めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

連載『夢からさめる』第4話

2014-12-06 11:00:10 | 連載駄文
◯ 高校生の男女が一言も話せず、ただうつむいて自転車を押して歩く土手の向こうに太陽が沈み夜が訪れると、県境にある事務所で男の死体が発見される。 発見時、男は床にうつ伏せに倒れ、すでに息はなく、しかし、ニタニタとうすら笑いを浮かべていた。 傷らしい傷はなく、事故か事件か、警察もすぐには断定ができない。 しかし、なんでこんなつまらない事務所で……と、従業員たちは恐怖する。 第一発見者の従業 . . . 本文を読む
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