Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

ベスパ M隊員のレストア(台湾ベスパの人気)

2012-07-31 19:00:00 | ベスパ


7月31日(火)、先週末のカロッツェリア マチオヤジマは、ベスパばかりでした。
私も自宅からカロッツェリア マチオヤジマまでベスパで行ったのですが、熱中症になるのではないかと思いほど、道路は暑かったです。

実はガレージには、紺の台湾ベスパが以前から置いてあるのですが、M隊員のレストアしているベスパも台湾ベスパ、写真の緑色の1台(私のベスパ)も台湾ベスパなんです。

特に台湾ベスパが流行している訳でもないのですが、台湾ベスパが集まっています。
その理由を考えたのですが、イタリア製のベスパ主義の方々からすると、台湾製やインド製のベスパは人気がない為にここにあるのかもしれません・・・。



まぁ、個人的な見解では、台湾ベスパの方が出来が良いように思うのですが、イタリア製とは微妙に違いがあることに気がつきます。



M隊員がレストアする台湾ベスパは、床を再生したのですが、この床はベトナム製です。
M隊員いわく、「このベスパはアジアンベスパです」とのことですが、更にインド製パーツなどを使われると更にスパイシーになるではないでしょうか・・。

この床パーツなんですが、ドイツのSIPでも販売されていて、ドイツ製だと思われている方もいるかもしれませんが、案外とドイツで販売されているパーツは、アジアで製造されている場合も多いのではないでしょうか・・・。
それを更に高い金額で日本で購入されている方々も多いわけで、パーツを買うならべトナムに行くのが良いのかもしれません。

M隊員のベスパのボディーは、シートを被せてガレージの外に置いてあったので、シートの上の水たまりでボウフラが湧いた為に、突っ込みを入れたがる週末クラブ員たちは、「金魚も入れた方が良いんじゃないか・・・」などと言うのです。

そこでM隊員の伺うと「ゆっくり仕上げるのが楽しいのですよ」との回答でした。
そんな訳で錆が出てくるとペーパー掛けをするの作業が続くわけですねぇ・・・。
近いうちに、自宅ガレージでサフェーサー掛けをする予定だそうです。

M隊員の台湾ベスパのボディーの状態は極めて良い状態です。
もしかするとバイオリンなども時間を経過して、板の状態が熟成されて良い音がするわけで、俗に言うバイオリンの名器はこうしてできるのですが、こうした物もそうなのかもしれませんねぇ~。

デザイン系の仕事をしているM隊員が制作するベスパはどんな仕上がりになるか楽しみです。
しかし、暑い中お疲れ様です!

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ベスパ PK50SS アクセサリーのサフェーサー塗装(ボディーワーク計画2)

2012-07-30 21:52:03 | ベスパPK50SS(改造)


7月30日(月)、先週末のカロッツェリア マチオヤジマのレストア中のベスパPK50SSのボディーワークです。
錆処理と凹みを補修して、パテ処理したサイドカバーのサフェーサー塗装です。




丁寧に処理したサイドカバーは、PK50SSのロゴの穴埋めされてきれいに仕上がりました。



ガソリンタンクも錆処理されてサフェーサーが塗られました。



ノーズカバーはロゴをマスキングしてサフェーサーが塗られました。



PKのグローブボックスはノーズカバー同様プラスチックパーツですが、これもサフェーサー塗装が完了です。



メッキのスタンドも錆びやすいパーツです。
このパーツはボディーと同色で塗装する計画です。
スタンドラバーは交換します。

これでボディーパーツの大半はサフェーサー処理されて、塗装の準備ができました。
でも前回予告したとおり、キャブレター位置の変更に伴い、エンジンカバー前方部分に開口部の加工をする計画です。
そこで一度、エンジン積んでキャブレターの位置を確定する必要があります。
インマニの加工(アルミ切断と溶接)が必要になりそうです。
その加工が済むまで、塗装はストップです。

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ベスパ PK50SS(ボディーワーク計画)

2012-07-29 19:58:12 | ベスパPK50SS(改造)


7月29日(日)、本日は涼しい部屋で昼寝三昧でした。
さて、写真は昨日のカロッツェリア マチオヤジマのレストア中のベスパPK50SSの作業状況です。
錆転換処理をした後、サフェーサー塗装してパテで錆でアバタ状にになった床や凹みをパテで埋めました。

エンジンが組みあがって、少し仕上がりのイメージが明確になってきました。
エンジンのインマニの位置を右側に出るようにして、キャブレターの取り付け位置の変更をしてみたくなりました。
つまり、キャブレターが右側のエンジンカバーをはみ出るようにしてみようと考えています。
おそらくボディーに穴を開ける加工が必要になると思います。

ボディーの加工位置決めをする為には、塗装前に一度エンジンを乗せる必要がありますので、手間な作業ですよね・・・。
その上で一度エンジンを降ろして、ボディー加工の後に塗装する段取りになります。
場合によってはインマニも加工する必要があるかもしれません・・。
ベスパのエンジンカバー付近からビックキャブが飛び出ているのもインパクトがありそうですね。
これならベスパPK・コルサと言えるかもしれませんよね。

昼寝してそんなことを想像して、早速、本牧ベスパサービスの斉藤さんに電話して相談しました。
「ん・・・やったことないけど・・・可能だろうけど」とのコメント。
面倒な相談ですよねぇ・・・。
まだ、この構想はカロッツェリア マチオヤジマの矢島氏には相談していませんが、「めんどくさい!」と言われそうですねぇ・・・。



床はかなり錆でアバタ状になっていましたが、これできれいになりますね。

想像したイメージを形にするってことは、手間がかかることですが、やってみたいですよねぇ・・・。
交渉するところも挑戦ですね!
ん!時間がかかるけどお願いしてみましょう。




この部分も凹みがあったようです。
きれいにパテ処理して頂きました。
ありがとうございます。
今週時間があったら、矢島氏にボディー加工の相談に行ってきますか!
よろしくお願いします。

PS:週末クラブ員のOさんとも最近仕事の関係ですれ違いですねぇ。
   Oさんのアウトビアンキのレストアも進行中のようですので、
   取材させてくださいね。
   時間があったら土曜日に来てくださいね!
   珈琲とお菓子を用意してお待ちしています~。


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ベスパ PK50SS (チューニングエンジン完成)

2012-07-29 09:45:09 | ベスパPK50SS(改造)


9月29日(日)、朝から暑いですねぇ・・・。
今日は自宅でのんびりする予定です。

ところで昨日の本牧ベスパサービスでは、レストア中のベスパPK50SSのチューニングエンジンも組みあがり、ボディーの完成を待つ状況になっています。

135ccにボアアップされたエンジンは、フルサークルのクランクを組み込むことで、吸気口の変更となっています。

ベスパPK50SSのボディーは、カロッツェリア マチオヤジマでレストア中です。
錆だらけのボディーを丁寧に仕上げて、FIAT 1000 Berliba Corsaを模した塗装を施す計画です。

ボディー完成後に、本牧ベスパサービスに持ち込み、組立て作業に入りますが、ハーネス&配線、ディスクブレーキ化、マフラー取り付け、シートのカスタム化などの作業が残っています。




ドイツのSIPから、リムが届きました。
アルミのワイドリムはです。
SIPのこのリムは4色あるようです。
このポリュシュ仕様のリム良いですよねぇ。



このリム幅を見ると、通常の物との違いが判ります。
どうやら、このリムを使用することで、チューブレスになるようです。

私の頭の中には、完成したベスパ・コルサのイメージが明確になっています。
ベスパをベースにしたカフェレーサーを創りたいのですが・・・・。
品良く仕上げるのが難しいですねぇ。

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ベスパ プラグ交換とキャブ調整(台湾ベスパ)

2012-07-28 21:38:16 | 台湾ベスパ(レストア)


7月28日(土)、天気も良かったので、久しぶりにベスパを走行させた。
しばらく走るとキャブ調整しないとアイドリングが高い。
何とか本牧ベスパサービスまで辿り着いて、その症状を斉藤氏に話すとキャブとインマニを繋ぐゴムが緩んでいたようだ。

ここ最近、出張も多かったのでまったく乗っていなかったので、接続部分が緩んでいたようだ。



プラグは6番から7番のプラグに交換してもらいました。
ん!これでアイドリングも安定したようです。

入院して車椅子から松葉杖、そして杖の生活から少しずつ歩けるようになって、はじめは愛車フィアット・パンダに乗るのもグッタリしていたのですが、最近はベスパのキックも手術した足でできるようになりました。
ベスパに乗れるようになるのもリハビリーの目標だったのです。
ちょとうれしいですね・・・。
最終目標は自転車に乗れるように回復することですが、いつになるでしょうね。

今日は、南区から都筑区にあるカロッツェリア マチオヤジマまで行ってきたのですが、久しぶりにベスパに乗ると疲れますねぇ・・・。
帰宅すると手術した膝もガクガクして階段を上がるもの辛かったです。

聞いた話では、東京医科歯科大学で膝の軟骨再生が研究で成功したようですので、その内、身体のレストアも出来る日が来るかもしれません。
その日まで筋肉をつけて補うようにしましょう~。




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ベスパ 久しぶりのエンジン始動(台湾ベスパ)

2012-07-26 18:14:39 | 台湾ベスパ(レストア)


7月26日(木)、本日は仕事を午後5時に済ませて、帰宅しました。
いやぁ~暑いですよねぇ・・・・。
時間もあるので、ベスパのメンテナンスを行ないました。

定期的に整備はしていますが、出張も多くて乗る時間もない状態です。
たまには乗ってやらないとダメですよねぇ・・。
まずは、ボディーを磨くところからスタートです。



特に錆もないボディーですので、少し磨くと輝きます。
週末には、もっと丁寧に磨いてあげましょう!



しばらくエンジンに火を入れてないので、動くでしょうか・・・。
このベスパはビックキャブを装着していますので、チョークを引くのに、シートを上げて、手を突っ込まないとなりません。



お!キック一発でエンジン始動しました。
それでなくても騒々しいベスパのエンジン音ですが、チューニングしてあるこのベスパの音は更に大音響です。
すこしアイドリングを下げた方が良いかもしれません・・・・。

週末に天気が良かったら、ベスパを走らせてみますか!

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ベスパ PK50SS(カスタムベスパのサフェーサー処理)

2012-07-25 19:10:24 | ベスパPK50SS(改造)


7月25日(水)、先週末のカロッツェリア マチオヤジマでは、レストア中のベスパPK50SSの錆転換剤の処理も完了して、サフェーサーが塗られました。
湿気が多いこの季節ですので、塗装までの下処理ですが、これで一安心です。



錆が酷かった床周りは、アバタ状になった箇所もありますので、今後はパテ処理をしていきます。
細部のチェックで飛び石でエクボになった部分もあるかもしれませんので、そこも補修ですね。

塗装はFIAT 1000 Berliba Corsaを模して塗装しようと考えていますので、サフェーサーの色に近いかもしれませんね。



これがFIAT 1000 Berliba Corsaの模型です。
こんなイメージのベスパに仕上がると楽しいですね。



これはディスクブレーキ用のフェンダーです。
フェンダーのメッキはサンドブラスト処理して、塗装の下準備です。

我がアウトビアンキもレストア完成間近ですが、ベスパPK50SSのカスタム化も進行中です。
チューニングエンジンは完成していますので、ボディーのカラーリングで良くも悪くもなりそうです。



ん・・・このコルサカラーも良いですね。
どんなカスタムベスパが出来上がるか楽しみですねぇ~。

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アウトビアンキ シート装着完了(愛知県のTさん)

2012-07-24 21:05:11 | アウトビアンキ A112


7月24日(火)、一昨日のカロッツェリア マチオヤジマの愛知県のTさんのシート装着作業のレポートです。
シートレールの修正も済んで、水平と平行を確認しながら仮止めです。



ノーマルシートを装着すると、スムーズに動きます。
Tさんも微笑んでいます。



シートの作動テストもOK。リクライニングもOKです!



装着されたドライバーズシート。
良い感じですねぇ~♪



早速、オーナーのTさんが座ってみました。
「おぉぉ!良いですねぇ~。これが正しいポジションですよね」とのコメント。
アウトビアンキのシートは、ホールド感も良いですし、座って疲れないですよね。
やはり考えて設計されていますよね。



シートを再び外して、床も塗装します。
こうした細心のメンテナンスが愛車を長持ちさせます。



ノーマルシートの仕上がりに大満足したオーナーのTさん。
助手席と後部シートを外し始めると、「このシートも張り替えてください!」と言う。



助手席は特に破れも汚れもないのですが、運転席のシートの仕上がりに、すべてを同じ生地で仕上げたいと思ったそうです。



珈琲タイムの間に、シートレールも再塗装して、丁寧に取り付けを行ないました。
湾曲したあのシートレールも見事の再生されました。



運転席のシートを取り付けると、作業完了。
助手席、後部座席は、張替え作業となりました。

横浜に来るたびに、Tさんのアウトビアンキは良くなっていきます。
Tさんのブログによると、帰る時にマフラーの破損に気がついたようです。
でもまぁ、手のかかる愛車って愛着が深まりますよね。

そんな訳で、直ぐ済むシート交換作業が、1泊になってしまいましが、楽しい2日間でした。
おかげで私のブログネタもできたので、感謝します!
Tさん、うなぎパイのお土産も美味しかったです。
ありがとうございました。

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アウトビアンキ シートレールの補正作業・匠の技(愛知県のTさん)

2012-07-23 21:51:39 | アウトビアンキ A112


7月23日(月)、日曜日のカロッツェリア マチオヤジマの愛知県のTさんのシートレール修正作業のレポートです。
シートレールを外された床は、バールの傷跡で凸凹になっていました。
これでは、シートレールを修正して、装着しても水平を取ることができません。



まずは板金で床の凸凹を補修することになりました。



床下、床上から板金用のハンマーで補正していきます。
丁寧に水平を出して行き、何とかOKのようです。




くの字に曲がったシートレール。
このシートレールの補正作業のスタートです。



まずはサンダーでスポット溶接のバリを取っていきます。



その後は、圧力をかけて、くの字に曲がったシートレールを補正していきます。
複雑に湾曲したシートレールはこれだけでは、元に戻りません。



その後、目測でハンマーで修正を加えていきます。
曲がったシートレールを真っ直ぐに修正するのは、まさに職人技です。



更に細かい修正は、加熱して修正していきます。
この作業はまさに鍛冶屋のようです。



金指を当てて、水平を確認していきます。
あの複雑に湾曲したシートレールの補正ができたようです。

我がアウトビアンキのオーバーライダーの制作も驚きでしたが、本日のシートレールの補正も、匠の技に感服しました。
さすがにカロッツェリアですね。
普通の自動車修理工場ならここまでやりませんよねぇ・・・。
「調べたけど、曲がってて修理できないねぇ~」なんて言われるのがおちですよね。



早速、ノーマルシートを裏返して、シートレールが通るかチェックです。



補正したシートレールです。
さて、どんな具合でしょうか?



シートレールは、スムーズに動きます。
いやぁ~お見事です。
複雑に湾曲した金属を真っ直ぐにすることが如何に難しいかを知っている方なら、この技の難度が理解できると思います。
いつもながら感心いたしました。


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アウトビアンキ バケットシート装着の謎(愛知県のTさん)

2012-07-23 06:00:27 | アウトビアンキ A112


7月23日(月)、土日のカロッツェリア マチオヤジマは、愛知県のTさんのアウトビアンキの大手術が行なわれた。
Tさんのアウトビアンキは購入時からバケットシートが装着されていました。
このアウトビアンキは中古車屋から購入したようですが、「バケットシートはサービスで装着しておいたから・・・」と言われたそうですが、この一言がどうも引っかかっていたようです。
狭いコブラのバケットシートとポジションの悪さから「ノーマルシートにもどした方が絶対に良いよ」との意見もあり、Tさんはその中古車屋さんからノーマルシートもゲットして装着することになったのです。
ボロボロのノーマルシートだったので、張り替えることになった訳ですが、バケットシートを外してビックリ!となった訳です。



Tさんのお土産のうなぎパイを食べながら珈琲タイムを楽しんだ後で、10分もあればシート交換は可能なので、安楽な気分でいたのですが・・・。
バケットシートを外してTさんが「あぁぁ!」と大きな声を発したので、みんなが集まったのです。
シートレールが曲がっているではありませんか!
これでは、シートが入りません。



このシートレール、どうやら何らかの理由で外そうとした形跡があります。
ドリルで穴を開けたり、果てはバールのようなもので無理矢理外そうとして、無理だったので諦めて、バケットシートを装着したのだろうと週末クラブ員たちの推理です。
Tさんのアウトビアンキは、いろんな箇所に手を加えようとして、断念している形跡がある1台です。
「ん・・・こんな場所で泣くなんて・・・」とTさん落胆。
「こりゃ~外して修正するしかないなぁ・・・」と矢島氏。

そんな訳で、すぐに済むシートの装着が大手術となった訳です。

※ ここまでは7月21日(土)のお話です。
  Tさんは、この日1泊することのなりました。(苦笑)



翌日、7月22日(日)、Tさんのアウトビアンキのシートレールの取り外し作業が始まりました。
シートレールはそう簡単に外れる訳がありません。
考えてみたら、安全対策もあって、衝撃などで簡単に外れてしまわないように、ボディーに溶接されている訳ですから・・・。



まずは矢島氏、スポット溶接の場所を触診です。
厚い鉄板を溶接してあるので、その場所を探るのも大変です。



スポット溶接の部分を探っていきます。




スポット溶接の部分をドリルで穴を開けて、溶接部分を剥していきます。
溶接箇所は全部で5箇所ありました。



さて、いよいよシートレールを外していきます。
簡単そうにみえる作業ですが、これが大変です。
中古車屋さんが、途中で挫折したのもわかるような・・・(苦笑)
素人レストアで挫折するのは、こんなことが多いのですよね。



シートレールは外れました。
格闘すること約1時間。
このシートレール、両端をネジで位置決めの為に留めて、スポット溶接で外れないよに頑丈に留めているわけです。
これを外すことなんて、想定されていないですものねぇ・・・・。

このシートレールが曲がった為に、ノーマルシートが入らなくなって、コブラのバケットシートを装着してごまかしていた訳です。
さて、この曲がったシートレールを匠の技で修正する作業は次回のレポートです。


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