セガのシューティングのうち大型匡体以外で大ヒットした作品は意外と多くありません。そのヒット作のうちの一つが1986年の「ファンタジーゾーン」です。左右に任意にスクロールするシューティングで、レーダーを頼りに十機の基地を破壊するとボスが出てきます。明らかに原形は「ディフェンダー」(1980年、ウィリアムス製)ですが、ボスラッシュ、サンバのBGM、パステルカラーのグラフィック、買い物によるパワーアップ、変化に富んだボス群など特徴のあるゲームでした。
プレステ2で発売された本作「セガエイジス2500シリーズ Vol.3 ファンタジーゾーン」はその名作をプレイ感覚そのままに3Dにリメイクしたものです。内部で3Dのデータを扱っており、3D的演出をちょいちょい挟んできます。最も3D的なのはボス撃破時のコイン集めですが、ちょっと蛇足の感のあるシーンです。
一応アーケードモードもあって、通常のコイン回収もできますが、追加要素はありません。チャレンジモードで新ステージや新兵器のような追加要素を購入すると、ノーマル(3D)モードで遊ぶことができまして、新ボスもさらに趣向を凝らした奴らばかりで楽しくなってきます。
ノーマルモードは1周エンドですが、アーケードモードは従来通りループゲームです。ノーマルモードクリアの上、アーケードモードもとりあえず3周クリアまでは遊びました。チャレンジモードもできることは全てやったのでクリア認定したのですが、新ボスとの戦いが楽しくて今でも時々プレイしています。「セガエイジス2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション」も持っているのですけどね。
アーケード版の3周目のプレイ動画(7面まで)です。ワイドビームをメインに使っているようです。