藤沢市における実務に活かせる政策法務研修である。8年目の職員が対象である。
研究室の法務と地方自治の実践現場における法務は、大きく違う。ここでは、仕事を達成するためのツールとして、法務を考えるものである。このところ、私の政策法務研修は、実務に活かせるという観点に純化してきた。
条例は道具で、うまく使えば有効である。逆に使いきれないと、道具貧乏になってしまう。実務をやったことがない人だと、このあたりの微妙な位置づけはよくわからないのかもしれない。
今回の会場は、新たに新築した藤沢市役所である。地域のシンボル的な建物になったが、この施設なら、災害時、本部機能を十分に果たせるだろう。
ちょっと失敗してのは、2日間の研修だったので、2日間かけて、政策法務を学べばよいと考えていたら、実は、入れ替え制であったこと。つまり、今回は1日コースを2回やる研修だった。前々日に気が付いたが、二日分の資料を送ってあったので、関連部分には、少しづつ触れながら、ここぞというところを重点的な研修を行った。
2日間の出来であるが、初日は冗談が多すぎたので、2日目はだいぶセーブしたが、その分、2日目は、冗談が滑り気味になった。なかなか難しい。
藤沢市はサガジョのゼミ生のめぐちゃんが入庁している。同じ職場の人が、各回とも、参加していたが、めぐちゃん話になると、みな、目を細めて、「一緒に仕事をしています」、「市民からも人気があります」などと話してくれるので、学生のときと変わらずに、いつも笑顔で仕事をし、そして職場の人たちにかわいがられ、信頼されている様子が、垣間見れて、とてもうれしかった(ちょっと鼻も高かった)。
研修担当のHさんには、きめの細かいご配慮で、ありがたかった。普通の研修の先生とは違う、講師なのできっと驚いたろう。