朝9時出発、隣のニューメキシコ州アルバカーキーまで飛行機で1時間で到着。今日からのホテルはハイアット、東京の新宿西口にありそうな高級ホテルである。これだからツアーは難しい。
昨日までは高速の横、レストランも1軒だけという辺鄙な地域にあるモーテルだったが、部屋には湯沸しや冷蔵庫、電子レンジがついていて、朝食は無料、窓も開いた。
今日の豪華な部屋には、食事用の備品が何も無く、部屋のインターネットも何もかもが有料、窓も開かない。周囲にレストランはあるが高級で高そうだし、土日は閉まっている店が多いからホテル内での食事となる。
ホテルの宿泊は食べる場所探しに困る。どこの町にも手軽なラーメン屋くらいはある日本が恋しい。
気温は華氏50度(10℃)。高地で日陰はかなり寒いのに半袖の人もいた。メキシコ国境まで車で4時間なのにやはり冬は寒い。
周辺を歩いても誰もいないし、中心街から少しはずれた地域は「3匹の子豚」の話を思わせる土で出来たような家々ばかりだ。日本は「紙と木」の家、ここは「土」だ。街並みも寂しいし、店もない。
ニューヨークを見慣れている私には、驚くほど人通りがないが、実はこれが大部分のアメリカの街の姿なのかも知れない。自動車産業の衰退したデトロイトの寂れ方もひどいという。
メキシコに近いだけあって、見慣れない食材
土の家の壁