黒のモノトーンに塗装された後期型スペースギアを出品しました
ツートンの下側を上側の色に塗装する、いわゆる腰下塗装は
実はかなり面倒な作業になるのは
2色の境目の“段差”の処理で
もしそのままにして下側色部のみ塗装すると
高圧洗車などで塗膜が吹っ飛んだりしますので
これをなくさなければならず、キチンとした仕事では
基本的にはそのパネル全面を塗装することになるからです。
つまりはボンネットやルーフ、バンパーを除いた
“ほぼ全塗装”になることが多く、金額も高額になるため
板金塗装工場を併設した時期でもこの作業の記憶がないのは
お見積りを提示しても実際の作業依頼は来なかったためでしょう。
そこまでしてツートンをモノトーンになさりたい方は
白と黒のクルマに多かった気がしますが
特に黒一色は実際にツートンと並べて見ますと
そのカッコ良さは一目瞭然で分かります。
同じように難儀な作業に
標準装備の“ストライプ剥がし”があり
特にストライプと言うにはあまりに大きな模様風のものは
剥がした痕を完全に除去することはほぼ不可能で
これも塗装するしか方法はありません。
前ユーザーはこの2つを兼ねて高額な費用を払われたのでしょうが
オーバーフェンダーまで装着、かつ全てのエンブレムまで除去されて
精悍な感じの外観と、それに負けず劣らず嬉しいのは
RV車に多くみられる室内の荒れた感じが見当たらないことです。
世の中にそう何台もないと思われる
オールブラックのスペースギアの出品ですので
皆さま、どうぞよろしくお願いします。