店が跳ねて新地本通りを御堂筋に向かって歩いていたら、「もっと飲みに行こう」「そうやな、あそこの店に行こう」とクラブに勤めている女の子2人、酔っぱらって手をつなぎフラフラ歩いているのに出くわす。いつもは気にせず通り過ぎるのだけれど、昨日は立ち止まり2人の姿をじっと見ていた。(良いよな、私もあんな時があった、羨ましい)と思いながら---。
お客さまに振り返るのは良くない、前に進むのみと聞いたけれど、この頃、クラブで働いていたとき(30年も前)の事を思い出す。当時は毎日酔っぱらっていたし、友達と朝までスナックで飲んだものだ。カウンターが長く素敵なママが1人で営業している店があった。売上が上がり嬉しいときも恋に破れて泣くときも、腹立つときも何時も行っていた。ママは黙って何時になっても怒らず飲ませてくれた。何の責任も無くて楽しかった。昨日逢った女の子達もノルマはあっても経営の責任はないから心底酔っぱらえるんだ。私なんかお客さまに言われる。「ママはどれだけ飲んでも倒れることない、身構えて飲んでいる、面白くない」と。ホント!
「やめる前に行っておかなければ」と京都から訪ねて下さったお客さま。
9月18日のブログに書いたTさん。一緒にラグビー観戦した後京都宮川町でご馳走になった。やめたらゆっくり、「京都に来たらええよ」と言って下さった。今日はお客さま何人来て下さるか?等々心配せずに、今度は心底酔おう。「是非、連れて行って、〆張り鶴飲みたい」とお願いした。