Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

アウトビアンキ エンスー仲間の情報

2013-10-10 19:28:30 | アウトビアンキ A112


10月10日(木)、体調は今一で本日は午後2時まで寝ていて、3時からの商談を終わらせて、再び帰宅してのんびりしています。
明日の定例会議が終わったら、3連休ですので、ゆっくり休みます。
最近、忙しくて我がアウトビアンキを運転する機会がありません。
土曜日に少し走らせてみましょうね。

さて、エンスー仲間の情報網はすごいもので、専門ショップより詳細な場合があるものです。
例えば、何処にどんな状態の車両があるとか、誰々の車両のコンディションはどうかとか、誰の車両はガレージで6ヶ月置き去りになっているかなど・・・。
そして誰が新たなレストアベースをゲットしたかもそうです。

この写真の白のアウトビアンキは、某氏の所有されていた車両ですが、この車両は極めて状態が良いのです。
ほとんど、ノンレストアで、内外装、エンジン・足回り問題なし、しかもエアコン付きですこぶる調子が良い。

もし、私にレストア中のアウトビアンキが無かったら、購入したい車両です。
このアウトビアンキが、オークションで売りに出されている。
この車両を購入された方は、幸せ者です。



オリジナルに忠実で、ホイールもオリジナルの鉄チンです。
実は、アウトビアンキのホイールは、この方が軽いのです。
某氏は、丁寧にメンテナンスしていますので、そのまま乗り出しても、ベストな状態です。



アウトビアンキの室内もオリジナルで状態は最高です。
しかも、エアコンが付いているアウトビアンキで、エアコンが効く車両が少ない中、この車両は効きが良い。
もしかすると我がパンダ4×4より良いかもしれない。



シートに破れなく、最高のコンディション車両は珍しい。
写真のとおり、オリジナルで状態良いでしょ。



エンジンの状態は最高です。
エンジンルームの清掃を観ても、日頃の手入れの良さがわかりますね。

某氏は最近、X1-9の状態の良い車両をゲットされたようで、アウトビアンキはリリースされるようです。
興味のある方は、YAHOOオークションをウォッチしてください。

■ 1884年式、アウトビアンキA112ABARTH、白、(2オーナー)です
■ 前オーナーが1994年02/23(走行41,569km)に登録末梢後、
 2009年11月まで屋内保 管、同月、当方が入手し再登録、現在までガレージ 保管です
■ 外装は、年式相応の小傷・エクボ・塗装シミなどありますが、長期屋内保管のため
  ツヤがあり、ひどい錆などなく、とても良い状態を保っています
■ リヤスポイラーをはずした後の塗装はがれはタッチアップ補修です(スポイラーは
  お付けします)
■ 内装もほぼオリジナルでシート破れもなく、一部新車時からのビニールが残ったま
 まです
■ 記録簿は1991年10/08(走行41,569km)の車検時(抹消前最終)および2009年12月(再登録後)から現在まであります
■ クラッチ、ラジエター、オルタネータ交換等の重整備は当方所有後完了しています
■ FIAT純正ラジカセ、パワーウインドゥ、ETC、クーラー付き
■ クーラーは、2010年7月にガスを充填後、現在もきいています(夏でも都内走行可)
■ 現在の不具合は、油圧計とホーンが不動です
********* 主な整備記録 *********
◆ 納車時整備 : 2009年11/07 - 42,192km / フューエルタンク、フューエルゲージ 
  ユニット、フューエルポンプ&ホース交換、FブレーキキャリパーOHパッキン
  交換、Rブレーキホイールシリンダー左右交換、ドラムブレーキOH、ブレーキ
  マスターシリンダー交換、ウォーターポンプ交換
◆ 再登録時整備 : 2009年12/12 - 42,300km / キャブレターOH (加速ポンプ・ダ
  イアフラム交換)、プラグコード交換、FERODO F&Rブレーキ Discパッド交換、
  エアクリーナー交換、ディスビキャップ&ローター交換
◆ 一般整備 : 2009年12/26 - 42,500km / ステアリング・ロッド/カラー交換、
  ステアリング・ラックブーツ R&L 交換、エンジン・トルクロッド交換
◆ 車検時整備 : 2011年12/04 - 48,700km / ラジエター本体&キャップ&ホース
  交換、エンジン内洗浄、ヘッドライトリレー取付
◆ 一般整備 : 2012年03/24 - 49,600km / オルタネータ(Denso)&Vベルト交換
  2012年04/07 - 49,980km クラッチ板・カバー・レリーズベアリング・ワイヤー
  交換、タペット調整、プラグ交換(イリジウム)

********* 主な改造・改良点 **********
  ・ 機関 : ショートシフト(FLMC)、ピロボール強化シフトリンケージ、
    DENSOオルタネータ
  ・ 外装 : 前期Cピラー、スポーツグリル(シエム角型フォグ/未配線)、
    自作ドア内装パネル、ヘッドライト(伊エルマ球面)
   *オリジナルパーツはお付けします

********* 付属パーツ **********
  ・ スピードラインホイール(4本)+タイヤ4本(ダンロップDIREZZA DZ101、
    155-65-13、2010年11月購入約7000km使用)

参考まで・・・。

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アウトビアンキ フェンダー考 (KさんのスペシャルA112)

2012-10-04 22:25:53 | アウトビアンキ A112


10月5日(金)、出張先の大阪からのブログ更新です。
打ち合わせ後の会食も終わって、ホテルの部屋でホッとする時間です。
最近は、お酒の席も辛い年齢ですねぇ・・・。(苦笑)
お付き合いで乾杯はビールですが2杯目からはウーロン茶の場合が多くなりました。

のんびりしながら保存してあるKさんのスペシャルA112の写真を眺めていました。
「ん!仕上がりが素晴らしいですよねぇ~」
何度拝見しても、このスペシャルA112は、品良く仕上がっていますよねぇ・・・。
ホイールの選定も、オーバーフェンダーの仕上がりもグッド!です。



オーバーフェンダーもセンスが良いですよね。




バランスも絶妙ですので、嫌味がない・・・。
このスペシャルA112がバックミラーに映ったら、道を譲るだろうなぁ・・・と思います。



現在、制作中の我がアウトビアンキは、逆にオーバーフェンダーを廃しています。
制作依頼したときに、後ろに着いた自動車にパッシングされるよう外観に仕上げて欲しいとお願いしました。
塗装も経年劣化したような赤を選びましたし、ノーマル車のような内外装にしてあります・・。

愛車フィアット・パンダで高速道路を走っていると、後ろにピタッと張り付く車が「おりゃ!どけどけ!」と言わんばかりに煽るのですが、パンダは頑張っても走りません。
制作中のアウトビアンキは、そのストレスも解消されそうなので、ワクワクですねぇ・・・。

そう言えば、愛知県」のアメザリ号は「懐かしいねぇ・・・昔このN360に乗っていたんだよ」と言われたそうですが、
それって以前A112に乗っていた時に同様のことを言われた経験が私もあります。
あれって、なぜか言われて楽しいのはヘソが曲がっているからでしょうか・・・。





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アウトビアンキ KさんのスペシャルA112

2012-09-22 20:17:07 | アウトビアンキ A112


9月22日(土)、本日も仕事の打合せが午後4時まであり、疲れ気味でバテバテです。
肉体的に疲れが蓄積すると、腎臓に負担があるのがむくみ気味ですが、睡眠とマッサージで何とかOKです。

ぐったりした肉体にムチを打って、週末クラブ員のM隊員の愛車に乗って、カロッツェリア マチオヤジマに久しぶりに行きました。

ガレージが見えると「あ!」と驚きました。
疲れた肉体も一気に元気になりました。
今日はスペシャルゲストが2人います。

チューニングされた白のA112のKさんとブルーのフィアット850クーペのM女史(写真中央の美人)です。
40日連続のハードな仕事の疲れも一気に吹っ飛びじゃありませんか!



まずは、Kさんの白のスペシャルA112のご紹介です。
このアウトビアンキは、超有名な車両です。
フィアット数字系ミーティングでお会いしたKさんがご訪問していただいて、光栄です。このA112は、当初フェンダーが赤だったのを、現在のようにセンス良く塗装し直したとのことです。

「いやぁ~お見事です。最高の仕上がりですねぇ~」
Webでは、拝見したことがあるのですが実物は初めてです。



オーナーのセンスの良さがわかります。
みなさん、いかがですか?
しかも初期型のA112です。



後から見ても決まってますね。
ステッカーも最小限に止めるところが良いですね。



どうです?
キャブレタールーバー切ってありますが、上品に仕上がってます。
赤のラインに白でABARTH1000も極まってます。
このA112がバックミラーに映ったら、道を譲ってしまいますよねぇ・・。



ん!良いですねぇ~。
極まってます!



「Kさん!エンジン拝見していいですか?」ってお願いしました。



「ひゃ~良いですねぇ」
我がアウトビアンキと同じスペシャルヘッド&ツインキャブです。

レーシングな仕上がりで、ヒーターユニットは外してあります。

我がA112は、街乗り仕様ですので、ヒーターユニットは付いています・・・。(笑)
私は特にレースもジムカーナもやりませんので・・・。
どちらかというと長距離出張仕様ってところでしょうか・・。(しかも夏はパンダ)



蟻が群がるように、エンジンルームを覗き込む面々です。
M女史のテンションも高いです。



車内のコックピットまわりも上品な仕上がりです。
センスが良いですね。
100点満点中150点です。

いやぁ~素晴らしいA112を拝見しました。
疲れも吹っ飛ぶ本日でした。
Kさん、ありがとうございました。

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アウトビアンキ 入庫したA112(新しいオーナー募集中)

2012-08-14 18:55:15 | アウトビアンキ A112


8月14日(火)、お盆休みも仕事だったのですが、早めに帰宅しました。
赤坂見附で仕事の打合せ後、オフィスで出張の準備を済ませて今日の仕事は完了です。
日が暮れないうちに帰宅するなんて滅多にないので、奥さんには「体調悪いの?」と心配されましたが至って元気です。

さて、先週末のカロッツェリア マチオヤジマに新しい白のアウトビアンキA112が入庫されていました。
矢島氏に「このアウトビアンキは?」と聴くと「売り物だよ」とのことでした。

早速、週末クラブ員のM隊員とこのアウトビアンキをチェックしました。

外装はとても綺麗で、錆も無さそうです。
良い状態ですね!




一般的に錆びやすいリアゲートの裏も、綺麗な状態です。
我がアウトビアンキのレストアは、錆との戦いだったのですが、このアウトビアンキは極めて状態が良い。

最近、あまり良い状態のアウトビアンキは見たことがないのですが、このアウトビアンキはお薦めです。



エンジンの状態も悪くなさそうです。
無駄なアーシングや改造もしてないのです。
ノーマルなエンジンですが、メンテナンスも良かったようです。

アウトビアンキをお探しの方にはお薦めの1台です。
お問い合わせはカロッツェリア マチオヤジマまで。


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アウトビアンキ シート装着完了(愛知県のTさん)

2012-07-24 21:05:11 | アウトビアンキ A112


7月24日(火)、一昨日のカロッツェリア マチオヤジマの愛知県のTさんのシート装着作業のレポートです。
シートレールの修正も済んで、水平と平行を確認しながら仮止めです。



ノーマルシートを装着すると、スムーズに動きます。
Tさんも微笑んでいます。



シートの作動テストもOK。リクライニングもOKです!



装着されたドライバーズシート。
良い感じですねぇ~♪



早速、オーナーのTさんが座ってみました。
「おぉぉ!良いですねぇ~。これが正しいポジションですよね」とのコメント。
アウトビアンキのシートは、ホールド感も良いですし、座って疲れないですよね。
やはり考えて設計されていますよね。



シートを再び外して、床も塗装します。
こうした細心のメンテナンスが愛車を長持ちさせます。



ノーマルシートの仕上がりに大満足したオーナーのTさん。
助手席と後部シートを外し始めると、「このシートも張り替えてください!」と言う。



助手席は特に破れも汚れもないのですが、運転席のシートの仕上がりに、すべてを同じ生地で仕上げたいと思ったそうです。



珈琲タイムの間に、シートレールも再塗装して、丁寧に取り付けを行ないました。
湾曲したあのシートレールも見事の再生されました。



運転席のシートを取り付けると、作業完了。
助手席、後部座席は、張替え作業となりました。

横浜に来るたびに、Tさんのアウトビアンキは良くなっていきます。
Tさんのブログによると、帰る時にマフラーの破損に気がついたようです。
でもまぁ、手のかかる愛車って愛着が深まりますよね。

そんな訳で、直ぐ済むシート交換作業が、1泊になってしまいましが、楽しい2日間でした。
おかげで私のブログネタもできたので、感謝します!
Tさん、うなぎパイのお土産も美味しかったです。
ありがとうございました。

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アウトビアンキ シートレールの補正作業・匠の技(愛知県のTさん)

2012-07-23 21:51:39 | アウトビアンキ A112


7月23日(月)、日曜日のカロッツェリア マチオヤジマの愛知県のTさんのシートレール修正作業のレポートです。
シートレールを外された床は、バールの傷跡で凸凹になっていました。
これでは、シートレールを修正して、装着しても水平を取ることができません。



まずは板金で床の凸凹を補修することになりました。



床下、床上から板金用のハンマーで補正していきます。
丁寧に水平を出して行き、何とかOKのようです。




くの字に曲がったシートレール。
このシートレールの補正作業のスタートです。



まずはサンダーでスポット溶接のバリを取っていきます。



その後は、圧力をかけて、くの字に曲がったシートレールを補正していきます。
複雑に湾曲したシートレールはこれだけでは、元に戻りません。



その後、目測でハンマーで修正を加えていきます。
曲がったシートレールを真っ直ぐに修正するのは、まさに職人技です。



更に細かい修正は、加熱して修正していきます。
この作業はまさに鍛冶屋のようです。



金指を当てて、水平を確認していきます。
あの複雑に湾曲したシートレールの補正ができたようです。

我がアウトビアンキのオーバーライダーの制作も驚きでしたが、本日のシートレールの補正も、匠の技に感服しました。
さすがにカロッツェリアですね。
普通の自動車修理工場ならここまでやりませんよねぇ・・・。
「調べたけど、曲がってて修理できないねぇ~」なんて言われるのがおちですよね。



早速、ノーマルシートを裏返して、シートレールが通るかチェックです。



補正したシートレールです。
さて、どんな具合でしょうか?



シートレールは、スムーズに動きます。
いやぁ~お見事です。
複雑に湾曲した金属を真っ直ぐにすることが如何に難しいかを知っている方なら、この技の難度が理解できると思います。
いつもながら感心いたしました。


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アウトビアンキ バケットシート装着の謎(愛知県のTさん)

2012-07-23 06:00:27 | アウトビアンキ A112


7月23日(月)、土日のカロッツェリア マチオヤジマは、愛知県のTさんのアウトビアンキの大手術が行なわれた。
Tさんのアウトビアンキは購入時からバケットシートが装着されていました。
このアウトビアンキは中古車屋から購入したようですが、「バケットシートはサービスで装着しておいたから・・・」と言われたそうですが、この一言がどうも引っかかっていたようです。
狭いコブラのバケットシートとポジションの悪さから「ノーマルシートにもどした方が絶対に良いよ」との意見もあり、Tさんはその中古車屋さんからノーマルシートもゲットして装着することになったのです。
ボロボロのノーマルシートだったので、張り替えることになった訳ですが、バケットシートを外してビックリ!となった訳です。



Tさんのお土産のうなぎパイを食べながら珈琲タイムを楽しんだ後で、10分もあればシート交換は可能なので、安楽な気分でいたのですが・・・。
バケットシートを外してTさんが「あぁぁ!」と大きな声を発したので、みんなが集まったのです。
シートレールが曲がっているではありませんか!
これでは、シートが入りません。



このシートレール、どうやら何らかの理由で外そうとした形跡があります。
ドリルで穴を開けたり、果てはバールのようなもので無理矢理外そうとして、無理だったので諦めて、バケットシートを装着したのだろうと週末クラブ員たちの推理です。
Tさんのアウトビアンキは、いろんな箇所に手を加えようとして、断念している形跡がある1台です。
「ん・・・こんな場所で泣くなんて・・・」とTさん落胆。
「こりゃ~外して修正するしかないなぁ・・・」と矢島氏。

そんな訳で、すぐに済むシートの装着が大手術となった訳です。

※ ここまでは7月21日(土)のお話です。
  Tさんは、この日1泊することのなりました。(苦笑)



翌日、7月22日(日)、Tさんのアウトビアンキのシートレールの取り外し作業が始まりました。
シートレールはそう簡単に外れる訳がありません。
考えてみたら、安全対策もあって、衝撃などで簡単に外れてしまわないように、ボディーに溶接されている訳ですから・・・。



まずは矢島氏、スポット溶接の場所を触診です。
厚い鉄板を溶接してあるので、その場所を探るのも大変です。



スポット溶接の部分を探っていきます。




スポット溶接の部分をドリルで穴を開けて、溶接部分を剥していきます。
溶接箇所は全部で5箇所ありました。



さて、いよいよシートレールを外していきます。
簡単そうにみえる作業ですが、これが大変です。
中古車屋さんが、途中で挫折したのもわかるような・・・(苦笑)
素人レストアで挫折するのは、こんなことが多いのですよね。



シートレールは外れました。
格闘すること約1時間。
このシートレール、両端をネジで位置決めの為に留めて、スポット溶接で外れないよに頑丈に留めているわけです。
これを外すことなんて、想定されていないですものねぇ・・・・。

このシートレールが曲がった為に、ノーマルシートが入らなくなって、コブラのバケットシートを装着してごまかしていた訳です。
さて、この曲がったシートレールを匠の技で修正する作業は次回のレポートです。


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アウトビアンキ シートの張替え(愛知県のTさん)

2012-07-22 07:50:05 | アウトビアンキ A112


7月22日(日)、昨日のカロッツェリア マチオヤジマは、愛知県のTさんの張替えが済んだシートの装着作業の予定でした。
いつもながら愛知県のTさんは、若いこともあり元気がある。
午後12時頃愛知県を出発して、第二東名を走って午後4時頃には到着です。



愛知県のTさんもコブラのバケットシートです。
バケットシートを装着したことがある方は、想いの他ポジションの悪さを感じているようです。
本格的なレース走行のバケットシートならば、ドライバーの体型に合わせて製作するのですが、オートバックスなどで市販されているバケットシートはホールドは、まぁ良いかもしれないが、シートに体を合わせるようなものなので辛いのは当然です。



サーキットで走行する以外ならば、ノーマルシートは良いと思います。
デザイン性だけでなく人間工学に基づいて、設計されている訳ですので、ホールド性も悪くはないし、座り心地が良いシートをメーカーは製作しているのですから・・・。

そんな訳で、愛知県のTさんもバケットシートからノーマルシートへと変更することになったわけです。



これが張替えられたシートです。
レザーも生地も信頼度の高い日本製です。
良い感じですねぇ~。



背後もこんな感じで、ビシッ!ときれいに仕上がっています。
この縫製は専門家に任せて、張替えは矢島氏が行ないます。
シートの張替えもノウハウがあって、難しそうです。

さて!このノーマルシートが無事装着できるか否か?
実はコブラのバケットシートが装着してあったのは、理由があったようです!
そのレポートは次回のお楽しみに!

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アウトビアンキ グレーのA112(再生計画)

2012-06-21 00:14:08 | アウトビアンキ A112


6月21日(木)、大阪からの出張から帰って、いやぁ~疲れた。
眠いけどブログ更新です。

日曜日のカロッツェリア マチオヤジマでは、グレーのA112のドアが取り付けられて、いよいよ車検の準備です。
おそらく今週中に新しいオーナーの名義変更等が完了するでしょう。

写真のとおり、このA112は全塗装の前段階です。




ボディーの錆処理も完了して、車検を取れば走れる状態ですが、新オーナーは更に全塗装する計画のようです。



この写真は、ボディーワーク完了時の写真です。
ボディーの錆の修理は終わりましたので、これで20年はOKでしょうか・・。



穴が開いていた部分もご覧のとおりに修復されました。



錆びていたドアは交換されて、同系色にとりあえず塗られています。
このグレーはなかなか良い色です。



内側のドアノブはご覧のように新しいレザーに交換されています。
(この位置が正しいです)



私が指を指している部分に何故かレザーが忘れ去られた、愛知県のTさんのA112もありましたねぇ・・・・(笑)
そんなことでも盛り上がる週末クラブ員たちでした。

新オーナーのFさん。
いよいよ憧れのA112のオーナーになられて、おめでとうございます。

朽ちるA112や廃車されるA112が多い中で、蘇えるA112が1台でも多く増えることはうれしいです。
貴重なA112ですので、大切にしてくださいね。



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アウトビアンキ 朽ちたA112(群馬県の某所)

2012-06-20 06:04:49 | アウトビアンキ A112


6月20日(水)、台風が通過した大阪は、まだ曇っています。
まぁ、ホテルでの宿泊ですし、新幹線の中で宿泊するわけではないので、快適な夜でした。

ところで、6月17日(日)に愛車フィアット・パンダで群馬県の某所まで行ってきました。
その日は、道路も渋滞もなく快適なドライブ走行で気持ちの良い一日でした。
目的は、写真のA112が安価で売りにでていたので、その下見です。

見てのとおり、髭のA112です。
所有されている群馬のWさんは、パーツ取り車として購入されたようですが、
多く集めた車両の整理でこのところ数台のアウトビアンキを売却されてこれが最後の1台とのことです。
温厚なWさんの人柄がとても良くて、このA112を眺めながら、いろんな雑談で盛り上がりました。

この髭のA112は、何らかの事情で放置されて数年が経過しています。
車検書はあるのですが、ナンバーつきで廃車されていません。
ん・・・簡単に言うと税金が何年か払われていませんので、この車両を起こすには、滞納した税金と前の所有者の印鑑証明が必要で、
一度廃車してからレストア作業をするか、単にパーツ取りするかの選択しかありません。

とりあえず、車両の朽ち具合をチェックさせていただきました。



エンジンルームを覗くと、その埃の堆積と錆具合で放置された年月を感じさせました。



実はこのA112は、修理してある事情でそのまま放置されて数年が経過してこんな状態です。
その当時は、修理してあったので快適だったようですが、ここまで放置されるとエンジンを降ろしてオーバーホール、パーツ交換で
エンジンだけで40~50万は覚悟しないと駄目ですねぇ・・・。



車体番号もチェック。
このA112は、もとは赤色だったようです。



ドアを開けて、チェックすると黒かと思ったこのA112のドア色は紺です。
ってことは、このドアも交換されたわけですね。
ドアのヒンジ部分もお約束どおり錆びて、穴があいていました。

錆びやすいA112ですが、放置されればどんどん朽ちてしまうのは当然です。



内装は手を加えれば、なんとかOKかな・・・。
シートは張り替えたいですよね。

エアコン付なんですねぇ・・・(これは必要なしですね)



走行距離は78800kmです。



リアゲートもお約束の錆でグザグザです。
これも程度の良いものに交換しないと駄目ですね。

ご覧のようにナンバープレートがついています。
廃車証明がついていれば、まぁ・・・どうかな・・・。




助手席はご覧のように塗装が割れて、大きな錆が・・・。




ウインドウ周りの錆びも進行しているようです。



この部分も錆びやすい場所ですよね。
なんかお約束どおりの錆び方です。



ワイパー周りも錆びています。
ん・・・これはかなり気合をいれないと再生できませんね。

ボディーワークだけでも80~100万は最低必要かもしれません。
合算すると150万で、ノーマルに戻せるかなぁ・・・って概算です。

パーツ取りならそのままですが・・・ローダーで移送することやスペースを考えると無理かな・・。
そんな訳で、今回は残念でしたが、このA112はどうやら別の方にパーツ取りで買われていったようです。

朽ちたアバルト車を見ると反応する方も多いようです。

レストアは、いずれやろうと車両をためていると朽ちらしてしまう場合も多いです。
私も書類を起こした経験があります。
ですが、元の所有者が必ずしも、再生することを望んでいない場合もあります。
たとえば、想いがあるとそのまま朽ちらせたいという方もいますし、何らかの事情で朽ちていくこともあります。

ん・・・数年前にこのA112と出会いえたら、再生できたかもしれません。

レストアする車両で出会うのも、人の出会いと同じかもしれません。
世の中には、こんなに多くの人がいるのに、親しくなれるのはごく一部です。

今、レストアしているA112も、そんな出会いから始まったのですが、
出会った瞬間から、想いを感じているから、レストアしようと思えたのでしょうね。

今回のA112は朽ちているからとか、レストアに予算がかかるから断念したわけはありません。
この車両に感じるものが無かったのかもしれません。

それだけ、レストア中の我がアウトビアンキにはピンとくる何かを感じたわけです。

今回の何よりもの収穫は、群馬県のWさんに出会えたことです。
WさんはX1-9のオーナーで、弟さんはA112の所有者だそうです。
温厚な人柄が素敵なWさんでした。
今度、ぜひ横浜に遊びに来てくださいね。



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