上の娘ファミリーに女の子が一人増えたのは一昨日のことで
孫の数はこれで4人となりました。
ご苦労さまでした
今回は彼女にとっては初の異国の地での出産ですが
さまざまな話を聞くにつけ、「ALWAYS、三丁目の夕日」の舞台になった
“日本の古き良き昭和30年代”を連想させる生活環境のようで
親密な結びつきのご家族、ご親戚の方々と
優秀な女医さんに見守られて終始、安心して臨めたと言います。
みなさま、ありがとうございました
一部の過激派政治分子ばかりが取り上げているために
誤解されている部分がかなりあって
ごく普通の庶民の生活の様子が
正確に伝わっていないことは残念なことですが
こうして幸せに暮らす彼女の様子を見て
先進国とか開発途上国とかの「先進」や「開発」とは
物理的な便利さ、豊かさを除いたら
精神的な幸せとどう関わりがあるのか、と
改めて思えてなりません。
かつて日本は、現代の日本文化の基がほぼ完成した江戸時代を
「維新」の名の下に否定して、あらゆる欧米の真似をすることによって
「富国」を目指したのですが、最初の政策は明治、大正、昭和初期の「強兵」で
倒幕から僅か50年で他国を侵略、その後30年は 戦争に明け暮れ
結果、多くの国民を死に追いやった後はそれを「経済」に変えて
武力ではなくお金で他国を侵略する「経済戦争」により
“大国”への道を突き進み65年…。
明治以降、終始一貫していたのは
「国が経済的に豊かになれば人も幸せになる」
の思想だったのでしょうが本当にそうなのでしょうか
260年もの長きに渡って天守閣さえなくて済む
平和な江戸時代に暮らした我々の祖先が
少なくても他国を犠牲にすることなく
現代に残るほとんどの文化の完成を見たのですから
精神的に貧しかったはずがないのではないか…
そしてそれ以降、物理的豊かさを追求するあまり
日本人の心を形に表す文化に
何一つ新しいものが生まれていないのではないか…。
そんなまったくの独断と偏見から私は
明治維新の立役者達を一方的に英雄視
下手をしたら時代劇の勧善懲悪風に
作り上げられたドラマを見ることはまずありません。
とまあ、娘の出産をネタにこれだけの講釈を垂れるジジイは
なにはともあれ、私の親父の孫の数4人と
5、6歳若い年齢の61歳で並んだことになったのです