2021年5月31日
これは3月分のつぶやきです。
Go To Eatの食事券(以下食事券)は、高知県では今日が販売の最終日で利用は7月14日までだとホームページに書かれていました。
この食事券のことについては〈「25%お得なプレミアム付き食事券」本当に25%も得なのか〉でどれくらい得になるかを書きました。今回はこの食事券の使い方についてです。
例えば3000円の食事をした場合は食事券6枚で支払いができます。500円の食事券10枚綴りを4000円で購入しているので1枚400円になります。それが6枚なので2400円が実際の支払金額です。それで3000円分の支払いをしたわけですから600円の割引きと同じです。1枚につき100円得をするので使えば使うほど得をします。
ところがこの食事券はお釣りをもらうことができません。そのため500で割り切れる額は商品券で支払って、残りは現金で支払うことになります。支払い額が1800円だったら1500円分を食事券で、残りの300円は現金で支払います。
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高知県の食事券は今日で販売終了と書きましたが、4月14日からはスーパー(サニー等)でも買えるようになっていました。そのような条件でこの食事券のもう一つの使い方を考えてみます。
支払い額が1950円の場合で考えます。先の考えだと1500円分を食事券で支払って残りの450円分は現金で支払います。何か面倒ですね。端数は現金ではなく電子マネーという方法もあるでしょうがどちらも二手間かかります。
食事券だけで支払えたら楽ですけどもお釣りの50円はもらえません。あなたはどうしますか。
おじさんは食事券4枚で支払います。お釣りは貰えませんが、それでも損はしないのです。いやむしろ得をするのです。
食事券は額面500円ですが実質400円で購入しています。この場合まず1500円分を3枚の食事券で支払います。この時点で100円× 3枚の300円分得をしたことになります。次に残りの450円だけについて考えます。
500円の食事券で450円分を支払うとお釣りをもらえなくなるので50円損するように思います。でもこの食事券は400円で購入しているので損にはなりません。400円で購入した食事券で450円分の支払いをするのだから50円得をしたことになります。
どうでしょうかお釣りがもらえなくても食事代全額を食事券で支払ったことで得をしました。でもこれは端数の金額で変わります。端数が300円だったら損をします。
400円で購入した食事券で300円の支払いをするわけですから100円の損ですね。
損をするか得をするかの境目は購入金額の400円です。端数400円を食事券で支払った場合は損得なしです。401円だと1円得をします。499円だと99円の得です。
食事券を買う手間をどう考えるかと、食事券の購入枚数が制約されているかどうかによって変わってきますが、お釣りをもらえないからといって端数は必ず現金で支払わなければならないというのはもう一度考え直す方がいいかもしれませんね。
食事券での支払いを勧めるようなことを書きましたが、おじさんはこの食事券は大きな問題があると思っています。経済対策のために必要な面もあるでしょうが、まず開始の時期が悪すぎます。
「Go To トラベル」に加えての「Go To Eat」で感染が拡大したことは間違いないはずです。感染拡大防止と言いながら感染拡大に行けと言っているのと同じことだからです。
感染収束の目処が立ってリバウンドもなく、人の流れが元に戻っても心配ないくらいになってから始めるべきだったでしょう。「Go To Eat キャンペーン」の法案を決定した時点では、そのようになっていたはずです。
さらに不公平感の問題があります。トラベルもイートも余裕のある人しか利用できません。コロナのために生活にも困窮している人、医療従事者など絶対に感染してはいけないから、あるいは多忙な医療現場で時間的な余裕などまったくないので旅行どころか外食もできない、そのような人たちが置き去りにされていると思うからです。
菅総理、そのようなことも是非真剣に考えてください。
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