
わが憧れのヒーロー山本五十六。
わたしは、非戦論者である。
だから、本来は、海軍の元帥であった山本五十六を尊敬してはいけないのかも知れない。
しかし、たまらなく憧れる。
戦前、戦中の人だから、軍人として大成した。
大将より偉い、元帥だった。
つまり、
天皇陛下の次に偉かった。
けれど、
だから尊敬するのではない。
彼が、ビジネスマンであろうと宗教家だろうとかまわない。
尊敬する理由。
①生涯学んだ。
②生涯純愛を貫いた。
①について。
戦前、飛行機の存在はまだ重視されず
むしろ、厄介者とみられていた。
山本五十六は、早くから飛行機の重要性を説いた。
しかし、パイロットとして養成されたのではない。
ところが、空軍の重職に就くや否や、
大改革を行って、
優れた飛行士を育てた。
それだけなら、
まあ、当たり前のことだ。
ところが彼は、
正式の訓練を受けないまま、
部下のパイロットから学び、
自ら猛勉強して、
壮年にして飛行機を操縦できるようになった。
飛行隊を率いて、皇居上空を飛んだ。
今のパイロットが知ったら、
腰を抜かすだろう。
そこが、好きだ。
②について。
不倫したわけではない。
しかし、
プラトニックな愛を死ぬまで貫いた。
このことは、詳しく書くと誤解を招くので、
これだけ、
書いておく。
山本五十六の特技は、
橋の欄干を片手で逆立ちして渡ること。
体の特徴。
小柄で、
指は8本しかない。
下半身に爆弾でできた200の傷をもっていた。
いずれも、日露戦争の時、受けた傷のためである。
山本五十六は、偉い。