今年も昨年同様、秋の台風が猛威を振るい、特に東日本方面は各地で壊滅的な被害が未だに続いているといった状態である。
その影響もあってか、どうやら今年の紅葉状況は不作のようです。
ただ夏場は、これといった適当なウオーキングコースが見当たらず、秋になって久々3ヶ月振りに歩いてみた。
今日は午後から、阿波市市場町八幡商店街から伊月地区の農村地域を周回するコースを歩いた。
市場町八幡公民館の駐車場にクルマを停め、出発した。
[日中閑散とした、八幡商店街]
[ガイド本で紹介されていた、老舗饅頭店の結城末広堂は定休日だった]
歩いていると、おばあさんに「コチラですよ」と、お遍路さんに間違われました。
[このあたりは遍路道にもなっているようです]
[神社も多い道筋です]
[古い町筋の奥には▲高越山が覗く]
[民家の庭先には、色んな草花が咲いていた]
[ここで町筋を外れ、水路に沿って東へ進んだ]
しばらく歩くと、伊月地区の農村地域に入った。
[広々とした、伊月農村地域]
[▲高越山を背に広がる、伊月農村地域]
[その伊月農村地域でガンバル高齢者がボツボツ]
[高齢者達を見守るように、シラサギが数羽睨みをきかす]
[鷺は、とても注意深いようです]
農地の先に、ピンク色のコスモス畑とこんもりと繁った木々が見えてきた。
[コスモス畑の奥には、事代主神社が見えたてきた]
しばらく、ここのコスモス畑で撮影した。
今年初めて目にしたコスモスである。
ちょうど見頃のコスモスでした。
ちょうど今見頃の被写体に巡り会えました。
[事代主神社で休憩した]
[事代主神社が伊月農村公園となって整備されていた]
[吉野川の堤防沿いに咲く、せいたかあわだち草かな?]
[伊月城跡の史跡]
吉野川の堤防には上がらずに、農村地域に入った。
[農家の軒先には、秋の味覚の吊し柿がびっしり]
[ビニールハウスを覗くと、キュウリや、なすびやキャベツの苗ポット]
ここで、近くの畑にいたオバサンに声をかけてみた。
すると、いろいろな悩み事がを次々と聞かせてくれた。
このあたりは遊水地で、大雨の時には大水が出るらしく、売りたくても売れないとか。
居宅は、やや高く建てているが田畑は低く、水が出た時には舟がないと炊き出しの配布も出来ないと言っていた。
最近起きた東日本豪雨の惨状をおもんばかっていた。
また、何処の農村地域でも共通して聞かされてきたことであるが、若い人がおらず空き家が増えて、年寄りも家に引きこもっているらしい。
行事も無くなるばかりで、この先長生きしても良い事もなく、どうなるんだろうかねえ?と、出るのは次々と愚痴ばかりのようだった。
[柿は北方の特産になる]
[洪水に備えて造られた排水機場]
でも、排水機を管理できる若い人も居なくなったので、必要なときには県の職員が開け閉めに来ているらしいです。
その後、少し西に進むとピンク色に染まった農地が目に付いた。
[どうやらコチラも、一面に広がるコスモス畑のようだ]
[その後は、一面に広がる伊月地区のコスモス畑に立ち寄った]
[こんな情報は無かっただけに、久々のコスモスがちょうど見頃で得した気分でした]
写真を撮っていると、近所のオバサンがやって来て、しばらく立ち話した。
先ほどは、高齢農村地域の悩みをたっぷり聞かされ、やや気分が滅入っていたが、このあたりのコスモス畑を目にして、少しは気分が晴れた印象でした。
[かなり密集して植えられたコスモス]
[コスモス畑の向こうを、お遍路さんが11番藤井寺へと急ぐ]
[夏場には、ここがヒマワリ畑になるようです]
ちょうど、このあたりでカメラの電池が無くなってしまった。
その後は、暗くなる前にクルマを停めた八幡公民館駐車場に帰った。