土佐のくじら

土佐の高知から、日本と世界の歴史と未来を語ろう。

増税+原発停止で、日本は沈没します。

2013-09-25 17:00:00 | 増税亡国論

土佐のくじらです。

今日本国内では、全ての原発が稼動を止めています。
東日本大震災以降、原発の再稼動が遅れており、日本の電力会社は今、一日100億円の燃料代を払っています。

これは年間で言うと、3~4兆円の出費です。消費税率が5→8%になった時の消費税収増と同じ額です。
(消費税収に限りです。トータルの税収は下がります。)

ですから、このまま脱原発を推し進めれば、日本国民は、消費増税と電力料金上昇の、経済的ダブルパンチを受けます。

国民レベルで言えば原発停止によって、既に3%増税分は喰らっているわけです。
今後企業では消費税=売上税で納税額が上がり、電気料金が上がり、なおかつ、その分を料金上乗せすれば、売り上げが落ちます。

法人減税など無意味です。法人税を払える企業(儲ける企業)そのものが減るのですから。

アベノミクス景気の腰折れは、確実です。
それだけではなく、不景気は泥沼下し、失業も増えます。

今の日本経済の、GDPの約6割は消費です。
消費活動を損なう税制下では、経済は収縮する以外の選択肢はありません。

地方自治体は、失業手当や生活保護の支給にあえぎます。

こんなひどい政治は、日本の歴史上存在しないのではないでしょうか?
どんな頭脳ならば、こんなひどい仕打ちを思いつくのでしょうか?

国民は、20年不況で疲弊しきっています。
好景気を知らない世代が成人しています。

国民を豊かにし国家を強くし、世界に誇りを持てる日本のビジョンのない方は、どうか政治家になろうと思わないで下さい。
どうか、国民の奉仕者としての公務員(官僚)になど、なろうと思わないでください。

今の日本経済は、まだデフレ経済から抜け出せていません。

デフレとは、お金が足りない状況なので、病気で言えば貧血です。
貧血の時に、献血=増税させてはいけません。

血液センター(政府)に、輸血の在庫(税収)がないからといって、貧血患者(日本国民)から、血(税金)をこれ以上取ってはいけません。

今必要なのは、むしろ輸血(減税と金融緩和)です。
法律をリストラし、血流改善(規制緩和)することです。

そして元気(好景気)になってから、税金をいただければ良いのです。
好景気なら自然に税収は増え、増税の必要すらないです。

日本国民に警告します。
不景気に、増税させてはいけません。
デフレ時にも、増税させてはいけません。

それは、禁じ手です。
貧血の時に、献血するのと同じです。

そして子孫に増税国家を残すことになり、我々が子孫から恨まれることとなります。

日本国民として、今やるべきことは、早く元気になって、また稼げる国家にすることです。

それが政治の仕事です。
政府は、ちゃんと仕事していますか?

 


大航海時代と天下布武

2013-09-25 07:00:00 | 歴史の読み方

土佐のくじらです。

当ブログは、歴史を中心軸にした記事がメインですが、時折歴史を踏まえた、現代の諸問題にも意見を述べます。
今は戦国時代と、来年4月に導入が囁かれている消費増税に関する、2重のテーマが主流です。

私は歴史への見解を、早く終わらせたいと思っています。
なぜなら、歴史から抽出した国防論へとテーマを、ブログ記事の移したいからです。

しかし消費増税導入への決定が、10月と差し迫っておりますので、そちらも取り急ぎ記事にしております。
全く違う観点かも知れませんが、ダブルで楽しんでいただけたらと存じます。

信長の生き様は、現代人が学ぶべき点が多いと思います。
それを全てご紹介する筆力は、私にはありませんので、私なりの超ひねくれた歴史の見方ですがご容赦を。(笑)

信長は、戦国時代末期に生きましたが、その生存中は、世界史が大きく動いた時期でもありました。
それは、大航海時代が始まり、忌まわしき植民地主義、白人至上主義が始まろうとしていた時期でもあるからです。

種子島へのポルトガル船による鉄砲伝来が、一説では1543年・・・と言われます。
一方、信長の生誕も、同じ1543年・・・なのですね。

この奇妙な時代の巡り合わせに、私は歴史の妙を感じざるを得ません。
フランシスコ・ザビエルによる、日本へのキリスト教伝来は、翌年の1544年と言われています。

この当時、スペイン・ポルトガルなどの南欧諸国による、大航海時代が進んでおりましたが、それは同時に植民地拡大の時代でもありました。
彼らの植民地侵略のやり方は、ほぼ決まっておりました。

まずキリスト教を伝道し、地域に広めた上で、白人社会の支配を手引きする・・・。
そして、いざとなれば、新兵器で殺傷力の強い鉄砲で脅し、少数の支配者で、多くの先住人を屈服させ支配する・・・です。

彼ら白人種の多くは、遊牧民やバイキングの末裔であり、侵略者的発想に長けています。
侵略者は、肉食獣の狩りのような発想をします。

即ち、自分たちが絶対に勝てる状況を作ってから、粛々と侵略するのです。
相手が強ければ、弱くしてから戦います。
そうして、絶対に自分たちが勝てる状況を、まず作るのです。

まずは、相手をばらばらにします。
相手を分裂させれば、こちらが少数でも、一個撃破できます。
また内乱を画策し、それに乗じて実行支配に付け入ることもできました。

また、キリスト教を布教して信者を増やせば、キリスト教国である侵略者は、宗主国としての地位を得られると同時に、キリスト教信者からの立場から見たときに、白人が自分たち地域を支配すれば、宗教上の理想郷ができると勘違いさせるのですね。
これもまた、内乱を画策するには好都合でした。

こういう方法論によって、ヨーロッパ諸国は世界のほぼ全域を、支配下に吸収して行ったのです。
これでフィリピンはスペインに、台湾はオランダに取られていました。

江戸時代の幕末期にあったような、日本の危機的状況は、実は戦国時代にもあったということです。

種子島にポルトガル人が漂着したころの日本は、全国で諸侯が乱立し分裂状態で、しかも長期の内乱状態でした。
また当時の日本人は、鉄砲という新兵器に崇拝の念も持ち、キリスト教にも免疫がなく、それが植民地支配に通じることにも無知でした。

信長の時代、全国をまとめ上げようと思ったり、全国統一への具体的な行動を起こす人は、信長以外いませんでした。

信長が日本に生まれていなければ、そして信長が、天下布武の号令の元、天下統一事業をやろうと思わなければ、日本はフィリピンのような植民地に、堕していた可能性もあると私は考えます。

そういった観点から、信長以降の歴史を見ると多くの謎が、スーッとつじつまが合うのです。(笑)

さて皆様、これは過去の歴史の話・・・だけでは済まされませんよ。

中華人民共和国が、筋金入りの侵略国家であることは、段々と認識されてきましたよね。

中華人民共和国は、共産主義国ですよね。
そして共産主義国とは、無神論の国・・・なのです。

さて皆様、神様を信じていますか?
まさか宗教を馬鹿にしたり、軽んじたり、「嫌だな。」とか感じていませんか?

それは、かつてのキリスト教国が、植民地を作る際に、キリスト教を利用したのと同じ方法論を、あいつらに使われている・・・やも知れませんぜョ。

歴史愛好家として一応、ご注意を促しておきますね。

                                               (続く)