松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆学生と地域連携に関するフォーラム(法政大学)

2019-11-14 | 1.研究活動
 法政大学で学生と地域連携に関するフォーラムがあった。法政大学の多摩キャンパスにある地域交流センターの主催である。

 内容的には、盛りだくさんで、第一部は、多摩キャンパスがある町田市、八王子市、相模原市の副市長さんによるパネルディスカッションだった。これは三者三様だった。

 興味深かったのは、八王子の副市長さんの話で、行政は、今日の大学のあり様を端的に(冷徹に)とらえていることが印象的だった。

 簡単に言うと、この副市長さんが新人の頃は、大学のほうは、さほど地元自治体を意識せず(もっと言うと、ほとんど相手にしていなったが)、最近では、大学のほうからの積極的にアプローチが来るようになった。大学も厳しい状況に置かれているのだろうといった趣旨の発言である。

 たしかに、その通りで、サガジョも社マネをつくり、地域連携に転換し、それが功を奏して、今では、入学式を二部にしなければいけないくらい、入学者が増えたが、どこの大学も生き残りをかけて、地域連携に取り組んでいる。

 社マネができて、地域連携を始めた。何人かの先生が取り組んだが、私は、私の個人的なつながりから、上田市や新城市、そして焼津市などとの地域連携を始めた。相生祭の物産展は、今ではすごい賑わいになったが、当初は、手作り感満載の物産展だった。上田の鈴木さんたちと、味噌を売ったりした思い出がある。

 後半は、地域からの報告で、興味深いと取り組みが報告されたが、残念ながら時間がなく、報告だけに終わってしまった。

 その中で、私が興味を持ったのは、学生たちの触媒機能というか、地域を元気にし、和やかにする機能に関する報告で、これは私が関わっている活動でも、同じことを感じている。

 ただ残念だったのは、せっかくの問題提起やヒントを深める時間がなかったことで、これは私たちが行うフォーラムだの際には、注意しようと思う(時間管理の重要性)。
 
 もう一つ、若者と地域をつなぐフォーラムなのに、会場には学生や若者がおらず、地域のおじちゃんたちや役所の人ばかりであったことである。これは残念と言うか、意外だった。

 ちなみに、もう少ししたら、広報できると思うが、2月15日にマチプロ主催で、若者と地域連携フォーラムを行う。新城市、島田市、焼津市、多摩市、白岡市などから、若者に来てもらう予定である。南区からは、マチプロ、サガジョの他のグループにも参加してもらおうと考えている。

 この場合、私たちは、単なる報告会でなく、若者がたくさん参加し、そこで議論を深める会としたいと思う。これは、もう少し、内容が固まったら、報告したい。

 この日は、若プロから、ももちゃんが参加した。「共学の大学に行くのは初めて」と、やや高ぶっているようにも見えたが、行ってみると、前述のように、参加者は、おじちゃんと役所の人ばかりで、拍子抜けしたのではないだろうか。

 それでも、若者を受け入れる立場の人たちの話を聞く機会はあまりないので参考になったと、ももちゃんらしい、前向きな印象を語っていたのは、さすがである。
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