保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

[実録]ユーザー車検(当日編)

2010年05月14日 | クルマ販売と板金修理の実録

もう15年くらい昔のディーラーのサービスフロント時代
古い検査ラインは何度も経験したことがあるのですが
すべてが自動化された新型ラインに入るのは初めてです。

ちょっと緊張しながらの当日ですが、その顛末はこんな感じです。

1.陸運局の中に設置されている国交省天下り外郭団体の窓口で
3枚の用紙30円を購入すると同時に
手数料1700円、重量税40000円の印紙を購入、添付します。
どこに貼るかは窓口で教えてくれます。

2.記入テーブルでこの用紙にサンプルに従って記入します。
日焼けしていてよく見えませんでしたが
これも詳しく教えてくれますので心配は要りません。
念のため持っていった使用者(当社)のハンコを押す欄がありましたので
これは2度手間にならずに良かったです。

3.整備課窓口に全部の書類を提出してしばらく待つと
厚紙が1枚追加されて戻って来たらラインに並びます。

4.午後1番の検査ラインは結構、混んでいました。
ほとんどがツナギを着た業者っぽい人ばかりで
ライン上で戸惑って彼らに迷惑はかけたくありませんので
それぞれの器械で何をするのか、見学コースから確認をしてから
5、6台の列の最後に並び15分くらい待つといよいよ順番が来ました。

5.ラインに入る前に外観と室内を見て回る職員がいます。
何をするのか訊いたところ、シートの不正改造やシートベルトの確認
そして車体番号とエンジン型式のチェックとのことでした。
待っている間にすぐ後ろに並ぶツナギの方に
「ユーザー車検なのでよろしくお願いします」と一言ご挨拶すると
ずいぶん気が楽になりました。

6.“スピードメーターが40㌔になったらパッシングする”ところで
自分がアクセルを踏んでスピードアップすることが分からず
止まっていたら制御室から職員が跳んできて教えられた以外
頭上の電光掲示板とスピーカーの指示に従えばよいのです。

7.追加で添付された厚紙は、排ガス検査の後と
最後の下回りのハンマー検査の後の2回
横にある器械に入れて結果を記入されるものでした。

8.制御室で書類一式のチェック後、再度整備課に提出
呼ばれるのを待っていると新車検証が完成して
ステッカーが添付されて、これですべて終了です。

すんなりと受かってしまうとなんと呆気ないこと

普段は整備工場やGSで
あれだけうるさく言われるエンジンオイルなど見ることすらなく
前日悩んだ排ガス関係の七面倒臭い記録簿の10項目など
排ガス検査棒を突っ込んだデータだけで終わってしまったのでしょうか。


結局、適当にレ点を付けた点検記録簿など
どの時点で確認されたのかは判らず仕舞でしたので
これの役目はもしかしたら
せめてこの項目くらいは自分で点検しなさいよ、と言う
ユーザー向けの指針と思えばよいのかもしれません。

また、これはユーザー車検に限らず
実際の使用では気になるエアコンの効き具合や
バッテリー、セルモーターなどの電気関係はナビ、コンポを含めて
“蚊帳の外”ですので念のため。

過去に参考のためお客様(奥様)に同伴して見学させていただいた時は
“仕入れたまま何もしない”ユーザー車検の中古新規でしたが
光軸が(別途2700円で調整)だけで通ってしまったこともありました。

もちろん「それでよい」約束でお売りしたからです。

今回はディーラーでの分解完全整備を実施してから
僅か2㌔しか走っていませんでしたのでこれを利用しましたが
ユーザー車検は文字通り
ユーザーが100%の責任を負うことが前提ですから
今後も商品としてお売りする車を、整備もせずに車検取得して
安さだけをセールスポイントにする売り方は
ヤフオク出品を含めて当店ではすることはないでしょう。

今回、このページはずいぶん参考になりましたので
最後にご紹介させていただきます。




 

 

コメント
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