「ミューズ林田ピアノ教室」の林田です。
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年中さんから通っているYさん。
高校2年の今は、勉強・部活・ピアノと精力的に吸収真っ只中!
その好奇心と「もっともっと」の気持ちはスゴイです。
大学受験も視野に入れ、コンクールにも積極的にも挑戦中!
ショパンのソナタ第2番「葬送」の1楽章を勉強中です。
彼女のレッスン風景は過去にも何回か書いて来ましたので↓
今日のレッスンでは、7月下旬~8月上旬にある一次予選に向け、
曲の仕上げと通し練習にポイントを置いたレッスンです。
技術的には、かなり楽に弾ける様になってきました。
が、ショパン独特のロマン派の雰囲気や音色やハーモニーの移り変わりなど
「音楽的」に作曲家の思いを表現するまでに仕上げないと・・・
例えば↓ これは曲の冒頭ですが、左手のオクターブをたっぷろりの「音の響き」でスタートするのはとても難しいのです。
次は↓ この黄色の吹き出しの所でフレーズが分かれます。
声楽で言えば、「息継ぎ」の部分に当たります。
これを打楽器であるピアノでフレーズの終わりと、新しいフレーズのスタートのフレージングを弾き分ける難しさ。
次は↓ 赤の丸の中はフレーズの最後の部分。
一番最後の音の「ミの音」は、本来なくても音楽的にはOkなのですが、
この音を最後に入れる事により、前の音との交じり合いが生まれショパン独特の「響き」が生まれるのです。
これをどの様に表現するのか・・・?(演奏者により違ってきます)
次の2枚は↓ ×の印の前と後では音符の数が違うのがお分かりになりますか?
(左側の箱は何となく♪が多く、右側の箱は音符の数が少ない)
これは、音符の数が多ければ速く弾く事を意味し、
音符の数が少なく、長く伸ばす音(ロングトーン)でメロディーが構成されている事を、意味します。
それが、この様に次々順番に表れてくると、その引き分けがとても難しくなります。
そしてこの様に↓ ff(とても強く弾く)で弾かなければならない時には、
右手のメロディーだけでffを表現しようとしても無理が生じます。
ピアノの中に張られているピアノ線の「張力」の物理的な要素も考えて弾かなければなりません。
つまり、低い音(ピアノ線が太く・長い)を受け持つ左手の強さと音量を利用するバランスが求められます。
この様にピアノの物理的な要素を考えながらも、音色・ハーモニーなどを作曲家のイメージに近づける「想像力×創造力」が求められるのです。
。。。。。。。 Let's Try 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。