東京のかつてのウォーターフロントには地名の根拠になった事物が、あるいは地名そのものが失われたものが多いように感じます。フロントがさらに沖合に進んだんですね。
東京メトロ木場駅、もちろん木材集散地である木場、現在の種別では水面倉庫ですかね、それが由来だと思います。
木場の駅から海の方に歩きます。
「木場」の辺りは「深川」、話言葉では強く残りますが、文字としては弱いかと思います。
木場もないようです。
燃料水素電池バスの運行経路のようです。
バスの正面は地下鉄車庫です。
運河を人と自転車に渡らせようとするとこれだけの施設・構造が必要です。
橋は線路も越えます。
ただ、京葉線は橋の手前(白いバンの駐車場柵の所がトンネル入り口)で地下に入ります。
もう少し進むとサギが水面を飛びます。
魚を追っているようです。
水の動きを見ると蛇行する流れがあります。
水底の地形の反映ですかね・・?
大量の水の動きは計り知れません。
閉鎖水域ならでは? 小さな生命を奪うこともあるようです。
この翌日、太公望が喜びそうなサイズを含め大量の”失われしもの”が浮いていました。
人道橋(しおかぜ橋)を通って対岸に渡ります。
このずっと先が「新木場」です。
健気です。
灼けるような熱風にも負けず、つる性ですが、茄子、ジャガイモ風の小さな花が車道沿いに咲いています。