土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

今こそ、日蓮主義の復活を!

2013-09-16 09:56:26 | 古代日本のスーパースター

土佐のくじらです。
今、当ブログでは鎌倉時代にスポットが当たっております。

鎌倉幕府初代将軍源頼朝亡き後、源氏の直系は廃れ、妻北条政子の働きにより、北条家が執権として君臨しました。
当時の武士は、すなわち農民であり、一般庶民でしたから、この頼朝→北条家への権力の流れは、
ひょっとしたら、世界初の民主主義革命と呼べるかも知れません。

源氏は、一応貴族階級だからです。

8代執権時宗は、その優れたリーダーシップにより、元寇の襲来に備え対応することができました。
それは、全国の武士を、博多を中心に北九州に集め、船で襲来する元寇を、海岸線で封じる作戦でした。

最終的には台風の襲来により、元・高麗連合軍の船が沈没して難を逃れるのですが、それまで耐えることができたのが偉かったのです。

その前提には、武士の世が完全に確立して、なおかつ定着し、全国民が北条家の指示に従う体制ができていればこそでした。
まぁ、源義経が長生きしてくれていたら、元寇は朝鮮半島に入れなかったでしょうから、対馬の悲劇はなかったかも知れません。

とにもかくにも、日本国は無事でした。

その元寇襲来前に、一人の僧侶が鎌倉幕府を相手に、誤解と迫害に耐えながら、
国防の必要性と、法華経信仰を説き続けました。

有名な、日蓮聖人です。

日蓮聖人の教えは、他宗批判が強いことでも有名ですが、
その信条には、国を守りたいという情熱があったと思います。

私は日蓮宗徒ではありませんが、同じく日本を愛するものとして、聖人をとても尊敬しております。

またいずれ書きたいとは思いますが、日蓮聖人が日本に広めた法華経には、世界から宗教戦争をなくすヒントがあるように思います。
つまり、聖書と仏典をつなぐものが、法華経には秘められているのです。

厳しい他宗批判をした日蓮聖人が広げた経典は、世界の宗教を統合するヒントがあるなんて、
まぁなんと人類の歴史は、不思議で素敵なパラドックスを秘めているのでしょうね。

さて今の日本は、中国・北朝鮮・韓国などによる、外圧の脅威の元にあると、私は認識しております。
時代は鎌倉期の時宗執権や、日蓮聖人の時代にあったと同じ国難です。

今必要なのは、時宗執権のような強いリーダーシップと同時に、日蓮聖人のような、国を守る強い意志を持った宗教勢力ではないでしょうか?
自虐史観と平和ボケと対極にあるのは、強い政治的使命感と、強い信仰心だからです。

日蓮宗関係の信徒の方々が、今どれだけ国防への意識、特に中朝韓への対応意識を持っているかは、私は定かには存じません。
しかし日蓮宗徒であるならば、日蓮聖人のご意志に忠実であるべきだと思います。

よもや、日中国交樹立の時に働きがあったとか、信徒に中朝韓系の方が多いからと言って、
彼らにくみしたり、日本の国防を阻害し、手足を縛るような憲法を後生大事に「平和憲法だ。」と擁護するようでは、
日蓮聖人の願いからは、ほど遠いのではないかと私は考えます。

それでは法華経を信じているのではなく、GHQ教を信じていることになります。
立正安国論を信じているのではなく、安直な戦後の左翼教育を信じていることになります。

日蓮主義とは、要するに、国防主義だと私は思います。

迫害されても、武士に斬りかかられても、斬首直前まで行っても、島流しにあったとしても、
元寇に対して、信仰と信念で立ち向かう人生を、行ききった誇り高き日蓮聖人の信徒の方々は、
今こそ日本の国難に際し、凜々しく立ち上がり、師の意思に報いるべき時であると私は考えます。

「我、日本の柱とならん。」
「我、日本一の智者とならん。」

この発願をなさった日蓮聖人が、もし今生きていらっしゃって、現在の日本を見たらなんとおっしゃるか。
それこそ、今の日本がやらねばならないことであり、現代日本人が選択するべきもの・・・ではないでしょうか。

                                                   (続く)