名歌鑑賞30 与謝野晶子~金色の~ 2019-04-22 21:28:48 | 料理 与謝野晶子の次の歌は、 人口に膾炙するすぐれた 歌である。 …… 金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕陽の丘に 26歳の晶子が詠った歌。 銀杏の葉を小鳥にたとえて、美しく歌い上げている。 愛らしいイメージとともに大きな一樹の姿も 浮かんでくる。 晶子は、こうしたファンタジックな歌も多く作った。
短歌はこころの糧 2019-04-22 20:26:25 | 短歌 短歌を作り始めて1年になりました。 まだ、300首です。 詠むことは、思うにまかせません。 でも、 自分の感覚を磨いていくには、 絶好の分野だと思っています。 歌人の先輩の指導を受けつつ、 創り続けています。 …… はるかなる天の国なる園の中帰らぬ母あり逝きし父あり くらやみのなかをはいつつ生きるいみもとめておりぬ青かりしわれ ひと部屋に老年少年安らぎて駒音ひびく春の夕暮れ たまきはるいのちのさきのたゆたいのむねのなかなる春の浮き雲
対局日誌71 ~昇段の一局②~名実ともに 2019-04-22 11:06:51 | 対局日誌 地域将棋サークルにて1局指した。相手は、Nさん。久しぶりに指した。矢倉の将棋。互いに切りあい、押したり引いたり。1手の意味を深く考えながら指した。思い切って攻めこみ、一気につぶすことを考えたが、うまくかわされた。最後は、即詰みに打ち取られた。これで、Nさん、昇段。会の会長になったばかりで、名実ともにナンバーワンになられた。
対局日誌70 ~印象に残る対局~昇段の1番 2019-04-22 09:59:35 | 対局日誌 38年前、 わたしは、藤沢の湘南将棋道場に通っていた。 有段者となり、 小学校4年生のM君とよく指した。 彼も、だんだん上達し、 1級になっていた。 「奨励会に入るの?」 「才能ありません」 「どっちが先に奨励会にはいるかな?」 などと冗談を言いながら。 ある日、 静かに1局指した。 負けた。 実は、そのとき知らなかったのだが、 昇級の一番だったのだ。 M君は、初段になった。 師匠の佐伯昌優先生。 「おめでとう。」 そうだったのか。 昇段の1番を、わたしに指させてくださったのか。 自然に、 「ありがとうございます」 という言葉が出た。 ほんとうに、うれしかった。