四足動物が腰を下した姿勢で
後足の爪を使ってよく鼻面を掻く動作は
獅子舞などでもよくマネされていますが
これが一般的にどう呼ばれているのか知りません。
ぺぺは7年前からその動作ができませんので
健常犬以上に顎や鼻付近を掻かれると首を長くして喜びます。
自宅や事務所の片隅の布団にもよく擦りつけていますが
仕事中のお茶の時間によく連れて行く草むらには
使い古しの玄関マットをそれ用に置いてあります。
草が伸び呆けの今頃の季節は
この玄関マットにさえ雑草が生い茂り
土と見分けがつかないのようになっていますが
そこでズリズリやるものだから
ぺぺの鼻面は草の汁で緑に染まってしまうのです。
もうじき15歳でその人生の半分以上を
こうした障害を持って暮らしていますので
こんな普通の犬が普通にできることすらできなくて
いまだにフビンに見えてしまう飼い主の余計な感情など
どこ吹く風の様子で今日も元気に草むらで遊んでいます。