丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

校庭・園庭の土の除染をどうするか、町の考え

2011-06-18 05:25:53 | 日記

質問 

保育所・児童館・学校の園庭やグランドの土の除染が必要ではないか

土の除染は福島も元々は自主的に自治体がやってきたことですが筆甫や耕野など放射線の高いところがある。町でもすべきである。いろんな事情で丸森を離れられない子育て世代がいる。彼らの不安を少しでも少なくしてあげる事が必要だ。

 

町長の議会や全員協議会での回答から

 

⊡まず、グランドの放射線が、1マイクロシーベルトに近い、耕野小学校、筆甫小学校・保育所の除染を東北大学にお願いしてする。

1か所6トンの表土が出ますが捨てるところが無いので、セシュウムが吸着している粘土だけを取り出すと、50㎝立方体ぐらいになるそうです。そうすると、どこにでも持ち出せるようになる。

町内学校や保育所全部で実施すると1億4千万円の費用がかかるそうです。

今回、どの位の成果が出るか、国へ、福島県並みの補助を要請しますがその結果などをみて議会や父兄の方と協議するようになりそうです。

⊡町長の話では全学校・保育所等の排水溝や雨どいの下など放射線測定値の高い1マイクロシーベルト以上の所の

汚泥などを取り除き、処理をどうするかも検討しているようです。

⊡放射能の測定は臨時職員の雇用により

測定箇所や回数の増などきめ細かな対応が出来るようになります。

 

父兄の皆さんに朗報があります 。

 

⊡今議会で簡易測定機~表面汚染測定用サーベイメーター1台が総務課に

環境放射線モニタPA1000が子育て支援課8台、学校教育課に13台の予算がとおりました。

父兄の方も先生方と一緒に学校内や通学路にモニタリングポストを設けて日々測定することが可能になりました。

 

*子育てに関係のある予算は

 

・放射線測定臨時事務職員2名               2576千円

・保育所、児童館に放射能カウンセラーの派遣依頼経費2371千円

・放射能検査容器、送料                    404千円

・母乳検査手数料100名分                  788千円

・飲料水検査手数料、浄水場や学校等の水道      1017千円

・プール水検査手数料                     1418千円

・放射性物質検査手数料                   2100千円

・放射能測定機22台                      3035千円

などです。

 

各学校保育所に簡易放射能測定器が1台づつ配布されます。

その測定結果は町のホームページで紹介されています

  〇簡易型測定器による測定結果の公表はこちらから

※ 6月9日より各学校において、10日より各保育所において、簡易型測定器による測定も行なっております。
      上図の学校名をクリックするとリンクが開きます。
    ※「丸森保育所」「金山保育所」「大張児童館」「耕野児童館」は、こちらから。

今後とも児童・生徒の安全・安心を守るため、放射線量の動向について、注意深く監視するとともに、万一状況が変化した場合には、関係機関と協議しながら必要な措置を講ずる考えでおりますので、ご理解賜りたいとぞんじます。

という、町長の回答でした。

議会広報に出す原稿ができました。 500字以内です。

題名「福島原発事故と町政」

質問

    子供たちの将来に健康不安を与えている。国は福島の1マイクロシーベルトを超える校庭や園庭の土の除染を実施するとしている。校庭や側溝等にも数値の高いところがある。除染が必要ではないか。

   原発被災者となった畜産農家と国で認めてない放射能による野菜出荷自粛農家・観光客のキャンセル等風評被害を含め、町で取りまとめて損害賠償請求出来ないか。

   メルトダウンした原発は再爆発の可能性もある。子供に与えるヨウ素の準備や給食でヨウ素を含む昆布などの食の取り組みが必要ではないか。

 

答弁「町民や子供を守る対策をする」

   東北大の協力で、耕野小学校と筆甫小学校・保育所で表土除染を実施する。また、他の学校等でも側溝など1マイクロシーベルト以上の場所がある。汚泥とか除染の仕方を調査する。

   代換え飼料の確保と損害賠償請求を支援していく。県では2㎞メッシュで土壌検査をする。風評被害が拡散しないように機器の購入や臨時職員を雇用して農産物や土壌を測定し、生産者や消費者に安全情報を伝えていく。

   原子力安全委員会から出されている資料では避難を優先すると言っている。給食は従来通り安全と栄養バランスを考える。