昨夜は、名頃にある▲三嶺登山口駐車場に車中泊していた。
他にクルマは居なかったが、早朝には登山者らしきクルマが二台やって来た。
今日は、メルヘン香る「かかしの里」から秘境「奥祖谷二重かずら橋」まで紅葉見物と共に往復するウオーキングコースの予定である。
[車中泊した名頃駐車場を出発する]
[色づき出した祖谷川の紅葉]
橋を渡って、先ずは「かかしの里」方面に歩いて行く。
[対抗もままならない、狭い国道439号線(通称は与作)]
そして、歩き出して直ぐに現れる「かかし」の集団、等身大の人形たちの多さに驚く。
その数、住民の10倍以上の270体にもなっているらしい。
[かかし工房には、大勢のかかし軍団がところ狭しと集まっている]
まるで、その土地で生活しているかのように生き生きと働き、集い、賑わっている。
建物の中には、昔の大家族を思わせる地域の賑わいが溢れている。
[部屋では、賑やかな団欒が響いている]
[親戚一同が集まっているみたいだ]
[まるで、話し声が聞こえるみたいだ]
集落の入口付近には、これら「かかし」の生みの親である綾野月美さんのお宅があるらしい。
家には、「かかし基本台帳」もあり、一人ひとりの名前や年齢、物語まで記載されているというメルヘンの世界があるようだ。
[鷺も静かに覗いているようだ]
[平成24年に廃校となった名頃小学校、現在はイベント時の駐車場に利用]
体育館は展示品を一般の常時解放されているらしい。
こうした風景が「かかしの里」としてsnsを中心にインターネットで広がり、国内はもちろん欧米や中華圏など世界中の人々がバスやレンタカーを使って「かかし」が住む、ここ名頃地区を目指してやってくるらしい。
大歩危から奥祖谷にかけては、全くインターナショナルが進み山奥とは思えない雰囲気になってきた。
[メッセージもインターナッショナル風である]
[秋が溢れる街道沿い]
[周りでは、お店や農作業に励む人や一服する人、軒先で語らう人と様々であります]
こうしたメルヘンの世界から更に奥へ奥へと、紅葉を眺めながら進んで行く。
[ようやく色づいてきた川沿いの紅葉]
[道沿いの草花も秋の花]
奥へ進む程に、紅葉が色づいてきた。
[朝日を浴びて輝く紅葉が鮮やか]
[街道沿いで紅葉を探す]
[コチラは、本物の工事業者であります]
[朝方は▲三嶺方面にガスがかかっていた]
[色鮮やかになってきた街道沿いの紅葉]
ようやく、奥祖谷の二重かずら橋に到着した。
[ここの入場は30年振り位で、二度目である]
[入場料は¥550也]
[男橋の右奥には滝が流れている]
朝方は人出も少なく、ゆっくり回れた。
[先ずは男橋を渡る]
[男橋からの眺めを色々]
遅れていた紅葉も、そろそろ見頃となってきたようだ。
下の河原にも降りられるが、滝方面へは蜂の巣があって通行止めになっていた。
だんだんと、来場者が増えてきた。
ここでも中華圏の観光客が多そうだ。
[かずら橋の通行あれこれ]
[女橋から男橋を眺める]
三本目には、「野猿」と言われるこの地方独特の運搬具もかかっていた。
空いてれば乗車可能であり、初めて乗った。
[野猿の移動は人力でロープを手前に引いて動かすのである]
[ちょうどこの辺りの紅葉が一番見頃であった]
祖谷渓入口の本家「祖谷かずら橋」に比べ、コチラのかずら橋は人出も少なく、秘境さながらゆっくり楽しめるようだ。
ここでUターンして、名頃の駐車場に戻ることにした。
[かかしの工事業者が最後の挨拶]
ウオーキング終了後は少し戻り、この辺りで唯一の食事処「そば道場」で昼食を食べた。
店に入ると、外国人5人が座っていて、「ここは日本かな?」と思わず驚いた。
[ソバガキが珍しい、そば定食¥1200(¥100アップしていた)]
昼食後は近くの中上展望所に寄り、落合集落を展望した。
[中上展望所から望む落合集落と祖谷山系の山並み]
[山肌に刻み込まれた落合集落]
期待していた秋の風情は、もう少し先のようだ。
[この展望所にも、かかしの一行が座っていた]
その後は落合峠を経由して、北上することにした。
コチラは対向車もなく、スイスイ走る。
[▲三嶺方面を見渡す落合峠のパノラマ]
[▲三嶺〜▲天狗塚にかけての稜線]
[峠にもススキが広がる西側の山すそ]
[紅葉の奥には、祖谷山系最高峰の▲烏帽子山]
桟敷峠からは三加茂方面には下らず、半田方面に進むことにした。
今春にウオーキングした、水の丸高原に向かった。
[水の丸林道から望む▲高越山方面の山並み]
明日、半田と貞光でのウオーキングを予定しているので、今夜は東みよし町の展望地「ゆめりあ34」で泊まることにした。
[何とか夕方に間に合った、展望地からの眺め]
ここからは、▲剣山〜祖谷山系が展望できる。
また、イチョウが見頃の色づきでラッキーだった。
[目前にイチョウの黄葉が見事だった]
春にはここでツツジが咲き乱れていた記憶がある。
[黄葉したイチョウ越しには、夕日を受ける▲剣山を望む]
その後は、ここで夕食を自炊して済まし、明日の日の出を楽しみに車中泊にしました。