1月27日(月)、先週末のFKR訪問の際に、2台のコンセプトの違うX1/9を拝見させていただいた。
我がX1/9の両側に並ぶ2台のX1/9.
1台1台の制作は、オーナーと相談しながらコンセプトワークしてそれを形にしていくわけです。
街乗り用なのか、サーキット走行用なのかなど、そのオーナーのカーライフに合わせて制作していくのです。
カスタマイズする場合に、イメージだけの話は齟齬が生じますし、実例を比較できると大いに参考になります。
この黄色のx1/9は、オリジナルのオーバーライダー付でユーロな雰囲気で上品に仕上がっています。
外見はノーマルのようですが・・・。
エンジンも一見、ノーマル風です。
エアークリーナーもそのままですし・・と思いきや。
実はこの黄色のX1/9は、ノーマルに見せて、ターボ装着車です。
しかも、あえて外見はノーマルに見せる技ありです。
黄色のx1/9(ターボ)は、[ふつ~に乗り易く速いですよ」と奥富さんは言う。
タービンはX1/91300の低速トルクを補う狙いで小型のものを使用。
キャブレターはノーマル型のワンキャブですが、他車用の口径の大きなものを使い、FKRオリジナル強化ヘッドガスケットでポート加工やハイカムに現代の小型タービンをタコ足からワンオフのエキゾーストを組み込んでいます。
左右2本出しのデュアルエキゾースト出口は片側がウエストゲート用でサイレンサーをバイパスしていますの
フルブーストからの排気音はまた音色の変わるそうです。
奥富さん運転で試乗させていただきました。
「現代のタービンですのでブーストレスポンスに優れつつ高回転まで追従します。適度なハイカムとのマッチングしています。」と解説してくれる。
街乗りには楽で快適なこういった仕様もあるんですね。
回転数を上げなくても、パワー不足は感じません。
もちろんエンジンは調整してあるんでしょうが、これは良いですね。
参考になります。
エンジン音も軽快です。
加速、コーナーリング共、最高です。
キャブらしいフィーリングを残しつつ、レスポンスの良いタービンで、低めのブーストとハイカムをバランスさせた高回転まで気持ちが良い。
NA1300の鈍足さは、実感していませんがこのX1/9の加速力は素晴らしい。
ウノターボエンジンのスワップもありだなぁ・・と考えていましたが1300のショートストロークエンジンでのターボ化は良いですよね。
試乗するだけで、勉強になりました。
こちらは1500のNAツインキャブです。
先ほどの黄色のX1/9は外見ノーマルですが、こちらはオーバーフェンダーです。
オーバーフェンダー仕上げのラインも、うっとりする曲線美です。
ウェーバー40φDCNFが2基装着です。
エンジンヘッドの調整をして、最良の状態のエンジンです。
このX1/9は試乗しませんでしたが、重厚なエンジン音が最高です。
おそらく120馬力ぐらいあるんではないでしょうか・・・。
これなら良いですね。
「色々な仕様のX1/9を作っていますが、どれも目指した車に仕上がるよう納得できるまでやりますので・・・。」と奥富さんは言う。
謙虚な言葉と経験と技術力の裏付けが、実際に2台のX1/9を比較して示してくれると、自分のX1/9はどのように仕上ようかと想像が膨らみます。
「どの仕様も皆良いでしょ・・。好みや用途でご相談ください」と言われるとお願いしますとなりますよね。
このエンジンチューニングを見入ると、アウトビアンキのエンジンチューニングもお願いしようと決めました。
X1/9は、まずは1300のノーマルエンジンを体感して、そこからどの方向に仕上ていくかをじっくり考えていきましょう。
※ この記事は、新幹線の中で書いています。
そろそろ新大阪に到着です。
これにて。
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