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石川護国神社春季例大祭(平和と慈愛の世を祈念)

2016-04-19 | オカリナ・心・癒し・ライアー
石川護国神社春季例大祭(平和と慈愛の世を祈念) ‐ 2015年4月19日(日) 朔日(ついたち、新月)

例年 4月19日は、石川護国神社の春期例大祭!
尊き“みたま”をおまつりし、平和と慈愛の世を祈念する。

2日前には満開の垂れ桜も、桜蕊(さくらしべ)のえんじ色が鮮やかな様相となり、春の恵みの小雨の中、春期例大祭が厳かに行われた。

例年19日の大祭が、大東亜戦争後70年となる今年は 日曜に重なり、お朔日(ついたち)参りの日(陰暦)にも重なる稀有な大祭で、例年約千人と聞くより多くの方々が式典に運ばれた様子。

大東亜戦争(1937年ー昭和12年ー7月7日~1945年ー昭和20年ー8月15日)

太平洋戦争(1941年12月8日~1945年8月15日)

‐ ‐ ‐ 戦後70年の今、10才で終戦を迎えた方は80才。
式典の最後に、宮司さんが挨拶の中で強調されたのは、

「参詣された皆さんの次代の人達や、孫の世代を連れてきて、皆さんご自身のお参りする姿を見せてあげて…」との痛切な願い。

大切な歴史を伝える生きた証言者がいなくなってゆくことによる、次代の人達の精神的基盤の薄弱化や立ち位置不明による社会の混乱をも心配されてのことだろう。

石川県議会議長や知事代理もまた、同義の伝える重要性と平和な社会を強調された。

式典前座で拝命頂いた「土笛」の奉納演奏では「里の秋」の曲に合わせて自然に唱和される方が多かった。

実は懐かしいだけでなく、戦前~戦後を生きた人達にとって、とても深い歌なのだった。

●唱歌「里の秋」:太平洋戦争勃発の1941年ー昭和16年「星月夜」(歌詞 斉藤信夫‥童謡詩人)として書かれる。

1.静かな静かな 里の秋
  お背戸に木の実の 落ちる夜は
  ああ 母さんとただ二人
  栗の実 煮てます いろりばた

終戦直後の昭和20年(1945)12月24日、NHKラジオで、戦地から日本に帰国(復員)する将兵を励ますために「外地引揚同胞激励の午后」の放送の中では、3番の歌詞を改めたことで GHQの検閲が通り「里の秋」として放送。

3.さよならさよなら 椰子(やし)の島
  お舟にゆられて 帰られる
  ああ父さんよ 御無事でと
  今夜も母さんと 祈ります

南方から命からがら引き揚げてくる船の兵士を迎える、当時の国民の切なる思いを込めた歌詞となっている。

★里の秋(土笛演奏奉納)♪石川護国神社 春期例大祭 YouTube:https://youtu.be/kkHE7AfjIxU

★里の秋 解説: http://go1by1.com/jan/archives/2005/09/post_232.html

演奏奉納のあとには、白山比咩神社の巫女さんたち四人によって、美しい神楽の舞が行われた。
巫女神楽(みこかぐら)は、古代日本での、祭祀を司る巫女自身の上に神が舞い降りるという儀式が元だという。

《幸魂奇魂守給幸給 ‐ ‐ ‐ 幸魂(さきみたま) 奇魂(くしみたま) 守給(まもりたまえ) 幸給(さきはえたまえ)》

🔘「お朔日(ついたち)参り」:正月の元旦をはじめとして毎月初めの1日に神社に参拝することを「おついたちまいり」と呼び、神恩感謝の真心を捧げ、無事に過ごせた1か月への感謝と、新しい月への誓いを立てる習わし。