現在の住居に移り住んでから始めた
無農薬・有機栽培による自給用の野菜作りも3年目
それ以前からの“既成事実”だったので見落としていたですが
年に10回近くも行われる周囲のリンゴの消毒がどうも気になり出しています。
無農薬栽培が夢物語とさえ言われるほどに難しいらしいことは
最近の映画「奇跡のリンゴ」でも分かります。
(観てはいませんが…)
私の畑は東西南北をこのリンゴ畑に囲まれていて
特に50m程離れた東隣りのKさんのリンゴの木とは間に遮るものがなく
さらに広大な畑なのでSS(スピードスプレーヤー)を使って大量に噴霧していますので
この辺りでは東寄りの風があまり吹かないとは言っても
消毒薬が全く飛んで来ないことはないはずです。
またそれ以上に、南側のBさんとはすぐに隣接しているのですから
こちらは高圧スチーム洗浄器のような手持ちの器械により噴霧しているとはいえ
これから夏にかけて多い南風に乗って降りかからないわけがありません。
私自身はもちろん、なんらの薬品も使ってはいません。
しかし、“受動喫煙”ならぬ“受動消毒”でも「無農薬」と呼んで良いのでしょうか。
また、薬品を使う場合は
収穫の1カ月前には散布を止めるという話を聞いたことがあります。
でも、私が作っている野菜たちの収穫時期はバラバラなのですから
そんなことを守れるはずもないわけで
薬をかぶった直後を口にすることがないとは言えないのです。
大体からそんなに多くの回数噴霧するリンゴの消毒薬って
どんな種類のものなのでしょうか?
これはちょっとばかり勉強しないといけない思いに駆られているこの頃です。
ところで、梅雨のこの時期、かなり厚く敷き詰めた草マルチをめくると
マルマル虫やナメクジを中心に多くの虫たちが生息していますし
ブロッコリーやカリフラワーに付いたアオムシはしょっちゅう手で捕殺しています。
そんな一昨日、畑のすぐ脇の雑草地の草の中を必死に歩く
体長7~8cm超、私の中指大の毛虫を見つけました。
こんなデカイのを見たのは初めてかも…。
“丸見え”では上空を数多く飛びまわっているカラスに襲われるので
クルミの木の下に移してやったら30分もしないうちに
高さ2m程にある枝の先っぽの葉の間に身を潜めたのでした。
こうした虫たちと共存できる環境の中で野菜も育つ農法を採りながらも
被害をもたらす一部の虫などは何のためらいもなく殺したりするのですから
人間様は勝手なものだと思われてもしょうがありません。