奥歯4本をインプラントにして以来、案内はがきに基づいて6カ月毎に
Kデンタルクリニックへ“メンテナンス”に行っていますが
今回はやや間が空いておよそ10カ月ぶりになってしまいました。
機械的な保守点検という意味合いのこの単語が使われることに抵抗を感じつつも
実際に身体に金属が埋め込まれているのですからしょうがないのでしょう。
やることと言えばインプラントの埋め込み個所をX線撮影し
骨との接合に異常がないか確認し
かつ、歯の部分を小さな専用ハンマーで叩いて緩みの有無を調べるのです。
もちろん全体の咬み合わせもその都度チェックされます。
さらに、先端が針のような器具で全ての歯周ポケットの深さを計り
出血の有無も検査され、歯垢の除去と歯周ポケットの中のクリーニングを
してもらいますので、毎回3週間で3回の通院をし掛かる費用は大体5千円程度です。
おかげでインプラントを装着した直後は最大で11mm
歯周病と診断される5mm以上も数カ所あった歯周ポケットの深さも徐々に改善し
今では全て2~3mmの正常値になっていて、64年間の人生でここ数年が
歯を含めた口の中の調子が一番良い日々を過ごせています。
今回のメンテナンスでも、最初の出血の検査は6か所でしたが
クリーニング後1週間では2ヶ所に減りましたので
歯科衛生士の I さんに磨き方はバッチリですと褒められました。
I さんは1年ほど前に結婚して「Kさん(先生とは別)」に変わっているのに
ここでは誰も「I さん」のままで「Kさん」とは呼んでいないので私もそうしています。
このI さんでさえ出血は2ヶ所あり、歯磨きだけでこれを0にすることは
ブラシの先端が歯周ポケットの奥まで届くことがないためかなり難しく
だからこうして定期的に高圧洗浄でクリーニングする必要があるのだそうです。
ちなみに、雑務をこなす歯科助士と違い、国家資格であるため医療の補助や
磨き方なども指導する歯科衛生士の女性の歯は事前に必ず拝見させてもらい
信用度の参考にしていますが、I さんを含めて皆さん、とても綺麗な歯をしています。
こうして私にとっての歯医者は今や、昔のように虫歯の時だけ顔を出すのではなく
歯周病の予防と適切な咬み合わせを維持することで、食を中心にした
快適な生活を送るために必要な大切な場所になっているのです。
5年前に磁石式の入れ歯が開発、実用化されていることを知りました。
健康保険は“適用外”なのでインプラントと同額または
それ以上の費用がかかるようですが、これも具合は良さそうですね。