幼少の頃は今時の台所には必ずある換気扇などもちろんなかったわけで
店舗兼住宅の洋品屋部分に煙と匂いが漂っていかないよう
脇の小路に七輪を持ち出してサンマを焼く手伝いをさせられました。
イワシやサバを焼く時はそうではなく
1口のプロパンガスコンロを使っていた記憶もあります。
そう言えば当時
我家のガスボンベは大小を問わず全てポンと室内に置かれて
適当にホースで繋いであっただけだったのは今考えると恐ろしい話です。
その他、日常的に商品が送られてくる使用済み段ボールを燃料にして
米を炊きながら周りの空間で湯も湧かせる2口の特注銅製カマドがあって
すぐ燃え尽きないよう付きっきりの火番をよくさせられたものです。
七輪の炭、掘りコタツの練炭、さらには小学校のだるまストーブなど
面倒な火起こし作業も当時は上手かったのですが
現代社会ではアウトドア以外でそれを発揮する場所はなくなりました。
着火剤などという便利なグッズまで登場し
何の苦もなく火が起こせてしまいますので、昨日の昼食は快晴の中で
二女と孫2人を呼んで七輪そのものの構造の鉄製グリルを使い
真夏のバーベキュー以来の屋外で炭焼きサンマを楽しみました。
中国や台湾でのサンマブームが影響して値上がりし
普通は1尾150~200円のものが特価98円だったと女房が10尾購入
若干塩をふり過ぎたきらいがあったので大根おろしの醤油だけでちょうど良く
焼き立てを2尾、美味しくいただくことが出来ました。