朝光寺境内の不動明王です。
この背後、より適切にはお寺正面から水音が聞こえます。
断崖に水落ちを臨みます。
さらに数メートル下ると滝です。
規模的には”垂水”の方が響きがいいですかね。
この清水がわずかな先から滝となって落ち下ります。
この滝こそがここに国宝となる寺院が開創された”もと”じゃないでしょうか? 聖地・・ 清浄地・・
滝頭に不動明王がまつられます。滝行もあるのかもしれません。
この樹がつくばねじゃないでしょうか? つくばね=衝羽根、羽根つきの羽根です。
(神戸市立森林植物園さんのブログより)
滝は見下ろせません。
滑ったら生命に関わる一大事、大袈裟でなく・・
滝の形成・・なんでしょう?
大断層? スパッと切って磨いたような面が見えます。
近畿は太古、大火山帯でそれ由来のものも多いようなのでこの滝もそうかもしれません。
こことほど近い黒滝の水は火山由来の粘土土壌モンモリロナイトを含んで濁りがありますが、ここは澄んでいます。単に季節だけかもしれませんが・・
岩ではなく一帯の地盤が瞬時にドスンとちぎれて落ちたかも・・・、一帯の震えを想像すると恐ろしくなります。
ここはその現場の一部かも・・
境内に戻ります。