★コミュニティの活性化（代々木）

　しばらくぶりの研修をＮＯＭＡで２日間行った。

　ここ数年、ＮＯＭＡでは８月にテーマコミュニティの研修をやり、冬には地域コミュニティの研修をするのが通例になっている。今回は２０名（大雪で１名欠席）の参加で、終わってみると、とてもいい感じの研修会になった。

　ＮＯＭＡの研修の場合は、みな初対面であるし、しかも１．５日という短期間であるので、フランクで居心地の良い研修環境をつくることが大事と考えている。そうなるように心がけているが、いつもいらぬ心配となる。コミュニティ担当の人たちなので、あっという間に打ち解けて、すぐに仲良くなるからである（今回も、初日終了後、みんなで飲みに行ったようだ）。

　いつもゲストを呼ぶが、今回は新城市から来てもらった。ＴさんとＭさんのお二人で、地域自治区と市民まちづくり集会の話をしてもらった。お二人とも、同じ自治体職員同士ということで、建前の話ではなくて、苦労したことや嬉しかったことを自分の言葉で話してくれた。

　話の内容がよかったという証拠は、４５分の説明ののちの質疑が１時間以上にわたったことである。まじめな質問と体験に基づく答えが小気味よかった。お昼をすぎたので、私が間に入ったが、もし入らなければ、さらに続いたことだろう。実際、一旦、終わった後も、何人もの行列が出来て、名刺交換が行われ、そこで、さらに話の続きが行われていた。

　改めて、自治体職員が持っている体験や経験を共有する必要を強く感じたが、こうした体験を共有する研修を行う必要性を思わず、今回のＮＯＭＡの担当者で松下ゼミの準ゼミ員のＳさんに話したら、先生それはいいですねとなって、もう少しで、私が引き受ける展開になりそうだったので、思わず話題をそらしたが、自治体職員が力をつけるには、そうした研修は、本当は必要なのだろう。

　先週は旅に出てゆっくりしたが、その余波で、しばらく、あちこち出かけるようになる。