Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

パンダ 新旧2台のパンダ

2011-05-31 21:17:47 | フィアット パンダ


午前中からの2件の商談を済ませて、第三京浜を走らせると、都筑インターを降りた。
カロッツェリア マチオヤジマに到着するとパンダが停まっていた。

その横に遠慮気味に駐車してガレージの中に入った。




先客は大田区の機械屋の匠のSさん。
実はSさんはポルシェ界では有名な方です。
どんな理由か、このパンダは日常の脚で使っているようです。
「まぁまぁ走るし、荷物も載るし!」とのこと。笑

私のパンダも営業とカロッツェリア マチオヤジマに通う脚なんですが・・・。

矢島氏とレストア談義をするSさんの専門的な話に「こりゃ~只者ではないぞ!!」と話を聞いていた。
ヤジマの匠と互角の知識と技の持ち主のようだ。
後から矢島氏に「あの方はどんな方なんですが?」と聞くと「機械の匠だよ!」との回答。しかも、ポルシェ界では有名な御仁のようだ。

レストアから世界情勢、経済学に至るまで、その博学なSさんの話は楽しい。
しかし、カロッツェリア マチオヤジマに来るお客さんは、車の知識はもちろんですが、博学なのに驚く。
客がガレージを選んでいるのか?ガレージが客を選んでいるのか?
まぁ、いずれにせよ。こんなに面白いガレージはない。



新旧のパンダが並ぶのも面白いですね。
パンダも人気がある車ですが、このガレージでは単なる通い車です。
今日もガレージの中はアウトビアンキと600がぎっしりです。

レストアの楽しみもありますが、このガレージに訪れる方々が面白い。
いやぁ~また、大田区の機械の匠Sさんのお話を聞きたいです!!
楽しい時間でした。


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アウトビアンキ ボディーワーク計画 造形ー3

2011-05-31 07:42:53 | アウトビアンキ A112(レストア)


作業すること1時間、ラフではあるがライトリム周りの造形ができました。
微妙な曲線と凹凸を作る作業は難しい。

考えるとカーデザインも同じような作業で、しかも1台の造形をするわけですので、大変な作業です。



初期型のアウトビアンキの顔を参考にして、新たなアウトビアンキの顔を創作していくのです。
しかも、ビンテージで実在しないステージ3.5です。



再度、グリルを取り付けて、全体に雰囲気を再検証。
これでも、まぁ様になっているような気もします。

初期型から中期型に移行する際の存在しない試作車を創るのですから、こんな中途半端な処理では終らないかな・・・。笑

イタリア人も感心する1台になっていくと思います。


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アウトビアンキ ボディーワーク計画 造形ー2

2011-05-30 00:49:06 | アウトビアンキ A112(レストア)


さて、どのあたりまで造形していくかを入念に検討していきます。
さすが立体的なデザインを仕事にするM隊員。




このメッキのライトリムを仮付けして、どのようにボンネットとライトリム周りの処理をするかを考えること1時間。
mm単位の違いで、アウトビアンキの顔がまったく変わってくるのです。
その数mmでアウトビアンキの顔が美しくも醜くも感じるのですから不思議です。



本来の黒のプラスチックのライトリムを仮組みしてみると、ボンネットのラインからの繋がりがわかりますよね。

雰囲気も随分違います。
やってみると造形の難しさが実感します。


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アウトビアンキ ボディーワーク計画 造形ー1

2011-05-29 21:00:34 | アウトビアンキ A112(レストア)


数十枚のアウトビアンキの顔を見比べて、早速、M隊員と矢島氏がボディーワークの下準備を行なった。

後期型のアウトビアンキのプラスチックのバンパーとフェンダーを外しても、様になるバンパーレスの顔にならない。

だからと言って、初期型の顔にしても芸が無い。
ん・・・何とも悩ましいところですね。



とりあえず、グリルを仮付けして、初期型との比較を行なう。
このグリルも複雑な曲線と角度で形成されていて、このグリルを活用してビンテージなパーツ(グリル)を造作する計画です。



早速、開口部を紙で模ってみました。
この作業はリハーサルですので、模る方法は魚拓するような方法です。
立体的な型を写す方法は、いろんな方法があるようです。
模型ならレジン成型などの方法もありますが、凹凸がある部分ですからどのように成型していくか楽しみです。

ところで矢島氏のツナギの背中のキャッチコピーが当時物で良いですね~。
CAFE REVOLUTION! 
カフェレーサーの一時代を創った当時のツナギですね~。
中高年ライダーにYahooオークションで高値入札されそうですね。

間違っても「珈琲革命」と訳さないでくださいね。笑




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アウトビアンキ ボディーワーク計画 3

2011-05-29 06:22:59 | アウトビアンキ A112(レストア)


車好きは、「これは何年式のワーゲン6Vでオーバルウインドーだ」とか「このミニマーク1はモーリスで1250ccだ」なんてちょっと見ただけでわかるようわけです。

年式や生産工場によっての違いが、個性的なカスタム化に違いが出てくるの訳ですが、更に個性的にするには造形的な作業を行ないます。
この造形的な作業を行い、より個性的でオンリーワンの車体を作り上げる作業がボディーワークなんです。



自動車に興味が無い方には、どれも同じように見える自動車の顔も、デザイナーの苦労を感じるものです。
複雑で立体的な造形は、微妙な数mmの差が大きくイメージを変えていきます。
この作業は芸術的な感性が要求されますが、我がアウトビアンキのカスタム化には立体的な造形を専門とするデザインの仕事をM隊員と、匠の技を持つ矢島氏がいますので、安心です。

この写真の初期型アウトビアンキの顔の中でも、口の部分の微妙な角度や大きさやライトのリムからの自然な曲線をどのように作っていくかが論議となりました。

我がアウトビアンキのカスタム化の注文の1つに、「メッキのライトリムを使いたい」との一言でも、単にライトリムを装着すれば良いのではなく。
装着をすることで、そのリム周りの数ミリの曲線の造作が印象を大きく変えてしまうことをM隊員も矢島氏も熟知しているのです。




さて、後期型を初期型の顔にするだけでなく、「実在しないステージ3.5」(初期型から中期型に移行する過程の試作車)なんて難しい注文に応えてくれようとしてくれるので大変な作業になる訳です。

つまり、誰が見ても違和感がない世界に1台のアウトビアンキを創っていく訳です。
本国イタリアでそのアウトビアンキを見ても、「なるほど!!」と思わせる1台ですので
ボディーワークの芸術性が求められる訳です。

単にパーツ交換だけならば、オートバックスに行けば良いんですが、世界に1台の自動車を創るのはカロッツェリアでないとできません。
この入念な打合せと手間のかかる造形作業に数ヶ月の時間がかかるでしょう。

宜しくお願いします。

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アウトビアンキ ボディーワーク計画 2

2011-05-28 22:22:04 | アウトビアンキ A112(レストア)


海外のWebサイトから数十枚の写真を検索して、見比べる。

さすがにM隊員は、デザイン関係の仕事をしているだけあって、微妙な違いを指摘する。
初期型のアウトビアンキはバンパーレスにしても、様になる。
ステージ5以降のアウトビアンキは、バンパー&オーバーフェンダーを外した後のボディーワークが難しい。



その難しい後期型のアウトビアンキをビンテージなカスタム化を依頼する訳です。
顔と尻の処理が難しい。
こんな難しい依頼を楽しんでくれるのは、カロッツェリア マチオヤジマだけだろうなぁ~。



写真の中期型(髭)アウトビアンキまでならバンパーレスでもOKなんですね。
後期型のオーナーで、バンパーレスにしたい方は参考になるかもしれません。

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アウトビアンキ ボディーワーク計画 1

2011-05-28 21:55:48 | アウトビアンキ A112(レストア)


我がアウトビアンキのエンジン計画と平行してボディーワーク計画が進行中です。
デザイン関係の仕事が本業のM隊員の協力のもと、我がアウトビアンキの顔を考えようということになり、数十枚に及ぶ歴代のアウトビアンキの顔を検証することになりました。



年代によって微妙に違うアウトビアンキの顔を見比べて、カスタム化していくのですが、 カロッツェリア でなけらばできないボディーワーク計画です。

初期型を参考に、「メッキパーツを使って、ビンテージな雰囲気に仕上げたい」のが私の希望です。
ステージ7のアウトビアンキのバンパーを外して、初期型を参考に実際には実在しない「ステージ3.5」を創ろうって訳です。



ん・・・しかし、世界中にはいろんなアウトビアンキがあるものですねぇ。
カスタム化したアウトビアンキの写真を矢島氏とM隊員とで眺めて、「ああじゃない。こうじゃない。」と話していると時間が流れるのが早い。

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アウトビアンキ アンディー号の作業報告

2011-05-28 20:07:26 | アウトビアンキ A112


M隊員とガレージに入るとアンディー号のエンジン装着が完了したところでした。



オーバーホールが完了したエンジンは、心音が聴こえそうな感じです。
良いですねぇ~。



30分ぐらいで新しいウォーターポンプとオルタネーターの装着完了。
エンジンブロックのイエローとオルタネーターのイエローが良い感じですねぇ。

アンディーさんの納車予定に向けて、作業は順調に進んでいます。
納車の時には、M隊員と共に、祝宴の準備しないとなぁ~なんて考えています。
まぁ~何かにつけて「酒が飲める~♪酒が飲める~♪酒が飲めるぞ~♪」がカロッツェリア マチオヤジマこのガレージの楽しいところです。
関東のアウトビアンキ仲間は、ちょっと違うかな?笑

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アウトビアンキ 雨のガレージ

2011-05-28 19:52:21 | アウトビアンキ A112


5月28日、関東も例年より早い入梅のようです。
週末のカロッツェリア マチオヤジマは雨の降る日もエンスー仲間が集まります。
ガレージの中は、4台のアウトビアンキと2台の600で、ぎっしりです。



完成間近の北海道のSさんのアウトビアンキと神戸のアンディーさんのアウトビアンキが並びます。
M隊員とガレージに入るとアンディー号のエンジン装着作業が終ったところでした。

ガレージのオイルの匂いに「ん!週末だなぁ~」と実感するM隊員と私です。


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アウトビアンキ エンスー病

2011-05-25 08:02:35 | アウトビアンキ A112


矢島氏が手にしているのは、ブロックの蓋、内側は3mmくらいの腐食凹み箇所もあります。
なんでこうなるのかはわかりませんが、修理工場なら「パーツ交換ね!」で終るんでしょうが、ここカロッツェリア マチオヤジマは、こんな朽ちたパーツでも「何故こうなったのか?」を探求するのです。

こんなこだわりが、ノウハウの積み重ねになっていくんだろうなぁ~といつも感心するのです。こうした探究心やこだわりは、レストアだけに限らず、仕事でも大切なことだと私は学んでいます。

週末の楽しみは、雑談から世界情勢にまで至るのですが、こうしたレストアのワンポイントアドバイスが面白い。

とかくカークラブでは、「やれパーツの交換は・・・。●●山の七曲のコーナーのタイムは・・。アバルトとは・・」なんて薀蓄ばかりになってしまうのですが、カロッツェリア マチオヤジマは、そこが違います。

レストアを通じて、いろんな方々が集まるから面白いんでしょうね。
矢島氏の話も面白い、たぶんそれは人生を楽しんでいるからでしょう。
若いときにヨーロッパからインドへの自動車旅やバイクの話は何度聞いても面白い。

朽ちたブロックの蓋の1つから広がる話は、人一倍の探究心が培ったんでしょうね。
エンスー病の仲間が集まるガレージに遊びに来ませんか?

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