昨日までのうららかな気候がなりを潜めて、寒気が戻り3.11を迎えました。
関連死を含めると2万を超す犠牲者に、いまだ不自由な生活を余儀なくされている被災者の皆様には心より哀悼ならびにお見舞い申し上げたいと思います。
政府や各公共団体には、まず国民及び住民の生命や健康を何より優先し守る責務があることを深く肝に銘じていただきたいと強く願います。
戦争中ではなくとも、残念ながら報道統制という現実はあります。多くの国民が知らされないまま、臭いものに蓋をするがごとくに開示すべきデータが
一体どれほど隠避されているのか、それを全て把握している人はほとんどいないと言っていいでしょう。
しかし、繰り返しますが政府や各首長には国民ならびに住民の生命及び安全、健康を守る責務があります。
「ただちに影響がない」=安全、ではないことくらいもうほとんどの国民が察しているのです。
思い切った政策を打ち出すとなれば、票が流れ苦境に立たされること、すなわち下野する可能性まで政治家としては考えねばならないのでしょう。
けれどもその前に、一人の人間として、また良心を持つ政治家として彼らに自負があるならば。今有権者として票を投じることは出来なくても
いずれ我が国を背負っていくことになる子孫に顔向けできないような施策だけは選ばないでほしいと祈るばかりです。
地震と津波だけではなく、原発事故が追い打ちをかけたことで更に東日本大震災の復興への道のりの厳しさは深まっています。
目先の益を優先するのではなく、長期的に見て何が大切なのか。そのためには何をなすべきなのか。
安倍総理や政府与党のみならず、各公共団体の長、そして地域社会を形成する私たち一人一人も自己の利益のみを追求するのではなく
個々に考え各々が自らのなすべきことに真摯に邁進するべきであると改めて今日思いを至らせるのです。
3月11日。この日は決して忘れえぬ日として子々孫々に言い伝えるばかりでなく、自らの身と行動、生き方をも顧みる日としたいと私は思っています。
この国のかじ取りをする中枢の皆様方にもより一層高邁で建設的なお志を確かめる日としていただきたいと願ってやみません。
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