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実況おしゃべりパロディウス ~フォーエバー・ウィズ・ミー~

2011-11-29 21:23:26 | ゲーム
 プレイステーションの「実況おしゃべりパロディウス ~フォーエバー・ウィズ・ミー~」についてはゲームクエストの感想文も投稿していますが、なんかどうにも恥ずかしい文章なので、そちらは気にしないでください。それを書いた当時は幾つかのプレイヤー機で1周クリアした状況でした。

 さて本作はスーパーファミコン版がオリジナルですが、ボスやステージ構成に若干の修正を加えたものが「フォーエバー・ウィズ・ミー」バージョンになります。ほとんどのステージがコナミの他シリーズのパロディになっているのが最大の特徴です。2面以降はそれぞれ「ときめきメモリアル」「ツインビー」「がんばれゴエモン」「ゼクセクス」「リーサルエンフォーサーズ」「対戦ぱずるだま」「グラディウスIII」がモチーフになっています。

 この中でも特に斬新なものとしてガンシューティングゲームである「リーサルエンフォーサーズ」的演出が挙げられるでしょう。高速スクロールステージの手前に銃が現れ、画面内の照準に向けて射撃するというもので、ここでプレイヤーは何とガンシューティングにおいて撃たれる側になるのです。そう簡単に攻撃を喰らうわけではありませんが、なかなかのインパクトで焦ってしまいます。

 プレイヤー機体は隠し2機を含めた全18機。従来までとは異なり、1プレイヤー側と2プレイヤー側で性能が異なっています。元ネタも多彩で、コナミの「グラディウス」「沙羅曼蛇」「グラディウスII」「ツインビー」「サンダークロス」「アクスレイ」からのアレンジを始め、他社のシューティングからは「雷電」「達人王」「R-TYPE LEO」「ダライアス」の自機がパロディとなっています。特に「雷電」「達人王」の機体はバリア系のパワーアップの代わりにメガクラッシュが装備されており、ボムを再現したものになっています。

 音楽は従来通りクラシックのアレンジに加え、ステージの元ネタとなったゲームの音楽が組み合わされていることが多くなっています。とはいえ、個人的に一番のヒットは1面ボスで流れるジュディ・オングの「魅せられて」ですが。

 難易度ですが、同シリーズのアーケードのものと比べて低くなっています。「パロディウスだ!」「極上パロディウス」では自機のパワーアップによって敵の攻撃が加速度的に上がっていましたが(特に「パロだ!」)、本作ではややマイルドになっています。さらにエクステンドが10万点エブリであるため、ベル10個または妖精10匹取るたびに一機増えるので、誰もがノーコンティニュークリアを目指せることでしょう。家庭用ならではの判断です。プレイヤー機はどれも強く、どれを選んでも厳しい局面は無いでしょう。

 私は全18機で2周クリア(もちろんノーコンティニュー)とおまけステージ2つをクリアしたのでクリア認定しました。限界までプレイしたかったのですが、かなり疲れるのでやめました。限界プレイと難易度8(隠し)への挑戦は今後の課題としましょう。本当はシールドとスピードを抑えないパワープレイでクリアしたかったのですが、そこまでの元気が無かったので、のんびりプレイしていました。この点も課題ですね。また、ステージの合間に短いアクシデントステージが発生する設定でのプレイでした。これがまた意外と死にやすかったです(特に富士山の噴火ステージ)。

 パロディウスシリーズをプレイしていると嫁が面白がって見ていることが多かったです。少しだけプレイさせたこともありましたが、その時はオートパワーアップに設定して、操作を簡単にしました。見た目が楽しそうで、操作も簡単にすることもでき、誰もがクリアでいるという希望を持てる難易度で、マニアは限界まで挑戦できるというサービス満点のシューティングです。



 YouTubeに「そいつ」を使用した5周目のプレイがありました。ここではステージ2(ときメモステージ)を紹介。いきなりアヤシゲなシールドを装備していて笑えますが、敵の攻撃はさすが5周目です。スピード上げまくり、シールド張りまくりのパワープレイで対抗しています。私もこういうプレイをしたかったんですが…。音楽はボロディンの「だったん人の踊り」+ときメモ、なかなか良い曲です。隠しコマンドを使用すると、金月真美のボーカル入りバージョンも聴くことができます。途中のセーラー服モアイは不気味…(実は書き割り)。ボスは前作でプレイヤーでもあった「ひかる&あかね」。でけぇ……。

日野日出志「わたしの赤ちゃん」

2011-11-23 19:39:03 | 日野日出志
 日野日出志「ホラー自選集」の第12話は「わたしの赤ちゃん」です。この作品が収録された単行本には思い入れがあり、実家から持ってきて手元に置いてあります。小学生の時に日野日出志作品を立ち読みしてショックを受けたのですが、それ以来どうにも気になっており、高校生になって私が初めて買った日野日出志の単行本がこの「わたしの赤ちゃん」なのです。他に「赤い花」「まりつき少女」「元日の朝」「おかしなおかしなプロダクション」「水色の部屋」が収録されています。



 個人的に思い入れがあるとはいえ、この作品はやや特殊な部類に入ります。以前に紹介した「博士の地下室」と「泥人形」ほどではありませんが科学技術批判のような雰囲気がありますし、個人の狂気ではなく世界中を巻き込むというスケールの恐怖を描いています。

 「胎児は母の胎内にいるあいだ人類進化の過程の壮大なドラマの夢を見ているという」との幻想的なモノローグから始まります。その夢で胎児はまず単細胞生物時代の夢を見ており、その後は三葉虫(節足動物?)、魚類、両棲類、爬虫類、そして哺乳類と進化し、最後に人類が出現する夢を見ながら人間の体になるというのです。私はこのオープニングがとても好きで、ここでは人類に進化したところから連続した見開き画像を4枚引用してみます。









 1枚目は胎児が見ている夢の最後のシーンですが、なかなかワイルドな題材でめずらしいだけでなく、キャラのデフォルメもかなり抑制されてリアルな絵柄だし(胎児も!)、構図も計算されていて非常にすっきりとしています。

 2枚目になると、これまでのモノローグはこの怪奇作家のものであったことがわかります。作家が持っていた本は夢野久作の小説「ドグラ・マグラ」ですが、実際にこの小説の中で「胎児の夢」について語られています。日野日出志作品にはこの「ドグラ・マグラ」から影響を受けたと思われる作品が多くあります。「ドグラ・マグラ」同様に物語が振り出しに戻るものが多くありますし、「ゴゴラ・ドドラ」という日野日出志作品もあったりします(似ているのははタイトルだけでしたが)。

 3枚目では突然胎児の比較表が現れて、一体何なんだとなりますが、見てみるとなるほど全ての脊椎動物の胎児は同様の形態をしていて、「胎児の分化=生物の進化」という考えに大きな説得力を与えています。

 4枚目は病院のシーンで、3枚目の絵が室内に掛けてある資料の一つであることがわかります。そして2枚目で作家が話していた不気味なアイデアが、どうも現実のものになっていることが会話から明らかになります。作家の顔の歪み具合も印象的です。このあたりの連続的な画面転換は相当練り込まれたものでしょう。生まれた赤ちゃんがトカゲだったというショッキングな展開を直接描かず、胎児の比較表を示すことで代替するという手法に唸らされます。

 この後のストーリーでは、トカゲの赤ちゃんを持った夫婦の子育てから始まり、人間が動物の赤ちゃんを生む現象が世界中に広がっていく様子が描かれます。怪奇というよりはSFのような手応えの作品で異色ではありますが、怪奇描写は控え目なので日野日出志作品の絵が苦手という人にとっては読みやすいかもしれません。個人の狂気の深淵を覗く作品とは違って人類滅亡直前の世界が舞台なのですが、結末では絶望感は希薄であっけらかんとしており、それがある意味で恐怖かもしれません。

 この作品も全体として非常に映画的な構成がなされているように感じます。細かい部分をじっくり作り込んだ2時間程度の映画にしたものを観てみたい気がします。



 こちらは日野日出志選集版の表紙。ヒットコミックス版では無かった冒頭の母親のモノローグが掲載されており、他に「はつかねずみ」「博士の地下室」「水色の部屋」「真夏・幻想」「水の中」も収録されています。


日野日出志作品紹介のインデックス

ツタンカーメンの謎 アンク

2011-11-17 22:30:31 | ゲーム
 古代エジプトの研究で有名な早稲田大学の吉村作治教授が企画・原作・製作総指揮を務めたのがプレイステーションの「ツタンカーメンの謎 アンク」です。PCソフト「アンク2」の移植とのことで、それなりに人気があったようです。私は本作を中古ソフト屋で購入したのですが、ケース内に入っていたオビを当ててみると…。



 デザインがずれています。「ANKH」の「A」の半分がオビにも印刷されちゃっています。これはどうもCDケースの蝶つがい部分を考慮していなかったためのようです。クソゲー・バカゲー好きの私が当時これの新品を店頭で見ていたとしたら、このオビを見ただけで買っていたかもしれません。

 さて本作はいたって普通のPC的アドベンチャーゲームです。移動し、画像の中の物品をクリックし、アイテムを使っていくタイプのものです。目的は自分とツタンカーメンとの繋がりを明らかにすること。なぜか吉村教授も全面的にバックアップしてくれます。

 ホルス神やアヌビス神やらが出てくるオープニングを釈然としないまま見終わると、ホテルの一室からゲームはスタートします。アイテムを取得してチェックしたり音が鳴ったらそちらを対応したりしているうちにとりあえずの目的がわかって、カイロの街に出ることになります。ちなみにこのゲームには「禁断の書」(という二つ折りの紙ペラ一枚)が入っていて、どんな謎の核心が書いてあるかと思ったら、このホテルでの進め方のヒントが書いてあるだけでした。

 カイロの街に出ると、周囲360度をぐるりと見渡せるGoogleストリートビューのような移動画面になります。なかなか臨場感があるのですが、地図と照合して自分がどちらを向いているかよくわかりません。コンパスもあるにはありますが、どうも自分がやって来た方向からの相対的な方向が表示されているようです。カーソルが矢印型に変化すると、そちらの方向に移動することができます。移動するとカイロの街並を移動するムービーが流れます。それも行きと帰りで当然違う映像でかなり雰囲気があります。旅行気分に浸ることができ、本作の最大のウリはこの移動ムービーでしょう。

 カイロ市内をウロウロしていると、観光ガイドをしてやろうという人が何人も現れます。その割にはみんな「また後で返事くれ」のようなことを言っており、いかにもフラグゲー的なスメルがプンプン…。占い師に会ってみると、誰かを共にしろとのお言葉。観光ガイド立候補者の一人である古物商のオヤジはバックレてしまいましたが、カイロタワーのお姉さんにガイドを頼むことにしました。

 吉村教授のお使いのためにカイロ博物館に行ってみると、受け取るはずの重要書類が誰か他の人物の手に渡ってしまったことが明らかに。そういえば、私を妨害する勢力があると誰かが言っていました。とにかくそいつを追って博物館二階に上がってみると、ツタンカーメンの黄金のマスクが展示されています! ところが連れのお姉さんは…。



 やけに低いテンション。普通のガイドなら一番張り切って展示物を説明する場面でしょうに。まさかこのお姉さんも私を妨害する一味なのか? そして書類は諦めて博物館を出ると…。



 やっぱりお前も敵だろ! かといってシステム上はお姉さんと別れることはできず、二人で「王家の谷」のあるルクソールに向かうことになります。ルクソールへの移動は電車でも船でも好みの乗り物でどうぞ。ここでディスク2へチェンジですが、手順を知っている場合はここまでで15分くらい、知らなくても1時間程度でしょう。早っ!!

 どうでもいいですが、本作ではディスク2をプレイする時間が長くなると思われますが、ディスク1から起動しなければならないのが煩わしいのです。うっかりディスク2をいれたまま起動すると…。



 デフォルメ化したツタンカーメンがペコペコとお辞儀をする画像が出て腰砕けになります。ディスク2からも起動できるようにして欲しかったですが、容量がギリギリだったのでしょうか…。

 ルクソールにやって来ると、お姉さんは「吉村教授に果物でも買っていこう」と提案してきます。ミニゲームをこなしながらお土産やアイテムを集め、カルナック神殿でキーアイテムを入手します。カルナック神殿と言えば、私は「西暦1999 ファラオの復活」でも来たことがありました。古代エジプトとバカゲーは親和性があるのでしょうか?

 その後、船に乗ってナイル川西岸にやってきます。ルクソールでは交差点での移動可能方向が近接しているところが何カ所もあって、注意深くカーソルを見る必要があるでしょう。西岸ではまず発掘現場にいる吉村教授を訪ねることになります。吉村教授を見つけ、お土産のぶどうを渡すと、嬉々として古代エジプトにおけるぶどうの意味を延々と語ってくださいます。うっかりお土産にタバコでも渡そうものなら、あからさまに不機嫌になって説教されることになりますが…。会話の中では、「スポンサーに頭下げなきゃならないし…」などと教授が愚痴っているのがリアルです。

 教授から最新鋭の通信ガイド装置を渡されると、その後は遺跡めぐりをすることになります。各所の遺跡に近づくと、渡された通信ガイド装置がピーピーと耳障りな音を発し、さあ聞け早く聞け今すぐ聞けとばかりに急かしてきます。ガイドを聞いてみると、吉村教授がそれぞれの遺跡について語り始めますが、人名やら何やらをたんと並べて何を言っているのかよくわかりません。それと、教授がいちいち「ツタンカーメン」と言ってから「トゥートゥ・アンク・アメン」と言い直すのにちょっとばかりイラっとします。

 遺跡を巡っていると、同行していたお姉さんがいきなり襲ってきました。敵だというのはわかりきってはいましたけどね。超常的な力が働いてお姉さんがシビレている間に逃げてしまいます。その後、カイロの街でバックレた古物商のオヤジが某所に現れます。ここまでくるとゲームは終盤です。とにかくセーブしておきましょう。この先はセーブできませんので。

 オヤジを連れて行くと、今まで通れなかったところが通行可能になっています。先に進んだところでアイテムを使うと、再び超常現象が起こりますが、それを待っていたかのようにお姉さんと別のガイド立候補者が武器を持って襲ってきました!



 ところがその超常アイテムの力でお二人さんは勝手に自滅してしまいます。お姉さん……。



 画面右下のオヤジが古物商で、その正体はヒミツ。さらに進んでアイテムを使うと、いきなり発掘人の頭だという人物が現れます。聞いてないし、頼んでないし、それでいて金は取るしでかなり強引です。



 このシーンは(唯一の?)ゲームオーバーがある部分なので、アイテムに込められた手がかりから正しい場所を発掘しなければなりません。3回間違うとゲームオーバーですが、謎が解けなくても何回かトライしたらすぐに当たるでしょう。その後のヒエログリフ合わせもいきなりで途方に暮れるかもしれませんが、手持ちのコンピュータの中に答えが書いてあるので大丈夫。そして最後のアイテム群を順番に置いていくとクリアです!

 エンディングではプレイヤーの正体が明かされます。吉村教授から受け取った時計がちょっとシャレた演出になっていました。全体として短かったけど、エジプトの街の雰囲気を想像以上に味わうことができました。謎解きもそれほど難しい場所はありませんでしたが、必要な手持ちの資料を書き写しておくとさらに楽になるでしょう。あとナイル川の水も忘れずに汲んでおきましょう。

 別の大作ゲームの合間にプレイすると、さらっとクリアできて後味も悪くなく、いい気分転換になるかもしれません。極めて真面目に作られていますが、結果的にバカゲーになっており、そんなギャップも魅力かもしれません。

 このゲームの売り上げは古代エジプトの遺跡発掘に貢献したのでしょうか。そうだとしたら、それもちょっとしたロマンです。私は中古で買ったから、全く足しになっていないでしょうけど。

フォンタナ:サウンドブリッジ ケルン~サンフランシスコ

2011-11-11 21:04:32 | CD


ビル・フォンタナ:
・サウンドブリッジ ケルン~サンフランシスコ

ケルンの18の音源およびサンフランシスコの18の音源による1987年5月31日における衛星ライブ

WERGO: WER 6302-2 286 302-2



 この「サウンドブリッジ」はクラシック音楽どころか、もはや音楽とも言えないかもしれません。作者のビル・フォンタナは音楽家でなく音響彫刻家を名乗っています。「サウンドブリッジ」はシリーズになっているようで、二つの都市で聞こえる音響を一カ所で同時に鳴らすというものです。このCDではドイツのケルンとアメリカのサンフランシスコでの音響が使われています。このライブは1987年5月31日にケルンのルートヴィヒ美術館とサンフランシスコ現代美術館で流されると同時に、欧米の50を越えるラジオ局から放送されたとのことです。

 ライナーノーツを読んでもよくわからないのですが(英語だし)、ケルンで採取された18の音源をミキシングしたものと、サンフランシスコで採取された18の音源をミキシングしたものを、衛星でつないで同時に鳴らすというもののようです。その音源というのがリアルタイムで鳴っているものなのか、録音したものをリアルタイムでミキシングしているのかがよくわかりませんが、遠く離れた二つの都市の特徴的な音響が一カ所に集約されて、その効果として時間と空間の意識が拡大するような感覚が得られます。

 環境音楽というか、環境音そのもののようなものですが、一種のインスタレーションと考えるのがわかりやすいかもしれません。そんなの聴いて何が面白いのと思われるかもしれませんが、ケルンの教会の鐘の音とサンフランシスコのウォーターフロントの音が同時に聞こえるという体験は現実ではあり得ず、イマジネーションを刺激されます。さらに私はこれを聴きながら散歩するのが好きで、ケルンとサンフランシスコに加えて自分がいる街もサウンドブリッジによって繋がるという楽しみがあります。



 上の動画はサンフランシスコ側の音響素材のようです。CDのジャケットと同じものが映像に出てきますが、これは恐らく音の素材となったサンフランシスコの霧笛です。また、このCDとそっくり同じものはオフィシャルサイトのこちらで全部聴けるようです(CDいらんやん…)。35分あたりからの壮大に打ち鳴らされる鐘の音に浄化されてしまいそうです。

 現代音楽や現代美術はよくわからない、という人も多いかと思われますが、これは相当わかりやすい作品でしょう。オフィシャルサイトのmp3データをダウンロードしてiPod等に突っ込んで街を歩きながら聴いてみると、きっと面白いですよ。


クラシックCD紹介のインデックス

紅葉の長谷寺参拝

2011-11-05 20:38:47 | 奈良
 紅葉の季節です。今回の写真は数年前のものですが、奈良の長谷寺で紅葉を楽しんだときのものです。

 長谷寺の起源は686年にさかのぼるそうです。現在は花の寺とも言われ、春には境内が牡丹に彩られることで有名です。



 近鉄の長谷寺駅から15分ほど参道を歩くと長谷寺が見えてきました。奥に見えるのは仁王門。



 仁王門にはもちろん仁王像が安置されています。門の先には有名な登廊があり、399段の石段の両側には牡丹が植えられています。



 登廊を登りきって振り返ったところ。結構疲れました。



 この本堂は徳川家光が再建したとのことです。本尊は十一面観音。



 本堂の舞台からの眺め。登廊、仁王門、その向うには参道に並ぶ土産物屋が見えます。境内の紅葉も素晴らしいです。



 紅葉と五重塔。このあたりから下の入り口までの間には様々な木々や草花が植えられていました。



 左側の坂から下りてきて入り口を振り返ると、上の本堂までの配置がよくわかりました。この後は参道の店をいろいろと巡りながら駅に向かいました。

 歴史のある雰囲気、立体的な境内と眺望、色鮮やかな草木など、様々に楽しませてくれるスポットでした。今年の紅葉のピークはこれからだと思うので、機会があればぜひお出かけください。



 おまけ、近鉄長谷寺駅のホーム。