New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

新潟・Jazz Flash

2010-11-25 22:19:00 | 2010年オータム~クリスマスツアー
 七尾から5時間、新潟市内に到着。30年以上、この地でジャズを根付かせて来た佐藤オーナーのお店「ジャズ・フラッシュ」での演奏。来日したレイ・ブライアント等の超ベテラン達も来ているお店である。昔はアップライトを置いてあったが、数年前にカワイ製のグランドピアノを入れた。

 演奏前には、ここから1分の、メニューが3品しかない手打ちうどん屋さんで食す。こういう店、好きです。

 今回も雑賀さんのおかげで満員のお客様。3年続けて毎年演奏していた新潟、昨年1年あけてしまったが、皆さん楽しみにしてくださっていた様子。

 一杯の会場は余りにも演奏者に近いので「音が大き過ぎませんか?」と聞くと、皆さん「大丈夫で~す」のお返事。リクエストもあって、良いムードで進行した。


演奏中


一杯の店内


マスター佐藤さんと

石川七尾・カフェJ.Road

2010-11-24 23:34:00 | 2010年オータム~クリスマスツアー
 チェックアウトして、昨日のコンサートにもいらしてくださった「石坂」さんのお店で、美味しいヒレカツに舌鼓。ここの御主人は、全国でも名を知られたジャズ愛好家。これまでに多くの内外ジャズミュージシャンの招聘に伴い、行動してきた。

 若かりしフィリー・ジョーやブレイキーなどの楽屋での姿をカメラに収め、膨大な色紙のコレクションなど、日本でのジャズ興行の歴史を知る為の貴重な体験をされているて、面白い話をたくさん伺う事が出来た。


とんかつ「石坂」のご夫妻と

 もっと話していたかったが、出発の時間である。車に戻り、1時間で七尾へ。湾の見える丘の上にある眺望の抜群な「J,Road」での演奏は、お客さんの数は少なかったが、この地のジャズフェスの実行委員の方々やベースを弾くお寺のご住職、発明家・大瀬博士などジャズ好きの方々ばかりで、瀟洒なお宅でのプライベートコンサート風な一夜となった。


素敵なカフェJ.Road


ここからの眺望はすばらしい


演奏中


マスターの森山さんと



立山国際ホテル

2010-11-23 00:17:00 | 2010年オータム~クリスマスツアー
 立山国際ホテルのチャペルでのコンサートは「勤労感謝の日」なので午後2時からと早く始まった。
 
 雨の中、80名以上のお客様、昨年に引き続き福井氏を始めとする富山の皆さん、それにいつもお世話になる松本の水谷氏のご尽力のお陰である。

 前回のツアー以来4ヶ月半振りの池田、橋本とのトリオ編成であったが、スムースな展開で、お客様にも楽しんでもらえた様子で、嬉しい。

 昨年のライブ版同様、今日も堀川氏によって録音された。

 打ち上げは富山市内の料理屋「富樫」。さしみ、ぶり大根、紅ずわい蟹、秋鮭とすべてが新鮮な食材で、嫌味の無い清らかな味わい。富山の味覚を堪能する。

 ホテルは富山市内の「ダイワロイネットホテル」。築7年というが新築の印象で、ベッドもダブルサイズ、室内にはカードキーを入れていない時でも使えるコンセント(携帯の充電に便利)、光度の高い電気スタンド、枕もとの明かりも本を読めるくらいに充分明るい。昨日の温泉附きホテルの落ち着いたユッタリ感とは、また違った機能的な配慮があり、気に入る。


チャペルでの演奏


ホテルの前にあった市営の乗り捨て自転車。これは便利である。


最新式の路面電車

NY→成田

2010-11-21 00:07:00 | 2010年オータム~クリスマスツアー
 ANAの最新機に搭乗。昔はお腹が一杯になって成田空港に降り立ったものだが、20年後の今、食事は2回、途中のスナックは「700円で購入」という仕組みで、自分で食べ物を持ち込むか、機内で、まずいサンドイッチを高く購入するしか選択の無いアメリカの国内線並みの「おもてなし」になってしまっている。

 この経費削減策を「機内ではこれらのスナックが各自、ご自由にお求めになれます」という謳い文句にしてしまう企業戦力も、なかなかしたたかだ。

 飛行機は「贅沢な空の旅」から「目的地間の移動手段」の位置にレベルダウンしまったようだ。

 いつも思うのだが、トイレには「喫煙や煙感知器の操作は50万円以下の罰金になります」と大きく書かれている隣のゴミ捨てには「タバコは捨てないで下さい」とあるのが妙だ。