
3月29日、41道府県議選と17政令指定市議選が告示されました。
道府県議選では無投票選挙区が39.3%、無投票で当選が確定したのは26.9%
です。無投票の選挙区では選挙はないので誰にも投票できないことになります。
無投票は以前からありましたが、ここまで増えるとやはり大きな問題と言える
でしょう。確かに都道府県議会議員選挙はなかなかハードルが高いです。仕事、
選挙準備、選挙体制、資金面ともろもろの条件が整わないとなかなか出られな
ません。気軽に誰でも出られるわけではありません。
地方議員のなり手不足が言われて久しいですが、さまざまな課題を解決して、
もう少し普通の人がチャレンジしやすい制度にしないとますます無投票は増え
て行くでしょう。特に定数が少ない選挙区は定数の見直しも含めて改善してい
かないと政治離れに拍車がかかることは必至ですね。政治家は自分たちのこと
を決めるのは苦手なようですが、そうも言っていられません。みんなで知恵
を出しあい「身を切る改革」を進めないと大変なことになります。自分自身
でも考えていかなければならない大きな課題です。