松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★南区区民会議委員と南区選出市議会議員との交流会(11月14日)

2011-11-14 | 2.講演会・研修会
(2011.11.14)
 たくさんの議員さんの参加を得て、交流会が行われた。4グループに分けてグループ討議という方式をとった。会議の司会、運営、報告は、区民会議メンバーが担当であるので、私の出番はあいさつと、ときどきグループを回って茶々をいれることだけ。みんなの手作りというところが、とても良いと思う。
 何を言われるか、戦々恐々として参加したという議員さんもおられたようだ。しかし、同じまちづくりの仲間として、大いに語り合い、その輪を区民全体に広げようということなので、全くの杞憂であるが、そう思うのも無理もないことだと思う。
 今日の地方議会の仕組みは、昭和22年につくられたものである(議員さんの杞憂もここからきている)。昭和22年といえば、敗戦で何もなかったときである。その時のシステムとしてはよかったと思うが、その後、経済発展し、今日では、発展のピークを過ぎて、陰りが見えている。この時代に、合わなくなっていることがたくさんあるはずである(東日本大震災では地方議会の意義が問われた)。それを改良して、次の時代にふさわしいものに切り替えていかなければ、私たちの自治の未来はないというのが私の問題意識である。その答えは、簡単には出ないが、机上の議論、畳の上の水練だけをやっていても、答えが見えてこないので、トライ&エラーのつもりで、あちこちのまちで、やってみることだと思う。
 今回の試みも、地方自治法の想定していないことであるが、ここから、次代に生き残れる自治(まちづくり)のヒントが見つかると思う。
 今回の取り組みには、南区の行政のみなさんが、下準備やら、さまざまな場面で奮闘してくれた。心強い。それぞれの力を存分に出せるようにするのが、次代を生き残れる自治づくりのポイントのひとつだと思う。
 来年もやってみようと思う。
 
(2011.11.11)
 南区区民会議では、行政区の強みを活かそうと考えて、さまざまな試みを行っています(とくに年配の町内会長さんたちが、すごく活発で、「若い人が、まちのために汗をかこうというのだから、細かいことは言わず応援しよう」という気風が溢れています)。今回は、南区区民会議の自主活動として、南区区民会議委員と南区選出市議会議員との交流会を開くことになりました。南区のまちづくりについて、大いに語り合おうというものです。自主事業ですので、手弁当で、司会進行、発表も区民会議メンバーが手分けして行います。

1.日時 平成23年11月14日(月)午後6時から(1時間30分程度を予定)
2.会場 南区合同庁舎3階講堂
3.テーマ 「南区のまちづくりについて」
4.進め方 グループ討議です。数グループに分けて意見交換をします。
4 交流会は見学可能です(多数の場合は抽選)。
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3 コメント

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Unknown (田代 文子)
2011-11-17 18:57:04
私も見学に行きたかったのですが、行けませんでした。どんなことが話し合われたのか、聞かせていただけるとうれしいです。まちづくりの方法も過ぎ行く日々とともに変わっていくのですね。
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こんにちは (マロン教授)
2011-11-18 00:08:06
 今回は、話し合いの内容というよりも、話し合うことが重要だと思っています。内容までの条件が、整っていないからです。
 昭和22年以来の市民、議会の関係は、要求か追及です。しかし、これは、大震災という自治の最大危機の局面で、まったく機能しないことが明らかになりました。新たな関係をつくっていくことが急務ですが、どのようにつくっていったらよいのか、テキストがないなかでの試行錯誤が続くのでしょうね。しかし、その答えを出さないと、次の100年はないことは確かです。
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これからの10年。次の100年のために (いまい)
2011-11-21 00:46:32
自治基本条例づくりの中で、市民の素直な声が集まり、重なってくると、地方自治の現場で、議会・議員はもちろん行政も、多くの市民にとって遠い存在であるという実状が明らかになります。
次の100年や熟議の社会をつくっていくためにも、まずは市民と行政・議会の距離を縮めるシステムづくりと実践の積み重ねが必要で、それは今後10年の宿題の一つのように思えます。
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