富士山の絶景⑮~モノクロの富士~いぶし銀のように 2019-04-05 21:41:58 | 富士山 夜の富士山。 モノクロの写真に映る富士はまた、格別である。 黒い裾野、純白の上部。 重々しくそびえる。 前景に黒々とした湖。 四角いはしけ。 重厚な富士を象徴する写真である。
名歌鑑賞⑮~岡野弘彦~さくらふぶく、焼死体 2019-04-05 20:11:45 | 短歌 岡野弘彦。 歌会始め選者。 「鳥船社」所属。 歌集に「冬の家族」がある。 東京大空襲の時、 夥しい数の焼死体を片付けた体験がありという。 すさまじく花を散らす桜の前に、 人間は、ただ立ち尽くすしかない。 …… すさまじくひと木の桜ふぶくゆゑ身はひえびえとなりて立ちをり 湖になびく 梅津の糸桜 心にしみて生きたかりけり
富士山の絶景⑭~霧と舟人~ 2019-04-05 13:23:00 | 富士山 富士山は、山そのものが美しいだけでなく、背景や前景や取り合わせの妙で、変化を見せる、という面がある。今回は、霧に浮かぶ富士。そして、右の点景に小さな舟と船頭さん。自然と人事の混交。