松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★まちづくり基本条例シンポジューム(庄原市)

2011-05-21 | 2.講演会・研修会
 庄原市といっても、すぐには位置関係が分からない人も多いだろう。広島県の東北部にあり、島根県、鳥取県、岡山県にも接している人口4万人のまちである。この庄原市で まちづくり基本条例制定に向けてのシンポジュームが行われた。
 今回は飛行機で行ったが、ANA広島行きは、羽田空港68番ゲート、つまり一番の奥の奥であった。一番近い手荷物検査場からでも10分はあるくらい遠く、以前、連れ合いは、油断してゆっくり歩いていたら、係員の人に「松下さぁーん」と呼びに来られた体験があるゲートである。いつも行く米子も、この68番あたりなので(67か)、私は十分に、油断せずに行くので、呼びに来られることはない。大都市広島なのに、なぜ68番なのだろうか。
 広島空港から、庄原市の会場に行くまでが、実にきれいだった。まだ新緑が残っているみずみずしい山と、苗を植え、水を入れた棚田は、本当にすがすがしい美しさだった。ただ、私のこの感動は、迎えに来てくれたKさんたちには伝わらなかったようだ。
 シンポジュームでは、私の講演の後のパネルディスカッションが面白かった。経験、年齢などバランスが取れた布陣で、それだけで話も多様になるが、何よりも、私のつっこみに、それぞれが、それぞれの個性でお答えをされたのが、良かったと思う。とりわけ若手のMさんは、特に面白いことを言おうとしているわけではないが、人柄からでてくるほのぼのとした面白さで、会場の柔らかな笑いを誘い、パネルディスカッション全体をリードしてくれた。
 もう一つ、よかったと思うのが、会場からの質問である。かつては、パネルディスカッションというと、非難・皮肉に満ちた質問を出し、壇上の人を立ち往生させるのがステータスのような雰囲気もあったが、それではせっかく集まって、みんなでまちをつくろうという元気は出ない。この日は、会場から、創造的で元気が出る質問で、パネラーも、参加者も元気が出たと思う。多くの人が、穏やかな笑顔で、会場を後にできたと思う。
 せっかく、まちづくり基本条例を始めたのであるから、この前向きな気持ちを持続し、住んでよかったという庄原市をつくるきっかけにしてもらいたい。
 帰り、少し時間があったので、上野池を見ながら、食彩館しょうばら・ゆめさくらに寄ってもらい、お土産を買った(乳団子など、竹屋饅頭は売り切れ)。それでも足りずに、広島空港では、広島県のお土産(音戸のちりめんじゃこなど)を買った(広島といえば、もみじまんじゅうであるが、当日、わざわざ廿日市役所から、Nさんたちが、シンポジュームに来てくれて、お土産に頂いた)。私が買ったお土産は、いずれも広島らしい魅力的なお土産であるが、しかし、高いものではないので、今回も経済効果は大したことはなかったと思う。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ☆市民活動支援公募事業選考審... | トップ | ☆街頭アンケート - 議会を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2.講演会・研修会」カテゴリの最新記事