松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★地方自治制度初級研修(館山市)

2014-08-06 | 2.講演会・研修会

 南房総の館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町の4市町で、安房郡市広域市町村圏事務組合をつっていて、その合同研修である。

 入って2年目の職員が中心で、地方自治法と地方公務員法の基礎を2日間で教えるという研修である。一昨年にはじめて担当し、去年は日程調整が取れず失礼したが、今年はうまく調整できたので、担当することになった。

 シラバスは、地方自治制度、地方公務員制度となっているが、最初に、宣誓書を素材に、自治体職員のあり方を考えてもらった。宣誓書には、地方公務員法のエッセンスが凝縮されている。今回は、全体に問題を解きながら、考えていくというスタイルをとってみた。みな真面目で、とてもやりやすかった(今回は、会場も変更になり、それも微妙に影響しているのだろうか)。

 一般に、東京から南房総に行くのはとても時間がかかる。内房線は1時間に1本しかない。それを各駅停車で館山まで行ったら、どのくらい時間がかかるのだろう。だから多くの先生は、館山に前泊するらしい。
 ところが、三浦半島に住む私は、とても地の利があって、久里浜から東京湾フェリーに乗れば40分、浜金谷から館山までは内房線で30分と通勤圏である。

 東京湾アクアラインや館山自動車道ができるまで、房総に渡るのは東京湾フェリーがメインだった。私も何度も乗ったが、私の体験では、久里浜から浜金谷のほうはさほどではないが、帰り、浜金谷からフェリーに乗るのは、2船くらい待つのが当たり前であった。フェリー乗り場に並ぶまでが一苦労で、フェリー乗り場を頭に、国道127号線が大渋滞した。

 当初は、東京湾アクアラインは3000円であったが、800円まで値下げしているので、東京湾フェリーは価格競争力を失って、横浜以北に自動車は、フェリーを使わなくなった。だから、夏休みであるにも関わらず、フェリー待ちしている自動車は30台くらいしかいない。私は、フェリーに乗ってしまえば、運転しないですむので、フェリーを愛用するが、東京湾フェリーは、私のように運転嫌いの人か、三浦半島在住者御用達になってしまった。

 浜金谷行きの朝便で、私のような徒歩のお客さんの9割は、ゴルフ客である。南房総には10以上のゴルフ場があって、港まで送迎してくれるうえ、乱立がたたって値段も安いようだ。70代前後のおじさんのゴルフ談義を聞きながら、船上のひと時を過ごすことになる。東京湾を渡る風は心地よく、小さな旅気分を味わいながらの地方自治制度研修になった。

 

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