姫路近郊加西の地に鶉野飛行場がありました。
置かれたのは海軍のパイロットを養成する部隊です。
ただし、戦況の悪化はじっくり熟練させる猶予を与えません。
駆け出しにできる攻撃方法・・ そう結果的には”そんなこと”になったことは容易に想像されます。
ただ、この機体「紫電改」は特攻用ではありません。
斬新で頑健な新鋭樹です。
武装も強力でした。
片翼2門計4門の20ミリ機銃を装備しています。
口径20ミリの機銃から発射される弾丸は炸薬を内包していて命中すると爆発します。
上方に飛行状態で吊ってあるのが97式艦上攻撃機です。
97式艦上攻撃機と言うのは皇紀2597年に制式化された、空母で運用する攻撃機という意味です。
攻撃機と言うのは一定高度を水平に飛行しながら爆弾を投下する水平爆撃と魚雷を投下できる機体を指し、97式の乗員は3名です。
展示機は水平爆撃用の800キロ爆弾を抱いています。
紫電改は局地戦闘機(インターセプター)といわれ、陸上基地で運用されます。
国内基地に配備されたという事態はそれだけでも切羽詰まったものでした。
通称赤とんぼ、初等の練習機で戦場に出る前提にない機体です。
この機体さえ特攻に参加しています。
97式の尾部に鍵竿構造があります。
空母に降りる際、この鍵竿を降ろし、甲板に張られたワイヤーを引っ掛け機体を停めます。
考えるだけでも難しいですね。空母に発着できるパイロットを養成するのは大変、そもそもその空母もいない・・
現在の母艦機も仕組みは同じです。
星型エンジンの構造の一端を見ることができます。
まさに戦争を振り返っての平和希求です。
日常的にマスクが必要になること、現に大規模な戦闘行動が起こっていることを前回時想像もつきませんでした・・