着付けの気づき

着付けの個人教室を行っている先生が、着付や着物に対するこだわりの思いを中心に語ります。

「ややこしや~ぁ ややこしや~」

2008-03-09 22:04:15 | 習い事
去年の12月から和裁を習っています。
元々何かを「作る」という行為が好きで、少しずつ形になっていくのがたまらなく面白いし、自分が着る着物も縫えて一石二鳥~
・・・なんてちょっと軽々しい発言ですね。
自由自在に思った通りの着物が縫えるようになるには相当な修行が必要なわけで、まだまだほんの序の口です。

その導入編とでもいいましょうか、今まさに苦労しているのが鯨尺による計測法で、「何尺何寸何分」というのが大体どの位の長さなのか、なかなかピンと来ないのです。
「・・・それって大体何cm位になりますか?」
の問いかけに
「○○cm位かしらね・・・。初めは仕方ないかもしれないけど、いちいちcmに換算したりしないで尺に慣れていかないと、かえってややこしくなるわよ。」
と先生。

実は私、中学と高校の家庭科の教員免許を持っておりまして、その取得に際し授業で「浴衣」の作り方を学び、実際にも作成しましたし、教育実習では「はっぴ」の作り方を教えてきた経験もあったりするのですが、自分が当時教わったのも、教えたのも寸法は「cm」でした。

メートル法に慣れ親しんでいる者に、身近に教えるにはそれでよいのかもしれませんが、やはり本格的に和裁を学ぼうとしているのだから、また、着付けの先生という立場からも、頑張って慣れていきたいと思います。

周りのお仲間たちは
「すぐに慣れるようになるわ!」
とおっしゃるけれど、なかなかどうして・・・。

狂言者の、野村萬斎さんのあのシーンが目に浮かんで、ついつい口ずさんでしまいます・・・。

「ややこしや~ぁ ややこしや~」 


川口着付個人教室
 http://www.wbcs.nir.jp/~yoko/

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