いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

新つじどう会の作品①~初春の歌~

2019-04-04 19:31:15 | 短歌


藤沢市で、月1回、「つじどう会」という短歌サークルが開かれます。
私以外は、女性、後期高齢者ですが、
それぞれに個性があり、楽しめます。
今回は、会長の村上きょうこさんの作品を3首。
村上さんは、このブログでも紹介した
「吉田茂と学舎耕余塾」の著者でもありす。
売れてきたようですよ。

……

平成の御代の終わりの初日の出 富士の高嶺の光たまゆら

襷かけ走る選手を応援す 夜の初夢われ走りたり

「初競り」の豊洲市場に春嵐 高値記録の大間のマグロ


富士山の絶景⑬~赤い木を前景に~

2019-04-04 19:08:54 | 富士山

富士山の絶景は、季節の応じて見られる。
その季節とは、少し隔たった景色もまた、美しい。
赤い樹々と紫色の草が、富士山を際立たせる。
夕焼けの空。
流れる雲。

富士山は、いつでもさわやかだ。

名歌鑑賞⑭~大西民子~幻の椅子

2019-04-04 18:46:04 | 短歌


大西民子。
夫と離別し、孤独な時間をもった。
幻の椅子。

……

かたはらにおく幻の椅子一つあくがれて待つ夜もなし今は

……

椅子が部屋のそばに置かれている。
座る人はいなくなってしまった、突然に。
その悲しみを思い出さされる。
いったいどこへ。

大西民子は大正13年岩手県生まれ。
前川佐美雄、木俣修に師事。
「形成」創刊に参加。
「まぼろしの椅子」「不分の掟」など。

……

前髪に雪のしづくを光らせて訪はむ未知の女のごとく


富士山の絶景⑫~噴煙をあげるごとく~

2019-04-04 17:45:30 | 富士山


富士山の山容は雄大である。
富士そのものも美しいが、
吐き出す噴煙、前景としての街。
それも、見どころである。

ここでは、おおらかにそびえる富士をとりあげた。

富士山の記事は、まだまだ続く。

名歌鑑賞⑬~五島美代子~美智子皇后の歌の師匠

2019-04-04 17:29:44 | 短歌


五島美代子は、「心の花」に属し、
活発な作歌活動を展開した。のち、
「尖端」「立春」を創刊。
歌集として、
「暖流」「新編母の歌集」
などを出版した。

美智子皇后の歌の指導をしたことも有名で、
厳しく「今の心」を詠むことを昌道した。

娘は、戦後初めて女性を受け入れた東大に入学した。
喜んだ美代子自身も東大で講義を聞いた。
しかし、
その愛する娘が自死してしまった。
次の歌は、その娘の幻影を追うように、つくられた一首である。

……

亡き子来て袖ひるがえしこぐとおもふ月白き夜の庭のブランコ

続くよ続く、佐伯九段将棋サロン

2019-04-04 17:15:34 | 将棋


湘南地方で「佐伯九段将棋サロン」というのは、
有名である。
かつて鬼の住処、B級2組に長く在籍し、
現役時代も道場を開く、公民館で子どもを教える、
病院医師会の師範を務める、

広範にわたって普及に尽力した。

退役後も、
佐伯九段将棋サロンを主宰し、湘南地方の
有名な将棋所としている。

弟子も、

中村修九段
北浜健介八段
斎田晴子女流五段
高橋和女流三段
中村真梨花女流三段

と、多くの俊秀を育てた。

現在は30名程度の出席者で佐伯九段将棋サロン
を主宰し、
仲の良い、紳士淑女の集いの場所として
提供している。

ずっと続くことを熱望する声は絶えない。