアー中、いつもこんな豪華な食生活をしているのではありません!」コンビニ弁当だけの時も多いのです。でもその時に写真は写さないので、どうしても美味しい料理の写真ばかりが並ぶのです。

 今日は林さん、最終日。また来年よろしく。


玄関にかかるのれんもアート


これもアートの一つ




現在展示中松田百合子さんの作品と椿


庭にはいろりがあり、いつでもお茶が飲める


紅葉は昨日の強風でほとんど落ちてしまった


ポスターのガラスに映っているのは本物の木の影です


リハーサル中


壁にかかっているのは菅木志雄さんの作品


開場前の静寂


開演時間が4時半なので、外はまだ明るい




演奏後の食事



喜多方にて休み

2013-11-25 17:59:00 | 2013年秋のツアー
 喜多方で休み。喜多方ラーメンを5つの店で食した横山、お皿二枚を骨董屋さんで、漆塗りのガラス器を専門店で購入の林、何故か焼肉定食だった三上と各自が自由行動でした。



喜多方のシンボル甲斐家、一般公開は今シーズンは明日で終わり


甲斐家の庭

さすがに蔵の街喜多方。色々な蔵がある






福島県喜多方市・大和川酒造

2013-11-24 21:04:00 | 2013年秋のツアー
 久しぶり二度目となる喜多方の大和川酒造での演奏は、昭和4年に建造されたという昭和蔵で、昼間は「0才からのジャズコンサート」、夜は「New York Jazz ナイト」と題したコンサートである。

 広い室内はとても寒かったのに強力なストーブをつけたらあっという間に暖かくなった。

 昼の準備が終わると、ドラムの横山氏は早速、喜多方ラーメンを食べに行った。演奏後にも他の店でラーメンを。それぞれスープの味付けが異なるようで、明日は休みなので早起きしてまたラーメンとの事。

 では我々も町に……しかし驚いたことに殆どのラーメン屋さんは夜の7時には閉まっている。喜多方ではラーメンを朝ごはんに食べるようで、開店が朝7時なのだ。

 喜多方で初めての「0才からのジャズ」は、日曜日とあって乳幼児から小学生までの家族が来てくれた。

 ここは酒蔵なので、夜は大和川酒造のお酒を飲みながら聴けるコンサート。社長も飲みながら聴きたいと楽しみにしてくださっていたのに、ロシアへ出張とのことでお留守でした。大和川酒造のお酒が、社長の手腕と日本酒ブームで世界中に広がり始めている。

 宿泊のガーデンホテルは、エコ自然派のポリシーがあって、素敵なホテル。朝食は自家製の無農薬野菜を使っているし、図書やアメニティも充実していて、工藤社長の気配りが隅々まで行き届いている。

 今年の3月に経営が変わって工藤社長に変わったとのこと、以前からずっと働いている従業員の方たちも、3月からとても気持ちよく働いていると、皆さんとても親切でした。


左端に貼ってあるのが、我々のコンサートポスター


隣は煉瓦作りの郵便局


駐車場にはいちょうの大木がある


「昭和蔵」ここで演奏します


仕込み水


2階の手すりには酒瓶が使われている


リハーサル






昼のコンサート


夜の演奏

茨城県牛久・ハモナカフェ

2013-11-23 23:58:00 | 2013年秋のツアー
 茨城県牛久の「ハモナカフェ」は2010年に初めて演奏させて頂いてから毎年呼んでくださって、今回で4回目となる。

 ここは通常の飲食店の営業に加え、ピアノ教室などの文化教室や各種講習会を催したり、ギャラリーとしても使用され、地域のコミュニティーセンターの役目も果たしている。

 昨年と同じく私のコンサートに合わせて現在2階で開催されている「写狂老人(倉持純男)」氏の写真は実にユニークで素晴らしい。

 バリアフリーに設計されているので、障害者の方々も利用しやすい。

 福祉活動にも造詣の深いお母様の思いを、今は娘のあすかさんが引き継いでいて、変わらずに良心と思いやりのこもった素敵なお店である。

 
 今回、こちらの都合で日程を変更して開催したのがいけなかったのか、いつもは満杯の客席が少しさびしかったが、ジャズをよくご存じの方や毎回楽しみに待っていてくださる方ばかりで、気持ちよく演奏した。


リハーサル中