昨日3月13日の日本経済新聞に、白河市内の企業が、放射能汚染瓦礫及び樹皮ゴミの受入れを開始するという記事があり、市民より問い合わせをいただきました。
福島のバイオマス発電所 汚染がれき受け入れ
東証マザーズ上場のファーストエスコが運営する福島県白河市のバイオマス発電所が13日から、放射性物質による汚染濃度が高いがれきや樹皮ゴミの受け入れを始める。福島県内に多く残る汚染がれきは処理先がほとんどない状態が続いているが、行政の支援を受け、適切に処理すれば安全を確保できるとして受け入れを決めた。
バイオマス発電所の出力は1万1500キロワット。毎日380トン程度の建築廃材などを燃料に使っている。13日から、1日20~30トンのがれき受け入れを始める予定だ。
高圧洗浄機などを使って1キログラムあたり100ベクレル未満まで除染してから、がれきを受け入れる。焼却すると数千ベクレルの高濃度の放射性物質を含んだ灰が残る。
いわき市や郡山市、田村市などからの受け入れを想定。大気中に放射性物質はほとんど放出しないとしている。 2012年3月13日 日本経済新聞より
この記事の影響か、昨日と本日のファーストエスコ株価はストップ高だそうです。
白河のバイオマス発電所とは、大信の中新城にある白河ウッドパワー発電所です。大信地区の住民からも苦情の声があがっています。この情報を得て、昨日、担当課に対し、事実関係の確認をしたところ、担当課も全く知らないとのことで、情報収集を依頼しました。本日朝一番で、担当課に出向き、事情説明を求めました。市当局としては、本日、県の担当者を呼び、事実関係についての説明を求めるとの回答でしたので、現在委員会開催中ですが、昼休みに副市長から説明を受けました。
副市長の説明によれば、白河市は何も説明を受けておらず、県担当者に対して事業の即時停止を求めた。県の担当者(林業振興課)は、当該事業者に対して、その場で連絡をし、事業の停止をさせたとのことです。
また、県担当者の説明によれば、新聞記事では13日から受け入れ開始とあるが、13日に行われたのは材料の搬入のみであり、本日より焼却開始予定であったが、開始前にストップしたとのこと。尚、県担当者は、「これは試験的焼却」と説明したようですが、日本経済新聞に掲載された内容と違う説明には納得いきません。試験的であろうが、何であろうが、このような重要な事項が何も知らされていなかったのは事実です。
市民からは、「嘘の多い行政の弁明を簡単に信用することはできない」との声もあります。市役所は、新聞各紙を購読しています。職員の中には、各紙に目を通す役割の者もいるはずです。誰も何も知らなかったという弁明を市民は信じるでしょうか。「信用できない」「裏切られた」との声も寄せられています。
県担当者は、何を考えているのか。白河市をどこまで愚弄するのか。近隣住民に何も説明することなく、全国紙に「汚染がれき受け入れ」と掲載されたわけです。
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福島のバイオマス発電所 汚染がれき受け入れ
東証マザーズ上場のファーストエスコが運営する福島県白河市のバイオマス発電所が13日から、放射性物質による汚染濃度が高いがれきや樹皮ゴミの受け入れを始める。福島県内に多く残る汚染がれきは処理先がほとんどない状態が続いているが、行政の支援を受け、適切に処理すれば安全を確保できるとして受け入れを決めた。
バイオマス発電所の出力は1万1500キロワット。毎日380トン程度の建築廃材などを燃料に使っている。13日から、1日20~30トンのがれき受け入れを始める予定だ。
高圧洗浄機などを使って1キログラムあたり100ベクレル未満まで除染してから、がれきを受け入れる。焼却すると数千ベクレルの高濃度の放射性物質を含んだ灰が残る。
いわき市や郡山市、田村市などからの受け入れを想定。大気中に放射性物質はほとんど放出しないとしている。 2012年3月13日 日本経済新聞より
この記事の影響か、昨日と本日のファーストエスコ株価はストップ高だそうです。
白河のバイオマス発電所とは、大信の中新城にある白河ウッドパワー発電所です。大信地区の住民からも苦情の声があがっています。この情報を得て、昨日、担当課に対し、事実関係の確認をしたところ、担当課も全く知らないとのことで、情報収集を依頼しました。本日朝一番で、担当課に出向き、事情説明を求めました。市当局としては、本日、県の担当者を呼び、事実関係についての説明を求めるとの回答でしたので、現在委員会開催中ですが、昼休みに副市長から説明を受けました。
副市長の説明によれば、白河市は何も説明を受けておらず、県担当者に対して事業の即時停止を求めた。県の担当者(林業振興課)は、当該事業者に対して、その場で連絡をし、事業の停止をさせたとのことです。
また、県担当者の説明によれば、新聞記事では13日から受け入れ開始とあるが、13日に行われたのは材料の搬入のみであり、本日より焼却開始予定であったが、開始前にストップしたとのこと。尚、県担当者は、「これは試験的焼却」と説明したようですが、日本経済新聞に掲載された内容と違う説明には納得いきません。試験的であろうが、何であろうが、このような重要な事項が何も知らされていなかったのは事実です。
市民からは、「嘘の多い行政の弁明を簡単に信用することはできない」との声もあります。市役所は、新聞各紙を購読しています。職員の中には、各紙に目を通す役割の者もいるはずです。誰も何も知らなかったという弁明を市民は信じるでしょうか。「信用できない」「裏切られた」との声も寄せられています。
県担当者は、何を考えているのか。白河市をどこまで愚弄するのか。近隣住民に何も説明することなく、全国紙に「汚染がれき受け入れ」と掲載されたわけです。
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