ビジネスホテルの狭さは「安い宿泊料だから」と我慢するのが普通だが、それでは同じ位の低料金なのに旅館の「この広さは何だ!」という場合が多い。一部屋二十畳の部屋は一人ではどこに寝たものか?戸惑ってしまう。真中を壁で区切れば都会の2LDKのマンションで通じる広さだ。これだけ広いと、毎日掃除してるのかな?と余計な心配がおこる。
岩手県千厩「わくわくランド」
この部屋は何畳なのか?二十畳はあるのかも知れない、のに加えて窓際にはダブルベッドが二台ある。こりゃ、一泊では使い切れません。
窓からは隣にある神社、禁煙の盛んなこの御時世に、何とその名が「煙草神社」である。以前はこの土地はタバコの葉の生産地だったそうで、当時の名残であるが、可哀相に寂れていた。
さて部屋の広すぎるほどの旅館は大きな大浴場の場合が多い。トイレが部屋についていない分だけ、共同浴場に手をかける傾向が見られる。その割りに午後にチェックイン(旅館では御到着かな?)しても食堂が開いてなくて部屋に通されても、いつからそこにあるのかが判明しないお茶受けの最中か饅頭1個を口に放り込んだ後は空腹のままという状況に陥る場合も少なくない。
街中ならいくらでも夜半のレストランがあるのだが、温泉込みの旅館は山の中である。
和洋室。1人でこの広さ!奥にはさらに4畳位の小部屋があり、入口はさらにその向こうである。