めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

お留守番

2016-06-17 20:35:30 | ペン


小山駅の待合室で、ぼくは人を待っている。
窓から大きなコンクリート工場が見え、その向こうには最近できたばかりの商業ビルがある。それは4階だてのガラス張りで、入っている店はすべて蕎麦屋だ。
だから、ぼくがそのビルに入ることは一生ない。


次の日……。
家族はみんな朝から出かけてしまう。

家には、ぼく独りだけ……。

つまり、いわゆるこれが〝お留守番〟。




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